カテゴリ:道具:スライサーやおろし器( 8 )

細切り、千切り、千六本の違いとは?

キチパラで販売している、スライサーの「細切り」「千六本」を見比べながら、「これってどのくらい違うんですか?」と聞かれます。

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なるほど、よーくみれば細いか太いかはわかりますが、どんな時にどちらを使うかが分かりにくいかもしれません。ちなみに、このメーカーでは「千切り」は販売されていないのですが、一般的には「千切り」という商品が多いですよね。
説明します。

まず、この細切りは、1.5mm幅。
刺身のつま(けんとも言う)が1mmくらいからが多いので、つまとサラダ兼用な感じのスライサーです。

右の千六本は、3mm幅。細めのマッチ棒ほどの太さです。

また一般的な千切りの幅はというと2mm程度のものが多いようですが、0.5mm~3mmくらいまで細切りや千六本の幅まで「千切り」という商品もでているので、最も幅が広い名称といっていいでしょう。

料理方法でいう千切りは、細切りより細く切るイメージですが、商品名とは違っているようです。

ではどんな料理に向いているか比べてみます。
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細切り(1.5mm)は、サラダ、刺身のツマ(やや太め)、なます、キャロットラペ、南蛮漬けやマリネなど。

千六本(3mm)は、歯ごたえのあるキャロットラペ・マリネに(わたしは大好き)。ポテト焼、炒め物や味噌汁やスープの具にも合います。生で食べる時は塩でしんなりさせると食べやすいです。長芋のわさび醤油なんかもこちらで。

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100円ショップにも千切りスライサーはたくさんありますが、こんな商品こそ、力をかけず、耐久性のある商品を選ぶとよいと思います。


Kitchen Paradise HPはこちらです。


by kitchenparadise | 2017-05-09 15:35 | 道具:スライサーやおろし器

おろしはおろしでも、おろし違い

お客様に「このおろしと、このおろしと、どう違うんですか?」といつも聞かれる。このおろしたちはこちら。

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よくあるステンレスのおろし金と、セラミックのおろしと、あとは竹製の鬼おろしというもの。それぞれおろし具合も味も全く違っているので、「何に使いますか?」と聞くのだけれど、
「だいたい大根おろしです」とお答えになる。
そこで「大根おろしを何に使われますか?」とさらに聞く。

「えっ?普通にお魚とか...。おろしって何に使うかで違うんですか?」
「はい、違います!」

そんな会話をもう何百回もこの店でやっている。
今日はその全貌をわかりやすく説明。味や触感を説明するのは難しいのだけれど。
まず、ステンレスのおろし。
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説明の前に。この大根おろし、相当使いやすいです。もうすごくいいです。キチパラの人気アイテム。
一般的なおろし。プラスチックやステンレスの場合が多く、目の形状でおろし具合も違うが、だいたいはこんな風にランダムなおろし具合になる。
食感は水っぽく、分離していて、細かいおろしではない。大根と大根が短くつながっていることもある。だいたい辛い。
お魚と一緒に食べるのはこれにしている。辛みがあって魚に絡むから。

次にセラミックおろし。
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すりおろす感じ。安いものだと時間がかかるが、ちゃんと先が尖ったのを買えば意外とはやい。大根と大根からでた水分が一体化していて、非常に細かくおろしてくれる。やはり辛いが、ステンレスよりまろやかに感じるのは金属じゃないからか?
たれやドレッシングを作る時はセラミックおろしが一番いい。そばつゆ、てんつゆはこれ。(ステンレスでもいいけれど)

最後に、竹製鬼おろし

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ご覧のとおり、ザクザク仕上がり、水分はない。サラダのような食感と思ったらいい。食べたら、甘い。上の二つとは明らかに違う。時間が経っても甘いし、変色もあまりない。
大根がメインのみぞれ鍋、なまこ大根、じゃこと混ぜて食べる、味噌汁などにも。甘さが美味しくなるような料理ならこれがよろしいかと。

それぞれ一個1000円~2000円近くするけれど、どれも一生ほど使えるようなもの。3つも邪魔など言わず、道具で違う素材の味を楽しんでほしい。





by kitchenparadise | 2017-03-24 07:30 | 道具:スライサーやおろし器

大根おろし、楽にするには

大根をおろすのは疲れるという。そんなことはない。大根おろしには間違いなく善し悪しがあって、これまで10種類以上、いえ20種類くらい試した私は、店頭で見ただけでだいだいわかるようになってきた。

いい大根おろしは
①そこが固定されていること。するたびに動くとうまくすれない。
②角度がよいこと。する面の丸みと、刃面の角度でかなり楽にすれる。
③刃に工夫がある。これは各メーカーでそれぞれ違う。
④とくに鋭利でなくてはならない。だから安いプラスチックは鋭利ではないので力が要る。

