カテゴリ:道具:フライパンや鍋( 102 )

究極の土鍋

自在道具の香味鍋、ほんと蓄熱すごいです。
いったん温めると、果てしなく長い時間、沸騰してます。
ガスコンロにのっけてるみたいですが、違います。
鍋敷きの上で8分くらいグツグツです。

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今月の末まで、香味鍋と香味飯鍋のフェア中です。土鍋の本をプレゼントしています。
単なる土鍋でなく、揚げ物以外はステーキも焼けるし、ケーキも焼けるのでほんとに幅広くいろいろ使えます。小サイズは湯豆腐だけを作るのにも大きすぎないサイズで、まろやかにふっくらできて、とても美味しくなります。
とはいっても、大変人気があり、香味鍋小は残り5台、大は3台しか在庫が残っていませんので、今年中にほしい方はお早めにどうぞ。


by kitchenparadise | 2017-11-16 23:27 | 道具:フライパンや鍋

鋳物琺瑯鍋はメーカーよってどう違う?(ストウブ・ルクルーゼなどの違い)

ル・クルーゼ、ストウブ、シャスール、バーミキュラのような鍋を「鋳物琺瑯鍋」といいます。分厚くて重い鋳物(鉄を溶かして固めたもの)にホーローコーティングしたものですね。ブランドによってどう違うかとよく聞かれます。

まずカタチに違いがあるのはお客様の好みです。例えばストウブは、ル・クルーゼより同じサイズでも底面が少し小さく、逆にシャスールは底面が広く寸胴です。バーミキュラは蓋と本体に同じようにサイドに取っ手があります。

色も各社特徴があります。ストウブは黒やグレー濃いレッドが人気です。内面は黒ですので汚れや剥がれが目立たない反面、例えばバターやオリーブオイルなどの色味がわかりくくなっています。ほかのメーカーの内面は白やクリーム色などで素材が映えますが、逆に汚れたら目立つでしょう。きれいに使いたいものですね。バーミキュラはパール加工もあります。好き嫌いですが。

これらのメーカーで最大の比較すべき点は、実は色はカタチではありません。

「無水調理の能力」です。

無水調理とは、水分を入れず食材の含まれている水分だけで行う調理です。 ( 水分が少ない素材に関しては少しだけ水や出汁、酒などをいれることもある)
ほぼ水分を入れないので、ビタミンやミネラルの損失が少なく、うまみが保持され美味しくしあがります。ラタトゥーユなどはまさに無水調理です。

各社の鋳物琺瑯鍋は、水蒸気が外にでないようないろいろと工夫を施しています。
蓋を重くしたり、本体と蓋の隙間をできる限り少なくしたり、ストウブやシャスールでは蓋に突起を作ってます。これは水蒸気が突起にぶつかってまた水滴になるからでです。ストウブとバーミキュラは重く、蓋と本体の隙間はバーミキュラが一番精巧です。

無水調理の能力というのは、水分なしでどれくらい無水ができるかという能力なのですが、比較すると、ル・クルーゼはややほかの3社より劣っています。本体も蓋もやや軽く、フタに突起がなく、蓋と本体に隙間があるので水蒸気が逃げやすいのです。とはいってもそんな時は少しだけ水分を足してあげればいいわけですが。

