カテゴリ:道具:フライパンや鍋( 103 )

ごはんの美味しい炊き方

新米が美味しい季節、お鍋で美味しいごはんを炊きませんか。
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私の最近のお気に入り「香味飯鍋」と、長年愛用している「かまどさん」の、それぞれのご飯の炊き方を解説します。ごはんの炊き方は、鍋で違いますし、お米の種類、新米か古米か、気温、浸水の方法や時間でも大きく変わってきます。何より、食べる人の好みで違います。
私は、甘みがあって粘りがあって、固すぎないふんわりご飯が好きなので、そのように仕上がるaya流のごはんの炊き方を解説します。

香味飯鍋の炊き方


①よくお米を洗い、新米なら10~15分くらいいったん浸水してから水切りします。
水きり時間も含めて30分以上がオススメです。

aya's point :木のザルが水切りがとてもうまくいきます。長時間ザルにあげておくときは、濡れ布きんをかけておきます。
②お米と同量の水をいれ、火にかけます。(新米)
③中火~強火で10分~12分火にかけます。蒸気が吹き上がったら7分間弱火。
aya's point :10分で蒸気がゆらりと出てくるように、調節するようにしたらよいでしょう。沸騰まで10分が甘みを出すポイントです。急ぎの場合は7.8分でも大丈夫です。沸騰したら鍋の中のお米をひとまぜして上下返すのが松田美智子先生流。
④火を消して10分程度蒸らします。
aya's point :20分の高温を保つのがお米がアルファ化するコツです。
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香味飯鍋の説明書では、弱火にして7.8分、鍋べりの火水分が引いていれば火をとめて7分蒸してできあがりとあります。これでも結構です。しっかりお米がたった、ややしっかりしたごはんば出来上がります。後はお好みで。ぜひ何度ややってみて、お好みの炊き方を見つけてみてください。

かまどさんの炊き方


①よくお米を洗い、新米なら10~15分くらいいったん浸水してから水切りします。
水きり時間も含めて30分以上がオススメです。

aya's point :木のザルが水切りがとてもうまくいきます。長時間ザルにあげておくときは、濡れ布きんをかけておきます。
②お米と同量の水をいれ、火にかけます。(新米)
③中火~強火で10分~12分火にかけます。上の蒸気口から勢いよく蒸気が吹き上がったら、そのまま2分間待って火を切ります。
aya's point :10分~12分で蒸気が出始めるように調節するちよいでしょう。沸騰まで10分が甘みを出すポイントです。急ぎの場合は7.8分でも大丈夫です。やや硬めや甘みが少ないこともありますが、問題なく美味しくいただけます。
④火を切って更に17分以上は蒸らします。
aya's point :20分の高温を保つのがお米がアルファ化するコツです。蒸気のでる時間から逆算すると、急ぎの方は17分から美味しくいただけそうです。
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どうでしょう。びっくりするほど、美味しいご飯が炊けるはずですよ。

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キッチンパラダイスのHPはこちらです。

台所道具についてのコラムは「キッチンオタク道」にまとめています。
フッソ加工を長くもたせるのは、IHとガスの違い、銅の玉子焼き器の使い方など、こだわりの道具の道具や検証を紹介するブログです。

Aya Tanaka
by kitchenparadise | 2016-10-17 14:57 | 道具:フライパンや鍋

飯鍋を試す

夏に試して感動した鍋があります。
「こ、これは炊飯改革だぁ~!」と思ったほどのすごいご飯用鍋です。


香味飯鍋(こうみめしなべ)

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長谷園のかまどさんで10年使っていて満足していたのですが、この鍋で食べた瞬間、その違いがすぐにわかりました。かまどさんもじゅうぶん美味しいんです。
だけど、この自在半鍋は底力がある感じ。
いやがおうでもふっくらと炊け、お米が立ってしまう。
すでに5回炊き、まちがいなく常に美味しくなります。少々焦げても美味しい。
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朝昼晩と「長谷園かまどさん」のご飯を慣れているお嬢(高2)も
「どうしたん、このごはん。」とお箸を止める程美味しいらしいです。

お隣の石本珈琲のご主人の試食。
「わぁ...美味しいですね。普通の米ですか。」と絶賛。
スタッフも「これ、間違いないですね。おにぎりでこんなわかりますか。」
そう、少し冷めたおにぎりでもそのおいしさがわかります。