そこで、300円程度で買ってきたおろしと2000円の私の愛用おろしを比べてみる。
価格で決まるわけではないが、これくらい値段が違うとわかりやすいのだろうと思って比較。

Aのおろし器で往復50回する。
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まァ、とにかく力がいる。手が疲れる。こういうのを使うと大根おろしが面倒になるのはしかたない。
Aですった大根おろしを軽量すると、
51g

Bの私の愛用のおろし器で往復50回する。
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力はAの半分も要らない。力を入れずにすれる。力を入れるときっともっとたくさんすれる。全く疲れない。
Bですった大根おろしを軽量すると
110g

大根おろし器の善し悪しは、ちゃんと研究してつくっているかにある。
ちなみに、価格ではないと言ったけれど、本当に価格ではない。1600円の有名メーカーのを使ったけれど、Bよりはるかに疲れたし、3000円近くするメーカーのものでもBには及ばなかった。

このBのおろし器は、某消費者テストでも数年前に1位を獲得していて、納得だと思った。

私のおすすめBのおろしはこちらです。


by kitchenparadise | 2016-11-14 17:30 | 道具:スライサーやおろし器

大根おろしはこれで決まり実験

10年以上愛用している大根おろしがある。どれくらい他より良いのか、これまで10本ほどのほかの大根おろしを無駄に買ってきては、10秒テストなるものをやる。
「ヨーイドン」で、10秒計っておろすだけ。その手の力の入れ具合と、おろしの量を比べるだけという。
こんなバカなこと私しかしないとは思うけれど、どれを対決させても、これが勝つので面白い。
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この左のは100円か300円か忘れたけれど、スーパーで購入。10秒なのにとても疲れる。
右のは私のご愛用。10年以上使うのにまだ使えるし、力が全くいらないし、一気に大根おろしがたくさんできる。リンゴも、しょうがも、山芋も、にんじんする時も、とにかく大活躍。
2000円もするけれど、もう毎週何度も使って8年間活躍しているから、納得していてる。

先日テレビで、便利な大根おろしを紹介していたので買ってきた。1500円くらいだった。くらべものにならなかった。こういういい大根おろしがあるのに、なぜ研究せずに、メーカーはあんなのを出すのだろう。
この歯とか形状とかをよく見て、もっといいものを作ればいいのにと思うけれど。

インターネットのレビューはあまり見ないことにしている。あれはホント微妙だと思うから。

by Kitchen Paradise 田中 文
by kitchenparadise | 2016-03-09 13:20 | 道具:スライサーやおろし器

しりしり器ってどう?

しりしり器が流行っています。「しりしり」というのは、するときに「しりっしりっ」と音がするからこの名前が付いたらしく、沖縄料理「にんじんしりしり」など、これを使います。

「普通の千切り器とどう違うんですか?」とよく聞かれますので、今日は千切りでももっとも細い「ツマ用」と比べてみます。
しりしり器はこんな感じです。
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スライサーと違って、削る感じです。
千切り器の細いのはこんな感じです。
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くらべてみると、
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しりしり器で擦った(というか削った?)ものと、千切り状にしたものが、違うのがわかると思います。
アップで。
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しりしり器は、表面の繊維をザクザク断ち切るように、スライサーより粗く削ります。やや太めの仕上がり。
サラダで食べると触感がしっかりとしています。また表面がザラザラしているので、ドレッシングもとてもよくなじみます。炒め物でも油が絡みやすく、非常にいい感じなのです。

そういえば、先日ラボ講座をお願いした、スンリョン先生も、井口和泉先生もしりしり器を使ったレシピでした。料理家の間でも人気です。
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一本持っておくと楽しい道具です。キチパラでも販売。ぜひに。
by kitchenparadise | 2015-06-18 12:21 | 道具:スライサーやおろし器

縦型と横型はどっちがスピーディ?

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4年前にピーラー実験をした。縦型と横型はどっちがいいですかとよく聞かれるので。

ピーラー(皮むき)には、横に刃がついているのと、縦に刃がついているのとあり、私の印象では、芋類をむくには縦型がベター。あとは好み、慣れなどいろいろ。
シェフは「縦型のほうが絶対いいよ。」と言ってる友人が多い。


で、4年前の実験。

①同じくらいの重さの芋を用意。タイマーでそれぞれのピーラーを使ってむく時間を計る。

②剥いたあとの皮の重さを量り、剥く前と後で何%皮を剥いたのかを計算。

縦型と横型を使っては量り、使っては量り。実験を何度も何度も繰りかえした平均的結果です↓。

縦型は横型より短時間で剥ける。 (平均10秒早い)
例えば、横型が35秒に対し、縦型なら22秒、30秒に対して20秒、といった具合。

結果。
重さはどちらも剥き具合に差がない。薄く剥けるわけではないが、慣れれば縦型のほうが自在に調整できる。剥く方向なども表面のデコボコも縦型のほうが得意。
by kitchenparadise | 2015-04-13 16:21 | 道具:スライサーやおろし器