無水の威力をお見せします。
ストウブで小さなリンゴ4個を水なしで無水調理しました。 
 
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30分の無水調理でした。例えばリンゴ1個で無水調理する場合は、弱火20分で蓋をあけませんが、今回は小リンゴ4個なので20分経っても水分が多すぎるので蓋を開けました。無水調理を極めた鍋なら、弱火を守れば一滴の水もなく蒸し煮することができます。甘くておいしくて砂糖要らず。ストウブは能力が高いですが、バーミキュラやシャスールでも同じ程度に水分を保持できると思われます。もうひとつ、かぼちゃです。イモ類は水分が少ないので少し水分をいれます。
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こんな少量でも、ほくほくカボチャができるのが無水調理の魅力です。無水の威力が高いと、「焦げたかな?」と思わずに、安心して弱火にかけっぱなしにすることができます。
りんごはこのようにホーロー容器にいれて、朝食のヨーグルトにかけたり、おやつで食べたりします。お嬢がこれが冷蔵庫にはいっているととても喜んだものです。
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唯一日本製のバーミキュラはこの無水調理ために工夫しているほか、鍋面にも工夫をしています。
鍋底をリブ状にすることで食材の接地面積を最小限にし、過剰な熱の伝達を抑えています。実は私としてはこれが使いにくいと思っています。リブ状にすると調味料がリブの隙間にたまるので煮汁が回りにくいし、焦げるときも隙間が焦げます。洗いにくいのです。スープだけを作るとか無水だけをするならいいのですが、ご飯を炊いた時もリブの隙間に入っちゃうのでね。オールランドに使うには鍋底は平らがいいですよねと松田美智子先生とも意見が一致したところです。バーミキュラさん、どうでしょ。
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キチパラでは、おすすめの鋳物琺瑯鍋、シャスールとストウブを販売しています。
いまだけお買い得価格で限定品があります。HPをご覧ください。キッチンパラダイスの鋳物琺瑯鍋のページへ。
by kitchenparadise | 2017-11-13 12:50 | 道具:フライパンや鍋

琺瑯鍋でリンゴを蒸して

私は、銅鍋、ステンレス鍋、中華鍋といろいろ使ってますが、琺瑯鍋はだいたい毎日かかさずキッチンに登場します。
私が言う琺瑯鍋は「厚手の鋳物琺瑯鍋」のこと。カレーやシチュー、ポトフなど一般的な料理から、おでんの下茹でや肉じゃが、煮物、スープなど何にでも使えておいしくできます。

琺瑯鍋といってしまうと、琺瑯用鋼板の上にホーローがけしたものも琺瑯鍋といいますよね、軽量のホーローのミルクパンなんてのも琺瑯鍋のひとつです。一方、ルクルーゼやストウブ、シャスール、バーミキュラのような鍋は、鉄を鋳物に流し込んでかたどったものにホーローがけをしているので「鋳物琺瑯鍋」と言われています。またおなじ鋳物でも、少し薄く作っているのもあるのですが、薄いと蓄熱性にやや欠けます。
つまり「琺瑯鍋」には「薄い鍋」と「鋳物琺瑯鍋(すこし薄い)」「鋳物琺瑯鍋(厚手)」と、大きくわけて3つあるといっていいでしょう。

私のおすすめは厚手の鋳物琺瑯鍋。琺瑯でなくても南部鉄の鋳物鍋でもいいです。とにかく厚みがある鉄の鍋があると料理にはとても便利。自由度が高いのです。
ちなみに肝心なのは厚みと蓋の重さです。また南部鉄器と鋳物琺瑯鍋を比べると、鋳物琺瑯鍋のほうが酸や塩分にも強いので長い時間保存がいれたままで保存ができるので便利。逆に南部鉄器などの鋳物鍋は剥がれる心配はないともいえます。

厚手に鋳物琺瑯鍋の特徴は、蓄熱すること、蒸気が中にこもるので無水調理が可能だということ。
無水調理の何がそんなに美味しいのかな?って思うかもしれませんね。無水調理になれない人には、その美味しさの違いがわかりにくいかも。

ちょっとりんごで試してみましょう。

りんご3個を厚手の鋳物琺瑯鍋にしきつめます。シナモンでもいれて香りをつけましょう。鍋のかさの1/3は必要でしょう。本来は1/2以上が理想。蓋をして中火にかけます。

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鍋が温まったら弱火にして20分。一度も蓋は開けないでおきます。20分たったらオープン。
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砂糖をいれていませんのでジャムとは呼べませんが、言うならば「りんごの蒸し煮」です。水分は入れませんが、リンゴから蒸発する水分で鍋内は100℃以上になります。弱火なら蒸気が外にでないので、りんごの水分でりんごが蒸されることになるわけです。