理にかなったものしか使わないという料理家松田美智子先生が、一流の料理人から信頼される一志郎窯とともに制作したもの。幕末彦根藩の御用窯として名品を生み出した湖東焼。この名窯も途絶えがあり、その廃絶を惜しんだ陶工中川一志郎が復興を志 して湖東焼・一志郎窯にしたらしいのですが、今では名店中の名店で使われる鍋となりました。

しかも、土鍋でのご飯の炊き方は以外にも簡単です。急ぐ方は2合が25分で炊けます。

この鍋はひとつひとつ手作りです。


by kitchenparadise | 2016-10-15 12:59 | 道具:フライパンや鍋

究極の鍋 香味鍋。

香味鍋、香味飯鍋、かまどさん。どれもスタッフ全員が使っている素晴らしい鍋です。
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香味鍋は松田美智子先生が料理科学を軸に考案し、名窯「一志郎窯」が作品にした鍋。土鍋の魅力をすべて詰め込んだ一生モノ、こだわりの鍋なのです。みんなで囲んでいただく土鍋としてはもちろん、煮物、ロースト、ケーキなど、普段使いにも使えます。ケーキは石釜で焼いたように、またステーキ肉を焼いてもふっくら仕上げることができる鍋です。これはペタライトという鉱石を多く使用した土で焼いているからで、蓄熱性は保ち、温度変化にも対応できるのです。

キッチンのコンロで鍋料理を仕上げてからダイニングテーブルへ。長い時間グツグツ沸騰していて、30分以上は簡易ガスコンロを使わなくてもアツアツのお鍋をいただけます。
蓋の真ん中から垂直に抜ける蒸気でて効率的に鍋を温め、吹きこぼれません。直火、オーブンで使えます。

スタッフが自宅で使ったメニューです。
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蓄熱性が高いので、肉じゃがもホクホクと美味しくできて、煮崩れしません。
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ちゃんちゃん焼は鮭の鍋。うまみたっぷり。
普段のプデチゲでもこんなにごちそうになります。

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保温力の高い土鍋なので、優しい熱で食材をつつみ、旨味が凝縮します。
遠赤外線で芯から熱を通し、ふんわり、手早く、常に理想的な料理の仕上がります。
鍋ひとつだけで、豊かな食卓です。

サイズは2種類です。

2.3人分の鍋、普段使いの料理用鍋としてお使いになるなら、私と同じ小さいサイズを。

小サイズ:径25.0cm×高さ14.5cm 重量約2600g 25920円


家族が4人から5人以上で、大き目の鍋としてお使いなら、大サイズを。

大サイズ:径31.8cm×高さ16.0cm 重量約3850g 41040円


一志郎窯で丁寧に手作りされるため、いつも限定数となっています。



香味鍋が我が家にきてからというもの、本当によく鍋料理、煮込料理をするようになりました。
美味しくなるってわかっている道具を使うのは、食べるだけでなく作るのも楽しく、幸せになります。
鍋を信頼して料理ができます。

ご購入はお店か、こちらのインターネットで!
by kitchenparadise | 2016-10-07 15:35 | 道具:フライパンや鍋

悩まない鉄のフライパン

c0228646_1204271.jpg昨夕、ももち浜ストアの取材を受けました。オンエアーはたぶん10月後半。東京からゲストさんが来られて(まだ内緒)プライベードで鉄のフライパンの話になったのですが、
「僕も鉄のフライパン持ってるんだよね。フライパンも中華鍋も。なんだかうまくいかないのよ。焦げやすいっていうか、焦げグセがあるっていうか。しまいこんじゃってる。」とのこと。
彼は結構料理好きらしく、撮影後、キチパラでショッピングしてくださいました。そんな料理好きでも鉄がうまくいかないとはもったいないことです。「中華鍋は薄いですか?」と聞くと、「いや、意外と重いよ。」と言われてました。

中華鍋、鉄のフライパンがうまく使えていない方には、必ず原因があります。

①鉄の板厚が薄い!! 
中華鍋・鉄のフライパンには薄くて軽いものがあります。このような鉄は熱伝導が早すぎて、素材をあおりつづけないと表面が焦げます。薄い板厚のフライパンは焼くのには向いていません。揚げ物の場合は油を多めに入れないと油温度が上下するので、どうしても焦げたり火が通らなかったりするのです。

