カテゴリ:私、こう思う( 148 )

A HAPPY NEW YEAR

あけましておめでとうございます。

忙しい年末年始でした。女性は、忙しいですねーホントに。私の義母は今年90歳という高齢のため、普段はテキトーに家事を済ませているおさぼり嫁も、さすがに体を動かさなくてはいけません。

90歳でひとり住まい。しかも、夫を産んだ年に開業した銭湯を、アルバイトを雇いながらひとりで営んでいます。体調はひどく悪いのに、やはり2日の初湯(今年最初の銭湯の営業)は開けるといい、這ってでも番台に座ります。

年末に、患っていた私の母方の伯父が他界し、2日に私ひとりで一旦帰宅することになったのですが、体調がすぐれず寝ていた義母が心配。いくらかのおかずを作り置きして、後ろ髪をひかれながら新幹線に乗ることになりました。

夜、心配しながら電話すると、
「おう、今、うどんやから帰ったよ。」と夫。
「お義母さん具合悪いのに外に連れ出したりして!モー!ご飯つくってたでしょう!」と怒ると・・・
「おふくろが外でうどん食べたいって言ったんだよ。」

大正生まれは強い。年末に亡くなった伯父も大正生まれでした。最後まで会長職を全うし、数年前までゴルフをラウンドしていたという伯父。

義母は、遠くにいる孫とひ孫と、娘息子全員に、銭湯で1日で稼ぐ何十倍ものお年玉を用意し、また今日も銭湯を開けて番台に座ります。10年近く前に埋めたペースメーカーもそろそろ電池の交換時期で、養生が必要なのに、息子たちの忠告には耳を貸しません。

義母の年齢まで、あと半世紀。ベッドと仕事場を往復する義母のようには・・・100年経ってもなれない。

義母に2日遅れて、私も今日初出社。やるだけやりますか!私なりの成長ある1年を!

そんなわけで今年も楽しく頑張ります。なんだかいい年なんじゃないかなって予感してます。
by kitchenparadise | 2010-01-04 13:55 | 私、こう思う

こだわらない、自由でいる

「魔女の宅急便」の作者、角野栄子さんのインタビューを聞いた。
娘は「魔女の宅急便」がいたくお気に入りらしく、全6巻を10回づつは読んでいるらしい。確かにおもしろいですよ。c0228646_13194767.gif

アニメでも知られている通り、この物語の主人公キキは魔女。でも、アラジンのランプみたく、いろんなことをできるわけではなく、箒で空を飛ぶことだけができる魔女。モノを運び、同時にそこにある願いや想いを運んでいことによって、成長していくというお話です。最近出た6巻は「それぞれの旅立ち」というタイトルがついていて、キキが結婚した後の奮闘が描かれています。

角野さんの作品作りの原点は「こだわらない。」「自由でいる。」ことらしい。だからこそ、キキが誕生した。
「子供に喜んでもらおうとかじゃなく、自分が楽しいことが先。魔女だからなんでもできるんではなく、ひとつしかできないっていうのも悪くないと思うの。」と、とても70代とは思えない若々しい声でインタビューに答えていた。

こだわらず、心を自由にする。開放する。こうあって当然だとか、こうあるべきだという常識から離れることによって、広がる世界があるんだと思う。小説だけじゃなくて、人生において。

思えば、キッチンパラダイスのオープンの時もそうだった。「子供が0歳でお店作るの?」という発想は、なぜか私にも私の身内にも無かった。まぁ、発想が無茶すぎて後から困ったことはあったけれど。少なくとも一般的なこだわりがもともと少ない(欠けている?)からこそ、運よく幸せにここまでやってこれたのかもしれないなと、角田栄子さんのインタビューを聞きながら思ったりしました。いろんな怖さを知ると、というか、大人になればなるほど、保守的になってしまうけれどね。

こだわらない。心を自由にする。 そこから新しい何かを発見できるかもしれません。
by kitchenparadise | 2009-12-28 13:25 | 私、こう思う

僕ならこうするということをやっていきたい

放送作家で脚本家で先生、ホテルの顧問、ラジオのパーソナリティと、その活動が多岐にわたっている小山薫堂さん。料理の鉄人、カノッサの屈辱、世界遺産などの番組も手がけた上、最近では、「おくりびと」がアカデミー賞を受賞。憧れの人を超えて、どうやったらあの脳が形成されるのだろうと考えたりします。

才能のある人はたくさんいますが、それを活かし、人を惹きつけ、いつもフラットで、確実に世の中に貢献していくというバランス感覚のある人はそうそう多くないと思います。芸能人であれば浮き沈みで悩んだり、小説家だったら精神的に書けなかったり、その類いの話が多いのですが、彼にはそういうのが全く似合わず、さわやかですがすがしい感じ。40そこそこで、私と年齢も変わらないのに、後世のために教育に時間をそそぐといい、大学の学科長にもなってしまったという。