私はリンゴが手に入ったらいつもこうやって蒸し煮しておきます。ホーロー容器にいれて3.4日はいろいろ使います。
朝はヨーグルトにまぜたり、砂糖を加えてジャムにしてパンにぬったり。
おやつではアイスにまぜたり、パウンドケーキやクレープに挟んだりもします。
夕食では豚肉で巻いて焼いても美味しいですし、ふかしたサツマイモとまぜてサラダにしたりすると子供に喜ばれたものです。

水分を足していないし味付けもしていないので、リンゴの味、うまみがよくわかります。凝縮した感じです。これが鋳物琺瑯鍋のよいところ。りんご以外でもこの蒸し煮はできるので、ぜひいろいろ試してみてください。
ポイントは、鍋にたいして量が少なすぎると水分が蒸発しきってしまうので気をつけることです。


by kitchenparadise | 2017-11-09 10:30 | 道具:フライパンや鍋

鉄のフライパンはこう選ぶ

前回、鉄のフライパンのくっつかない、さびない方法を簡単にご紹介しましたが、今日は鉄の厚みについて。

どんどん売れるフライパンは、だいたい軽いプライパンです。フライパンでなくとも重い物は売れにくいのです。

ですから、鉄のフライパンも万人受けするように軽く薄く作り、しかも使い勝手のよさげなエンボス加工みたいにしてしまいます。
(鉄のエンボス加工は使い勝手悪いと私は思っています)
そうすると、鉄を使った方は「鉄って意外と焦げるよねー。」という感想になるのです。

いやいやいや、そうじゃないんです。すべての鉄が焦げやすいわけではないのです。

料理法によって厚みと形状を使い分けると、焦げずに美味しく仕上がります。

チャーハンやホウレンソウなど、火の通りやすい食材の炒めものに使うなら、多少薄く軽くてもいいんです。1.2mmや1.4mm。中華鍋にしろフライパンにしろ、あおることが多いのでちょっとだけ深さがあったほうが炒めやすいかもしれません。ベーコンやウインナー、卵などもいいですね。
しかし、このような薄くて軽い鉄のフライパンでハンバーグや根菜のソテー、チキンのソテーなどをしようものなら、焼きムラになり焦げることが多いのです。蓄熱性が無く、温度が一定化しないため温度調節が難しく、中に熱が伝わりにくくなります。
表面は焦げるのに、中には火が通っていないといことが多くなります。

これより少しだけ厚みがある鉄のフライパンを使ってみてください、1.6mmほどの厚みがあると、鍋をあおるには確かにちょっとだけ重いと感じますが、その分、揚物などには温度が一定になり便利です。お肉を焼いたりしても、少しはうまくいくようになります。
炒め物にもよく、焼き物にもまぁまぁです。

もっと厚みがあるフライパンは2mm、2.5mm、3mmとあります。厚みがありすぎて中華鍋にはなり得ません。もう鍋をふる大きさではないですから。
この厚みは、完全に「焼く」ようです。軽く鍋はふることはあっても、チャーハンを作るとときのように動かすことはなくなります。

厚みがあればあるほど、ハンバーグやステーキ、根菜をソテーにする、鶏肉をじっくり火を通すなどなどに向いてきます。中火以下でほったらかしにしても、軽く中に火が通ります。火加減の調節をしなくてもいいのです。

フライパンは重いからいいとか悪いとかではありません。中に短時間で素材に熱を通してジューシーにしたり、分厚いポテトをほっくり食べたいなら「厚みのあるものを選ぶ」のが大事で、炒め物にしか使わない方は「薄いものを選ぶ」こと。

鉄は買えば一生モノです。道具に任せて美味しくできるものをぜひ選んでください。



今週から厚みのあるマトファーのフライパンのSALEが始まります。少々お待ちくださいね。










by kitchenparadise | 2017-10-16 07:30 | 道具:フライパンや鍋

鉄のデメリットを解消する3つのこと

私たちがフライパンに鉄を使うのは、 「重い」「さびる」「くっつく」というデメリットより、
「美味しくできる」「料理が早くなる」「一生ものである」という素晴らしいメリットが大きいから。
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少し分厚いフライパンを使うと旨味が中に凝縮されて美味しいし、火の通りも早い。フッソ加工に比べると断然耐久性があり、どんなに古くなっても再生すれば一生モノ。
ただ、その良さを知らないと、「軽くて錆びなくてくっつかなくて、安いフッソ加工でいいや」という話になるわけです。

ん~もったいないですね。

そこで、美味しさや料理の早さ、一生モノをわかっていただく前に、これを説明しましょう!