②油ならし、油なじみがうまくいってない!! 
新しい鉄のフライパン・中華鍋は、買ってすぐます油ならしをします。洗って→焼き切って→洗って→火にかけて油をなじませて→コンロで乾かす、という一連の作業です。まず、この最初の油ならしが肝心。
何度も使うと油がなじんで焦げなくなりますが、使い始めてまもなくは常に油をしみこます感覚が必要で、大目に油を投入したほうが無難です。
また予熱も大切。低温の場合は油を入れてもくっつきやすいです。

③汚れカスが取れていない!! 
油なじみがうまくいかないと、汚れが鉄の鍋肌にこびりつきます。洗う際にうまく除去できないと、次もそこが焦げます。汚れカスが次のカスを引き寄せています。

④洗いすぎ!! 
中性洗剤を使わずに洗いますが、使わずとも金タワシでゴシゴシ洗いすぎると、表面の油分が取れてしまいます。汚れがついたらお湯で洗うか、水を沸騰させて洗うとよく取れます。鉄は表面が毛穴のようになっていて温度があがると毛穴が開き汚れが落ちやすくなります。

⑤焼く場合は、素材を焼けるまで動かさない!! 
野菜はそうでもありませんが、鉄は肉や魚、卵などのタンパク質が特にくっつきやすいのです。表面に火が通れば離れやすくなるので、それまで動かさずに焼きましょう。焼くフライパンは薄手の中華鍋、軽いフライパンは向いていません。少し重いのを買うと、きっとうまくいきます。


ほかにも、コンロのクセなどもありますが、これはしかたないですね。コンロを変えたり向きを変えて焼いてみてください。

by kitchenparadise | 2016-09-28 12:07 | 道具:フライパンや鍋

いったいどの鉄のフライパンは買えばいいのだ?

「いったいどの鉄のフライパンは買えばいいのだ?」
Amazonの口コミみても、メーカーが違えば価格も違うので、どれを買えばいいかさっぱりわからないという方も多いことでしょう。ひとことで「鉄のフライパン」といっても、「製法」と「厚み」の違いで、使い勝手が全く違ってきます。
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そこで、まず製品別に厚みだけ比べてみます。ズバリ言うとこういうことなのです。

「薄い鉄のフライパンは、パパッと炒める用
厚い鉄のフライパンは、素材の奥に火を通す用」



■持ってみて軽いものが薄いフライパンはこんな商品
・有元陽子ラバーゼ 鉄のフライパン18cm 20cm(厚み1.2mm)
・柳宗理 鉄フライパン (厚み1.2mm)
・山田工業所 鉄 打出片手中華鍋(板厚1.2mm)
・フライパン (ambai)(板厚1.2mm)

板厚や底厚表記がない場合で、もっと軽くて安いものはここに入ります。0.9mmとかめちゃくちゃ使いにくいのでせめて1.2mmくらいからにしましょう。

↑薄焼き卵、スクランブルエッグなど卵料理、炒め物、焼き色を付ける、パスタなどにも向いています


■持ってみて重いものが厚いフライパンはこんな商品
・タークのクラッシックフライパン(鍛造)
・マトファーのフライパン(2.5mm-3mm)
・ロッジのスキレット(鋳物)


↑厚く切ったステーキ、ハンバーグ、パンケーキ、野菜のグリル、鶏もも肉のグリルなどには最適。
短時間で中によく熱が届くので、旨味を閉じ込め美味しくできます。焦がさずムラなく焼くのが簡単です。焼き物なら100点。ただし重くて煽れない場合が多い。


■その中間が1.6mm底厚のもの。
・山田工業所 鉄 打出片手中華鍋(板厚1.6mm)
・リバーライト 極(板厚1.6mm)


↑炒め物向き。フッソ加工のフライパンの代わりにすべて鉄を使うなら、この中間厚があると便利だと思います。ステーキやハンバーグなら厚みを薄くして焼くと割とうまくいく。焼物なら60点というくらい。

安くても良いものもありますが、鉄は不純物が入っている場合がゼロではないと考えています。
あとは信頼性やデザインでしょう。

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次は鉄の製法です。


通常はプレス製法。これが一般的です。
規格の厚みの鉄の板をカットして、曲げて作る方法。

プレスを叩いて鉄の強度が増すのが、打ち出し(プレス)

鋳物のフライパンは、重く厚くなりますので炒め物用として煽りはできないものの、油なじみがよく、ほぼ厚みがでるので焼き物には向いています。ほとんどの場合、取っても一体型で鋳物です。