そんな彼の書いたエッセイを出張先で読んでいたら、偶然JALの機内誌に彼のインタビューが掲載されていました。

「僕ならこうすると思うことをしていきたい。」

極めて単純。あのような人は単純なのですねー。同じ天才でも太宰治のようにミケランジェロの絵を見て「もう書けない」なんて思わない。結局、単純な天才が最も成功し、生き方がうまい。

自分に大きな任務を科したり、無理にがんばったりしない代わりに、非凡であるとか凡人であるとかも考えない。ただ、「僕ならこうするということをしていきたい。」か。いい。
by kitchenparadise | 2009-12-14 23:21 | 私、こう思う

雑誌の付録

毎週何度も本屋に足を運んでいると、出版業界がいかに激動の1年だったかがうかがえます。大変だろうな。

一番悲しかったのが、多くの雑誌が廃刊になったこと。
雑誌の値段も少し安くなったように感じます。この前私が載った雑誌など300円台でしたし。

アメリカでは電子書籍が本格的に始まったと某雑誌で特集やっていました。どうやら日本にもその風がやってくるらしいそうです。米Amazonが「Kindle」という電子ブックリーダ
これは大変ですね。紙が要らなくなるのかぁ・・・みたいな。

本が売れないといいながら、村上春樹の「IQ84」は、アマゾンの予約だけで1万冊。ミリオンセラーまで最短だそうですよ。売れるものは売れるってことですが、これは・・・流行りが流行りを作る現象のようで、もともと本を読まない人にまで読者を増やしたからでしょう。私はまだ読んでませんが。
村上春樹に限らず、作者名で買う人も多いと思います。一人の作家が驚くほど次々に本を出すし。

一番、驚いているのは、雑誌の付録です。昨年までも雑誌にストッキングや化粧品のサンプルなどが付いていましたが、今ほど冊数は多くなかった。昨晩TSUTAYAで見てたら、(ウル覚えですが)
Looksがキティのトート、Comoはヘアゴム、リンネルまでもポーチ、若者雑誌のエスカワイイはなんとショートパンツ!ELLEはリングです。

メンズの雑誌はさすがに付録なんてないだろうと見てみると、雑誌ウーフィンではティッシュカバー、ザニューエラなんとか(忘)は、キャップに装着するLEDが付録についていました。メンズは若者雑誌が中心のようです。

昨日はスタッフ森さんが、何かの付録でデジカメケースが付いていたと持ってきていました。結構かわいくて、立派なケースで、デザイナーとコラボした付録のようでした。
付録。デフレ現象のひとつでしょうが、どこまで いくんだか。

雑貨業界も雑誌に負けずに大変のようです。わが店も付録みたいなのを考えてみるか。うーん・・・。
by kitchenparadise | 2009-12-09 14:13 | 私、こう思う

情報の多い時代で

先日、娘(10歳)の同級生のママが「親がいない間に勝手にネットを見てるみたいなの。」とぼやいてました。小学生は少数派としても、中学、高校になれば、みんな当たり前のように、ネットで情報を得るようになるのでしょう。

私が子供の頃、親に聞けない悩みがあれば、友達に相談するか、頼りになるいとこのお兄ちゃんかお姉ちゃんに電話するか、近所の化粧品屋のお姉ちゃんにも相談に行ったりしていました。高校生になってからは開館と同時に図書館に入り、閉館のアナウンスが流れるまで居座ったものです。

今の子供たちはすごいです。情報の真偽は別にして、私たちが何時間もかけて調べた情報が、クリックひとつで手に入るのですから。我が娘でさえ、「ママ、直江兼続のお墓ってどこだっけ。ネットみて。」などと、私に聞いてきます。
でも情報が多いからといって昔より頭が賢くなるわけではありません。それは、調べたり聞いたりすることに本当の価値があるからでしょうか。そのプロセスがコミニケーションを生み、好奇心を活性化させていたのだと思います。子供を大人にするプロセスでもあったわけです。

クリックの代わりに失うもの。他人と共有する時間。本を読む時間。学びのプロセス・・・。 まぁ、ネットの弊害分析なんていうのは文科省に任せることにして・・・。それにしても情報が手に入りやすい時代の子供たちが、生きぬいていくのは前よりきっと大変でしょう。
でも、そんな子供を救う役目を担うのもまた、ネットでもあるわけです。ブログを見て励まされたり、多くの情報から自分らしい夢を選ぶこともできるし。

こんな時代だからこそ、大人が希望を見せることが大切ですよね。あ、3日に書いた元春さんのコメントにもどちゃいました。子供たち、大人になったら楽しいよ。
by kitchenparadise | 2009-12-08 14:03 | 私、こう思う

2位じゃダメなんですか?