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覚えて損はない!

鉄のフライパンをさびさせない、

素材がくっつかないという

簡単な方法です。


①買ったらまず油慣らしをする

油慣らしとは、「鉄に油をなじませる方法」です。キッチンパラダイスでは、店頭では方法を説明して、取扱説明書をお渡ししています。空焚きして汚れをとることと、油だけをいれて鉄を温めたり、イモの皮、あるいは野菜のくずを多めの油で炒めたりする方法もあります。

しばらく使ったフライパンがくっつきやすくなったら、いったん汚れを落としてまた油慣らしをすると有効です。

②洗剤で洗わない。汚れがひどい時はお湯で洗う。

せっかく油慣らしをしても、いつも洗剤で洗うと油がすっかり取れてしまいます。汚れが気になる場合は、熱いお湯で洗うほうがいいでしょう。鉄のフライパンでお湯を沸騰させて熱いうちにこすると汚れが取れます。洗剤で洗った場合は、いったんコンロで温めて油をなじませた方が、さびずにくっつきにくくなります。

③必ずコンロで温めてから収納

鉄のフライパンは、ふきんで拭くだけでは水気はとれません。しっかり油がなじんでいる鉄はそれでもヘッチャラですが、コンロで温めてると、あとはふきんで拭ききれない水気も余熱で飛ばしてくれます。そうすると錆びません。

④おまけ:サビが気になる所に収納する場合は、油をうすく塗ったらいい

私はしっかりコンロで乾かして冷めてから収納して油は塗りませんが、さびません。いつも使っているからもあるでしょう。
たまにしか使わない方や、湿気が多い場所は油を薄くぬるのは有効です。


来週から、マトファーのフライパンの30%OFFをスタートします。私が18年間愛用している分厚い鉄のフライパンです。まずは小さめのから始めてみてください。鉄の良いフライパンが1本あるだけで、美味しさの違いがよくわかると思います。

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おしらせ:松田美智子先生の11/2(木)のラボ講座に1名空きがあります。ご希望の方はお早目にどうぞ。詳細はこちら

by kitchenparadise | 2017-10-14 12:22 | 道具:フライパンや鍋

この3つを覚えれば、鍋でご飯が炊けます

一般的には炊飯器でご飯を炊く方が多いでしょう。
最近はちょっとお金を払えばとても上等な炊飯器が買えます。実家もそのお高い炊飯器を購入。確かに比較的安価な炊飯器と比較すると格段においしいのですが、それでも我が家で炊飯したほうが美味しいんですよねえ。

理由は簡単で、土鍋だからです。やっぱり土鍋は美味しい。
予約と保温ができないだけで、この美味しさは手放せません。
まわりに、なぜこんなに美味しいのに土鍋で炊かないのかと聞くと、だいたいは「難しそう」とか「鍋で炊けない」とか言います。

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鍋でご飯を炊くのは簡単。3つです。

土鍋に限らず、どんな鍋でも炊けます。

お米のとぎ方や道具についてはここでは問いません。

①沸騰するまでは10分をめど。

沸騰までの時間は、何合炊くかと鍋の素材や厚みでもずいぶん違います。そのお鍋で炊いてみて、1合なら少なくとも7分くらいはかかるように中火以下に、逆に5合なら超強火にしても10分では沸騰しないかもしれません。2合なら10分くらい、3合なら12分くらいには沸騰するように調整してみましょう。(慌てて沸騰させるより甘みがでます。あくまで私のやり方ですが。)