鍛造(たんぞう)という製法は、日本刀のような製法で、つまり塊を叩いて伸ばすわけです。強度があり、油なじみがよく、蓄熱性にも優れます。鋳物より薄くは作れまが、伝統工芸品のようにひとつひとつ手作りになるので量産できません。価格も高くなります。

いかがでしょうか。ご自身が、どんな料理を美味しく作りたいかを考えてみて、お買い求めください。
キッチンパラダイスでは1.2mmでなく1.6mmの中華鍋を採用していますが、それは、炒め物が焦げにくく、使い方として多様性ができるからです。揚げ物の場合の温度変化もすくないのでカリッと上がりやすいですし。
by kitchenparadise | 2016-09-24 07:15 | 道具:フライパンや鍋

鉄のフライパンで焼くガレット

鉄のフライパン月間ということもあって、お客様からの鉄に関する質問が多いようですね。明日のブログでは、フライパンで料理の出来がどう違うのかを整理して解説したいと思います。
今週はHPで紹介する商品も増やし、トップページのメニューもちょっと変更。これまでの道具の解説も「オタク道」に移動して分類しようと思います。

今日のブログは、昨日子供たちに作ったじゃがいものガレットの写真を。甥も姪もこのガレットが大好き。
必ず鉄の分厚いフライパンで焼き、アツアツのままテーブルへ。
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ガレットっていうとそば粉のガレットが浮かぶでしょうが、wikipediaによると「じゃがいものガレット」は - 「じゃがいもをつぶすか薄切りし、円形にまとめて焼いた料理。」だそうです。私たち家族は「ガレット」とは呼ばず「レスティ」と呼んでるんですよね。両親のお付き合い先がドイツ語圏が多く、スイスやドイツではこのようなガレットを「レスティ」と呼ぶからです。

作り方はとっても簡単。材料はじゃがいもと塩コショウだけ。調理時間もあっという間で、鉄の分厚いフライパンなら3分、裏返して2分。合計5分でできます。
じゃがいもは千切りにしますが、千切り器(しりしり器でも)があれば便利。厚みが同じなら火の通り方も同じになります。 じゃがいもは水にさらさないことがポイントです。でんぷんでくっつきます。小麦粉バラバラ入れるとまとまりやすいですが、私は入れてません。
昨日は大きめのじゃがいも1個分でした。フライパンはタークの18cm。
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フライパンがあったまったら中火にして、オリーブオイルを入れ(バターでも)じゃがいもを投入。
中火で3分して裏を焼き色をチェックして、ひっくり返します。子供が食べるのであまり焦がさないようにしました。普段大人だけの時はいい色に焼きます。
分厚い鉄のフライパンなら時間が短いだけでなく、ムラ無くいい色に焼けて、外がパリッとして驚くほど美味しいです。子供たちはパクパクお変わりして食べてくれます。

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塩を振りかけます。最初から混ぜててもOK。そのほうがでんぷんは出やすいかも。

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胡椒をかけて、ハイできあがり。

鉄のフライパンのままテーブルに出すと、いつまでも温かく、心まで豊かになる感じがします。

タークのフライパン18cmは私の台所ではもっとも登場が多いお気に入りフライパン。側面でもじゃがいもが同じように焼けます。パンケーキ1枚を焼く、野菜を焼く、お弁当用にと、18cmはとにかく便利です。

このガレット、チーズをかけたりベーコンを入れたりしても美味しいです。
朝食では、できたジャガイモを端っこによせて、そこに卵を割ってエッグ&ガレットでテーブルへ。ビールやワインにも最高です。

by kitchenparadise | 2016-09-23 13:37 | 道具:フライパンや鍋

鉄の使い方は3つを覚える

鉄のフライパンはくっつく、さびる、重い、と思われがちです。重いのはともかく、くっつくとさびるは使い方次第で解決できます。重いフライパンはそれなりに役割があるので、サイズを小さくしたり、厚みを考えたり工夫して買います。鉄分は溶けて体に入り健康にも良いとされていますので、余計に信頼性のあるものを買ったほうがよいと思います。

では、鉄のフライパンの使い方のコツ、3つです。

①買ったら、空焚きと油ならしをする
初に空焼きをして油ならしをします。軽く洗ったフライパンを空焚きします。(植物性の油の場合は金タワシとクレンザーで落とすだけでよい場合も。)十分空焚きしてから火からおろし、お湯で洗って汚れを取ります。再度フライパンを中火にかけて多めの油を入れます。しばらく弱火でなじませてください。くず野菜と塩を入れて野菜が焦げるまで炒めるのもいいでしょう。ジャガイモの皮でも結構です。油が触れていない内側はキッチンペーパーなどで全体的に油を塗り伸ばしてください。冷えてから油を捨ててお湯でしっかり洗い、火にかけて水分を完全に飛ばしたら終了です。