おろし器を比較しました

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先日、大根をおろすのに竹製の鬼おろしとステンレスおろしの比較をしたことをブログにアップしたら、とても好評だった。竹製は繊維を壊さないからザクザクしあがり甘い、ステンレスは時間が経つほど苦いというお話。
とはいっても、ステンレスが悪いわけではない。大根だけで食べる時は甘いほうがいいので、断然鬼おろしだけれど、私としてはさんまにはステンレス製でおろした苦味のほうが好き。
なので、今日は私が最もスグレモノだと思っているステンレスおろしをご紹介することにしよう。

ついつい近所のスーパーでかった大根おろしを10年使っているという方も多いのでは?
大根をおろすのは力がいるし面倒なので、あんまりやりたくないと思っている人が大半ではないかしら。

最初の写真は、近くのスーパーで買った数百円のでおろしてみた。新品。

50回往復して、スケールで、どれくらいの量がおろせたのかはかってみると、
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とても力が要る。50秒くらいだった。続けてやったから、腕がいたくなってしまった。笑)

次に、私のお気に入りで、もう6年ほど使っているおろし器でいつものようにおろす。
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慣れてるのもあるかもしれないけれど、この角度といい、滑り止めといい、刃の具合といい、まったく力を入れずに50秒ほど。50回往復。
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おー、結構違う。
あまりに違いすぎるので、今度は大根の面を同じように向けて、力を入れてやってみる。50往復を正確に。
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量は当然だけれど、おろし器で疲れが全く違う。おそらく道具そのものの耐久性も違う。
テストしたおろし器、安いほうは新品で、私のは6年物。

時短、時短と家庭用品のメーカーは、やっきになって時短グッズを作るけれど、こういうのは時間短縮して、家事軽減してよろしいのではないですか。100円で買って失敗したって人、多いのです。ハサミとか包丁とか、おろしとか。そういうのは特に。

私のお気に入りは2000円(税別)ですが、まだまだ何年も使えそうだし。安価なものと少し値段が高いものはこういうとこが違う。って言ったって、1回の夕食より安い。と思う。
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by kitchenparadise | 2015-01-30 16:53 | 道具:スライサーやおろし器

鬼おろしとステンレスおろしの比較

大根が美味しい季節です。
お客様から、鬼おろしとステンレスおろしはどう違うかと聞かれるので、写真付きで説明しておきますね。
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左は、鬼おろしです。三角の扇型が多いのですが、四角や、竹を半分に割ったところにおろしを組んであるものもあります。この左の鬼おろしはおもに大根に使う場合が多く、おろし部分の角度がゆるやかです。

→大根の甘みを感じるおろしで、時間が経ってもずっと甘みが残ります。サクサクとした触感です。
→意外と力が要らずにおろすことができます。大根をカットしてすこし傾けておろしていくと力が要りません。
→お子さんが食べても辛みがないので大丈夫。大根そのものの甘みを楽しみたいときに、みぞれ鍋、出し巻きとともに。

中央は、鬼おろしのひとつですが、私たちは「粗目おろし」と呼んで区別しています。おろし部分の角度が鋭角になってます。

→大根だけでなく、りんごや山芋などもおろせます。甘みがありますが、少し辛みもでます。大根おろしにはやや時間がかかります。水分も少しでます。サクサク+水分があるのが特徴です。
→食材によっては力がいるものがあります。
→甘みと辛みがほしいときには粗目おろしがよいです。

右はキチパラおすすめのステンレスのおろしです。

→ステンレスですると、大根の辛みがでます。触感は、一般的な水分の多い大根おろしと同じです。2、3分時間をおくと、さらに辛みが増します。
→使い勝手のよいこのようなおろしなら、すいすいと時間短縮しておろすことができます。力も要りません。
→甘みはあまり感じず、辛みがほしいときや、天つゆなどの溶かすときはこちらがいいかもしれません。時間が経つと大根が少し変色します。


この3つの量ですが、どれも10秒の時間をはかっておろしました。違いますね。

ほかにも、セラミックおろし、銅おろし、プラスチックのおろしなどもありますので、機会があればまた。

鬼おろしはぜひひとつ持っていただきたいですね。美味しい大根の味を満喫できます。いまの時期が最高のタイミングだと思います。


by kitchenparadise | 2014-12-15 17:53 | 道具:スライサーやおろし器


福岡の台所道具専門店「キッチンパラダイス」のオーナーAYAの日記。調理道具の実験や考察、お店のお知らせ、そのほか個人的な日常も毎日綴ります。ご連絡はキッチンパラダイスのHPからどうぞ。


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