②高温を20分以上保つ。

一般的土鍋なら10分間弱火、10分蒸らし。

薄い鍋なら20分ずっと弱火の場合も。


ご飯はどんな鍋でも炊けます。ようは、沸騰前から余熱までの時間で「高温20分間を守る」ことと、その間にすっかり水分を蒸発させることがお約束なのです。高温をどう厳守するかは、鍋の厚みや素材で変わります。「はじめちょろちょろなかぱっぱ、赤子泣いても蓋とるな」と昔から言われるのは、竈で比較的おおめのご飯を炊くときの様子でしょう。例えば厚みのある土鍋で3合炊けば、温まるのが遅いので自動的に「はじめちょろちょろ」になります。

人気の土鍋「かまどさん」なら、勢いよく沸騰したらあと強火のままで2分で火を消していいのです。それでも余熱で高温が保てます。
一般的な分厚い土鍋なら、勢いよく湯気がでたあとは超弱火で8分~10分くらい。その後の10分は余熱で高温を保てます。土鍋なら遠赤外線効果でまんべんなく美味しく炊けるこます。(沸騰前から95℃以上になっていると考えて、20分の高温が成立しています)

薄い鍋でも炊けます。その場合は余熱が期待できないので、弱火か中火で高温を保ちながら最後まで炊きます。特に軽い蓋だと余計な水蒸気が外に出るので水は1割くらい多めしたりして工夫します。20分高温を守れるように弱火で調節してください。

③おこげはどうするか、蒸らし具合はどうするか、お好み次第。

水分がなくなってくる途中では、カニのように泡がプクプクでてきます。そのうちかに穴がはっきり見えるようになり、最後は鍋の端からごはんが浮いてきます。この先はさらに水分がない状態で約10~15分は高温を落とせないので、蓋は開けてはいけません。

水分がなくなってから、いったん強火にすると、おこげができます。あとは高い温度のまま蒸し時間です。


さぁ、あなたの鍋でやってみてください。1合なら25分から30分。2合ならちょうど30分で出来上がります。

キチパラスタッフはみんな土鍋で炊けます。いつでも詳細は聞いてください。

by kitchenparadise | 2017-10-05 08:00 | 道具:フライパンや鍋

銅鍋の磨き方

10月末まで秋の銅鍋フェアを開催しており、初めて使い始めた方から「かなり汚れたらどうすればいいのですか?」と聞かれるようになりました。
確かに銅製品は、買う時はピカピカに光っているので、使い始めた途端に色が黒ずんでくるので残念に思うが多いようです。

そんなことはありません。時間が経過して、40年50年と使い続けている銅鍋は、置いておくだけでも素敵で、味があります。
基本的には、銅は変色するものとおもっておいたほうがいいと思います。
普段は普通にスポンジで洗い、火にかけて水分を飛ばして、冷めてから収納します。

今日は、かなり汚れてしまった銅鍋の磨き方を説明します。
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酢に塩を溶かして、スポンジを浸しながら鍋を拭きます。単なる変色はこれできれいになります。
新しい酢を使わなくても柑橘系のレモンやだいだい、かぼすなどがのこっていたら、それに塩をつけて拭くのもいいでしょう。ただし、塩がしっかり溶けるのは、あらかじめ鍋を温めておく必要があります。しばらくお湯を張っておくか、お湯を入れたまま側面を拭くといいでしょう。
何週間も黒ずみをそのままにしていると取れにくくなるので、ピカピカにしておきたいという方は早目に磨いたほうがいいようです。

銅磨きも販売されていますので、それだととても早いです。銅の玉子焼きをさっと磨くだけで、こんなに効果があります。↓
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効果的な磨き方のひとつに「梅干のシソ」があります。
写真のように、黒ずんだ銅でも、温めた鍋にシソを置くだけでマジックのように色が金色に変わります。

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写真は、梅シソで鍋を拭いている写真です。色が金色に変わっているところが拭いた箇所、下のほうはまだ拭いていないので変わっていないのが分かると思います。

磨いた後はすみやかにお湯でキレイに流してください。塩分が鍋に少しでも残ると、変色したり、その部分だけ溶けたりします。お気をつけください。
また、鍋の水分は緑青の原因になるのでしっかり取り除いてください。
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洗った後は、火にかけて水分を飛ばします。
その場合、錫引きの錫が(融点が230度)溶けないように細心の注意を払わなくてはいけません。