②あたためて油をいれる
毎回使う前に空焚きをして十分に温めます。水を落としてすぐに蒸発するほど温まったら油を入れます。油が温まってから素材を入れます。たまにお肉などがくっつきやすいと言われますがそれは素材をすぐに動かすから。焼き始めは動かさないで焼き、表面がカリッと焼けると自然に鍋肌から離れやすくなります。

③お湯で洗う
基本的には中性洗剤を使わず、熱いお湯で洗うだけで大丈夫。フライパンに水を入れて沸騰させるやり方でも結構です。鉄は温めると汚れが取れやすいのです。
温かいうちならスポンジや布、木ベラでも汚れは取れます。洗った後は火にかけて十分乾かしてください。焦げなどがどうしても落ちにくい場合は、お湯をしばらく沸騰させて汚れを浮かせた後、温かいうちにこすって落として下さい。(表面の油分が気になる場合はこれを二度繰り返します)金タワシなどで強くこすり過ぎると、せっかくの油分が取れてしまうので、ゴシゴシと洗った後は、最後にフライパンをよく焼いて、油を塗っておくとよいでしょう。中洗洗剤で洗いたい方は、油がなじんでいきにくいので、毎回油を多めに使うほかありません。
湿気が多い場所での保管は、新聞紙でくるんだり、油を塗って保管することも効果的です。

by kitchenparadise | 2016-09-14 16:41 | 道具:フライパンや鍋

鉄の3つの製造方法

鉄のフライパンは厚みがいろいろあり、製造方法もいくつあります。
まず、「プレスのフライパン」です。

プレス式とは、鉄板を型抜きして成形するもっとも簡単な製法。フライパンのほとんどこの製法ですので、中価格帯から低価格帯です。これは厚みがどれくらいであるか、どこ製であるかが問題です。
どこ製、っていうのは、信頼性のある会社か国か、ってことですが。

マトファー社のフライパンはde BUYERという会社が長年作っていて、フランスの一流店では70%以上がここのフライパンであると聞いています。鉄そのものの信頼性、厚み、形成具合、申し分ないプレスフライパンです。

鋳物のフライパンもあります。魔法のフライパンというのが有名になりましたが、あれが鋳物です。南部鉄も鋳物。ルクルーゼのグリルパンも鋳物。つまり鉄を溶かして作るもの。
最近流行った中国製の●トリのスキレットもですね。私自身は、中国製だから買わないというのではありません。一流メーカーでも品質管理をして中国工場で作っているところもあります。ただ、安いのは安い意味があるので買わないようにしています。安すぎるものには不純物が入っているなどの問題が、これまでいくつもあります。中国製の土鍋が割れて鉛が検出されたなどがザラです。なにも安い餃子に限ったことではありません。

打ち出しのフライパンというのもあります。これは、フライパンに近い形の鉄板をハンマーで打って成形します。基本はプレスフライパンですが、手がかかっている分、少し高め。中価格帯。山田工業所のフライパンなどがあります。

鍛造フライパン。これは最高峰といってよいでしょう。鉄の塊を専用のハンマーで打ちながら伸ばし成形。日本刀のような製法ですので、そうそうたくさんは生産できません。ドイツ製ターククラッシックフライパンがそれです。価格はやはり高めですね。

使ってみてどのように違うか、また近々。

by kitchenparadise | 2016-09-07 14:30 | 道具:フライパンや鍋

鉄のフライパン、20分で再生

鉄のフライパンがあまりに汚れているので、
20分くらいでプチ再生。


3年もほったらかしなのでこんなになってました。
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我ながらひどい...。おおざっぱな性格がわかりますでしょ。
側面は油をよくなじませないので、調味料や脂分が残りやすいのです。

さて、まず空焚きして、不要に付着したものを炭化させます。強火で。白煙がでるので換気扇をまわしてください。
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新聞紙を広げた上に置いてください。炭化カスが飛び散りますから。
濡れ布きんでは手が熱くなるので、乾いた布きんでフライパンを持って、スクレーパーで削ります。
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(スクレーパーは工具用で100円でホームセンターで購入したもの)