昨日夕方、ブログに仮移転したことで、エクスブログにコメントいただいたようです。ありがとうございます。当面お返事はテレパシーでってことにしていますのでご了承ください。

事業仕分けの蓮舫さんの次世代スーパーコンピュータの開発に対する質問、「2位じゃだめなんですか?」が、最近ニュースを賑わせましたね。質問そのものはあまりに短絡的ではあったけど、むきになって言い返すだけ時間がもったいないですね。おそらく本当の論点はそこにないから。あんな風に言われたら誰だって「1位を狙うのが科学の開発だ!」って言う。

「科学技術立国としての基盤が危うくなる以前に、この国は国家破産の危険をはらんでいるのです。危機的状況の中でも、あえて国策として予算を計上していくだけの納得できるポイントをあげてください。それに納得したら、今度はどの程度の予算が最低必要を再考します。」

っていえば、非対立ですんだのに。子供でもわかるし。それを「2位じゃダメ?」にしちゃうのか。少々疲れてこられたのかもしれませんね。それともマスコミむけのコメントかな?

開発の必要性は不勉強なのでわかりません。が、ダム建設ひとつにしても50年もかけて作って、その後100年持たないと言われてます。土砂で埋まるかららしいのです。

こういう日本の将来を占うような開発と予算の問題は、そうそうすぐに答えは出ないでしょうが、とはいっても休んでもいられない。少なくともニュースだけで知ろうというには無理がある。こういう問題はワイドショーに任せず、政府が国民に問うべく特番でも作ったらどうでしょう。
by kitchenparadise | 2009-12-01 15:16 | 私、こう思う

THIS IS IT

マイケルジャyクソンの「THIS IS IT」を観てしまった。流行モノは三谷作品以外はあんまり観ないし、誰もが行く映画は少々時間が経って行くというひねくれた私だけれど、この作品にはなぜか足を運んでしまいました。

感想は・・・。
胸がつまった。圧倒され、鳥肌立ちました。これこそ「ショウ ビジネス」の真髄。心底心を打たれました。 ぜひぜひ観てくださいって感じです。

そもそもって「This is it 」どういう意味なのか。
聞きなれた会話で言うと、マクトナルドで注文した最後に「これで注文は以上です。」っていう表現方法として「This is it 」。

ホームステイ先のママが、息子に教会に着ていく服に着替えるように促して、仕方なくキチンとした襟付きのシャツを着てきたときに、「それでいいのよ。」の意味合いで「This is it 」。

映画の冒頭では、マイケルのバックダンサーオーディションに合格した男性が、この言葉を使います。人生にまよってて、これからどうすればいいかを考えあぐねていたが、このオーディションに合格してわかった。「THIS IS IT!」 

マイケルにとっての「THIS IS IT」 は何だったのでしょう。「これが最後なのか」、「これが僕」なのか「これがやりたいこと」の意味なのか。

いずれにせよ、全世界の人に「IT」を考えさせる彼は、向こうの世界からこちらを眺めて微笑んでると思います。 あれもこれも「THIS IS IT」。
by kitchenparadise | 2009-11-09 15:44 | 私、こう思う

油田を探しに行かない

某テレビの凄腕プロデューサーが、ドラマ製作からデジタルコンテンツの部門に移動したことをこう話していた。
「これからのテレビ業界ははインターネットに押されてめべりするばかりだ。我々は、テレビならではのノウハウを生かしてネット業界に殴りこみをかける。インターネットに油田を探すしか道はないのです。」

油田なんて探しに行かず、殴り込みをかけず、楽しく仕事が成り立つ方法がないですか。最先端を探し続けなくては会社が成り立たないなんて・・・ホントに忙しいというか、物事の移り変わりのスピードが加速しすぎじゃあーりませんか?とは言ってもね。
油田を掘って独り占めできるならいいけど、誰かが掘り出したら、すぐにみんなが近くをどんどん掘り始めるでしょうし。最初の油田よりもっと深く上手に掘るかもしれないし、枯渇も早いかもしれないし。

そんな調子で競争ばかりするから、キリマンジャロの雪が解けるんだなア。
(もちろん一企業がどうのってことじゃなく、高度経済成長の功罪ってこと)

パン屋は100年前と同じ美味しいパンを焼き続ければいいじゃない。
洋服屋さんは、まねできない縫製でとっておきの1枚を作ればいいじゃない。


私は、イチ抜けた。(いやね、最初から参加してないませんが)油田なんて探しにいかない。私の半径1mの人たちを、少しでも幸せにできる、小さくて楽しい商売を、50年、100年続けたい。 100年後に風景があまり変わらないで済むように。
枯渇しない油田は、我の内のみあり、でしょ。ね。
by kitchenparadise | 2009-11-06 15:57 | 私、こう思う


福岡の台所道具専門店「キッチンパラダイス」のオーナーAYAの日記。調理道具の実験や考察、お店のお知らせ、そのほか個人的な日常も毎日綴ります。ご連絡はキッチンパラダイスのHPからどうぞ。


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