使わずにしまっておく場合は、水分をふき取ってから新聞で包んでおきます。湿気を吸い取るためです。


触ってみて、ススのような付着がある場合は、その部分だけクレンザーを使うか、目の細かい金タワシか布タワシで磨きます。強く磨くと傷がつきますので、底などで試してみてください。


銅製品でご不明な点はお問い合わせください。現在秋の銅フェアでは、10/31まで年に一度の割引価格で販売中です。

キッチンパラダイス 福岡市中央区白金1-1-14 http://www.kitchenparadise.com
092-534-6311 お問い合わせメールはこちらです。
by kitchenparadise | 2017-09-30 14:13 | 道具:フライパンや鍋

銅鍋の生産中止に思う

9/8から銅鍋のフェアをスタートします。

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にもかかわらず、なんと、桧山先生や私も愛用している厚めの錫引き銅鍋(ソテーパンとソトーズ、キャセロール)は数えるほどしか日本に残っておらず、今後は輸入中止どころか本国での生産が中止だそうです。
今回のフェアのために全てキチパラで買い取りました。(一部の業務用は除きます)

フランス・マトファー社の錫引きの銅鍋はいま世の中にあるもので終了。

確かに銅は、スマホやPCなど機器の部品や工業用が増加して価格の上昇傾向が続いています。それを鍋に使おうなんていうのが勿体ない時代にはなってきているのです。それに近年、銅は一般家庭での需要は全く減りビジネスとして成り立たないわけです。

その最初の影響が錫引きの銅鍋。ステンレス引きの銅鍋はまだしばらく存在すると思います。
錫引きを使いこなせる人が一般家庭人はおろか、シェフにも少なくなっているようです。

ちなみに、錫引きとステンレス引きは使い勝手が若干違っています。錫引きのほうが油なじみがよく、ステンレス引きは油は全く吸いません。そのかわり錫引きは230度までしか使えず、ステンレス引きのほうは何度でもオッケー。

まとめると、
錫引きは、銅の良さが最も伝わり理にかなっていて価格もやや買いやすい。そのかわり使い方を知らなくては劣化する。
ステンレス引きは、錫より少し劣るけど、高温に強く汚れにくい。価格は圧倒的に高い。
というわけです。

使うのが面倒(だと思われている)錫引銅鍋が消えていくのは時代の流れで仕方ないのでしょうか。
理にかなった鍋がなぜ生産中止になるのか、納得はいかないですね。
本物が消えていく時代ですよ。本当にもったいないことです。


8日からのフェアでは、工房アイザワの銅鍋を10%OFF、生産中止が決まったマトファー錫引銅鍋は20%OFFで販売します。
とても貴重な最後の20台になるのですが、できればご家庭に銅鍋を残したいと思う方の手に届くように、あえてお安く販売したいと思っています。8日までお待ち下さい。

追記:マトファーの錫引銅鍋はこれで販売終了ですが、ステンレス引の銅鍋は、マトファー、モヴィエルなど日本でも販売されています。




by kitchenparadise | 2017-09-06 12:38 | 道具:フライパンや鍋

鉄のフライパンの再生

汚れがこびりついた鉄のフライパンはどうしたら再生できるのか、昨年ご紹介しましたが、改めて。20分くらいでできます。

こんな風に、とくに側面に汚れが付きますね。フライパン、中華鍋もそうでしょう。再生していきましょう。
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側面は油をよくなじませないので、調味料や脂分が残りやすいのです。

まず空焚きして、不要に付着したものを炭化させます。強火で。白煙がでるので換気扇をまわしてください。
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新聞紙を広げた上に置いてください。炭化カスが飛び散りますから。
濡れ布きんでは手が熱くなるので、乾いた布きんでフライパンを持って、スクレーパーで削ります。
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(スクレーパーは工具用で100円でホームセンターで購入したもの)
この日は10分で、こんなにたくさんの炭化カスが......。
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この後、クレンザーと細かい金だわしでこするか、最後は紙やすりで根気よく擦ると、新品のようにきれいになります。
今回は、どちらも無くって、12個入り188円で買ったこちら(極細の洗剤付金タワシ;例・ブリロ)で表面を滑らかにしました。