時間がないのでこの日は10分。こんなにたくさんの炭化カスが......。
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この後、クレンザーと細かい金だわしでこするとか、最後は紙やすりで根気よく擦るともっときれいになりますが、
ちょうどどちらも無くって、12個入り188円で買ったこちらで表面を滑らかにしました。
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仕上げは一度洗って油ならし。側面は油がなじみにくいので、新聞紙のきれっぱしでごしごし。新聞紙は汚れが気になる方は、キッチンペーパーで。実は布のほうがベストです。
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あとはお湯で洗って、ガス火で乾かすだけ。

完成です。20分なので完璧ではありませんが、凹凸の汚れが取れ、熱効率はかなりよくなったはずです。

キッチンペーパーで拭いてみました。なたね油の汚れしか付きませんので、これで十分です。
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1年に一度でも、気になる人は2.3.カ月に一度でも。ここまでやっておけば、新品同様にきれいに再生するとしても、1時間かからないと思います。


by kitchenparadise | 2016-08-31 12:50 | 道具:フライパンや鍋

鉄は厚みがあると焦げません

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鉄のフライパンが人気になりつつあります。「タークください」「自在鍋ください」と、しっかり調べてからご来店なさる方が増えました。
鉄のフライパンというのは「厚みで役割が違う」というのは、これまでのブログでなんどか説明してきましたが、わかりやすくもう一度。

お好み焼きやステーキ専門の鉄板焼店で、鉄の厚みはどれくらいですか?とよく聞きます。あちらは素人から聞かれて嫌でしょうね。どうなんでしょう。
お好み焼き店なら、9mmとか7mmとかでしょうか。
ステーキの鉄板焼店なら、16mmとか19mmとか言われたり、「2cmくらいです」とか言われる場合もあります。先日は「うちは特注で3cmです」という高級店もありました。

なぜそんなに厚みにこだわるのかというと。分厚い肉を上手に肉汁たっぷりに焼きたいからです。

ご家庭ではそんな分厚いの焼きませんから、そんな厚みはいりません。
プロがその1mmにこだわることでわかるように、1mm2mmでえらく違うわけです。
実は、ご家庭用なら、0.1mmでかなり違います。

ご家庭用なら、0.8mm表記のものから、1.2mm、1.4mm、1.6mm、2.0mmそれ以上もあります。
上手に焼きたいなら2mm以上が良いと思います。
もともとの鉄の厚みの規格のものを叩くと厚さが変わるし、手作りで作る鍛造などは正確にはわかりません。
厚みがあればあるほど重くはなりますが、そのかわりメリットがいっぱいです。ご購入の際はどんな風に焼きたいかを考えて買うことをお勧めします。

タークのフライパンで焼いてみます。タークは2.5mm~3mmの厚みであるし、叩いて形成しているので効果はそれ以上です。

■焦げ目がまんべんなくきれいにつきます
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まんべんなく焼けるということは、余計な肉汁の流出を防げるということ。
美味しい肉汁を美味しく保持して仕上げることができ、冷めても美味しく食べられます。
まんべんなく焦げ目がついて裏返すと、表面から水分が蒸発せず、フタのような役割をしてくれます。


■分厚いほど、肉の中心にすばやく熱が届きます
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短時間で仕上がるので、肉汁をそのままにふっくらしあがり、レアやウエルダンなど自由自在に焼いても美味しく仕上げられます。外は焦げているのに中はまだ赤いというのはなく、ほどよくピンク色になっているはずです。
野菜もおなじです。水分がなくならないうちに焼いてくれ、美味しい野菜がさらに美味しいのです。

鉄という素材ならではの良さもあります。ステンレスやフッソ加工のようなら、出てきた油が浮いてきますが、鉄なら油分を吸い寄せるので、肉と鉄材の間の油分を調節してパリッと仕上がります。
温度調節が簡単で、特に厚みがあれば、思い通りの熱量で使えます。
一生モノです。高温調理にもびくともしません。

薄い鉄と厚い鉄は使い勝手が違いますのでご購入の方は十分に用途を考慮することが必要ですね。
by kitchenparadise | 2016-08-23 08:00 | 道具:フライパンや鍋


福岡の台所道具専門店「キッチンパラダイス」のオーナーAYAの日記。調理道具の実験や考察、お店のお知らせ、そのほか個人的な日常も毎日綴ります。ご連絡はキッチンパラダイスのHPからどうぞ。


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