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仕上げは一度洗って油ならし。側面は油がなじみにくいので、新聞紙のきれっぱしでごしごし。
新聞紙は汚れが気になる方は、キッチンペーパーで。実は布のほうがベストです。

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あとはお湯で洗って、ガス火で乾かすだけ。

完成です。20分なので完璧ではありませんが、凹凸の汚れが取れ、熱効率はかなりよくなったはずです。

キッチンペーパーで拭いてみました。なたね油の汚れしか付きませんので、これで十分です。

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1年に一度でも、気になる人は2.3.カ月に一度でも。
ここまでやっておけば、新品同様にきれいに再生するとしても、1時間かからないと思います。


by kitchenparadise | 2017-09-02 14:03 | 道具:フライパンや鍋

Gohのオニオングラタンスープを銅鍋で作る(レシピ付)

西中洲の人気店で、アジアベストレストランにも選ばれている「ラ メゾン ドゥ ラ ナチュール ゴウ (La Maison de la Nature Goh )」のシェフ、福山剛さんのレシピ本がでました。
「Gohのおつまみフレンチ」
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オビは仲良しのソフトバンクホークスの川崎選手です。
お嬢が本をめくっていてひとこと。「あ、ひさしぶりに今日オニオングラタンスープが食べたい!」よねー。お嬢は好きなのです。最近作ってないし。

「おつまみレシピ」は、どれも作りやすいものばかりで、ちょっと手を伸ばせば作れるんだけれど、オニオンスープはさすがに時間がかかる。簡単だけど時間はかけたほうが美味しいというレシピなのです。
銅のソテーパンを使えば、意外とほったらかしで作れます。
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材料は、タマネギ2個、コンスメキューブ3個、水1L、塩コショウ。

本当はほかにもパンとかチーズとかいりますが、ひとまずスープだけを作りましょう。
ソテーパンにも厚みがいろいろあるのですが、私のはちょっと薄い。もっと分厚いともう少し使いやすいのですが。
たまねぎは剛さんの言うとおり、縦に切ります。
弱火で炒めて20分くらいしたらしんなりとしてきました。 
銅は熱伝導が均一なので、弱火にしておけば焦げません。たまに混ぜるくらいでオッケー。

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30分過ぎたらかなりしんなり度が増してきました。
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40分経ちました。極弱火にしているのでこのくらいですが、もう少しだけ火を大きくすれば、あと10分くらいで仕上がりそうだけれど、甘くするために我慢。ここまでは銅鍋は時々しか炒めなくてオッケー。ジワーッと熱が通ります。
ここからは目を離さずに炒めますよー。
 
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50分経ちました。もういいかなー。もう少しかなー。褐色ならもう少し。
こそぎながら飴色にするのが美味しいコツだと剛シェフ。
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我慢の1時間経過。もういいでしょう、剛シェフ!
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たまねぎが少し小さ目だったので800ccの水を注ぎ、コンソメがうちには無いので、ベジブロス(タカコ・ナカムラ先生の)を適当にいれてっと。塩胡椒。
じゃ-ん。
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あっまーい。美味しいすぎるぅ!!

あんな弱火で、しかも洗濯たたみながら、ギターの練習しながら、仕上がりました。剛シェフと銅鍋に感謝!!
こんなに美味しいなら、1時間くらい時間かけて平気だなぁ。

フランスパンをカリッカリに焼いて、溶けるチーズのせて、パルメジャーノレジャーノも削っていれて、パセリもちらすと満点です。

作っておくと、カレーやシチューにもコクがでるし、私は翌日作ったラタトゥイユにもちょこっと入れてコクを出しました。

9月は食欲の秋ですし、銅鍋フェアをやろうと考え中です。

by kitchenparadise | 2017-08-29 13:33 | 道具:フライパンや鍋


福岡の台所道具専門店「キッチンパラダイス」のオーナーAYAの日記。調理道具の実験や考察、お店のお知らせ、そのほか個人的な日常も毎日綴ります。ご連絡はキッチンパラダイスのHPからどうぞ。


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