カテゴリ:私、こう思う( 151 )

餅つきは汚いから禁止!?

今朝のyahooニュースで「第三者に餅をふるまう餅つきイベントを禁じる地域がでてきた」と伝えていた。
餅をちぎったり丸めたりして人の手に触れる工程が多いため菌やウイルスが付きやすく、集団食中毒発生する恐れがあるということらしく、一部の自治体が判断したという。
なんたること!!そんなぁ...泣)

お嬢も子供会が開催する近所の公園での餅つき大会を毎年楽しみにしていた。
昔は実家で年末に必ずやっていた餅つきは義母が高齢になり止めてしまい、町や子供会主催の餅つきは、餅をついたり丸めたりできる残された体験イベント。普段はゴロゴロしている父親たちもここぞとばかりにかっこよく餅をついて子供たちを指導し、あつあつの餅を簡単にちぎっては丸めていく慣れたお母さんたちをまねて、女の子たちも上手に丸められるようになっていった。

そういえば、西部ガスさんのガス展のおにぎりカフェのイベントをした時も、おにぎりを手で握らずビニール手袋をつけてした。塩を手につけて体温で溶かしながら丸めるのがおにぎり本来の姿だが、食中毒うんぬんを考慮して、先に塩をまぶしたり梅酢をつかったりとなんとか工夫してにぎることになった。

世の中には、おにぎりは菌が繁殖するからラップでしか握らないというお母さんもいるらしい。
そんな慎重な方は、餅つきもおにぎりイベントも参加しないだろうと思う。参加しない理由はわかる。
じゃあ、参加する理由はなんなのか。そんなイベントを開催する大切な理由はなんなのか。
人と人とのつながりや、温かさや、季節感や、美味しさの共有や、まだまだいろいろあるんじゃないか。見えない理由がいっぱい。

お役人の方。餅つきは禁止でなく注意喚起くらいでよいのではないですか。衛生責任者などを役割をつくるとか。
なにもかも、危ないからダメ、汚いからダメという発想は、人間の心まで抗菌にしてしまうんじゃないですか。
by kitchenparadise | 2016-11-30 12:01 | 私、こう思う

無駄話ができる男性

先日ある番組で「家で無駄話ができる男性はめずらしい」と言っていた。
奥さんは、今日のできごとからテレビや雑誌でみたこと、お友達やご近所さんの話など、いくらでも話すけれど、ご主人は全く話さない。話す内容がないからなのだと。かといって外でも無口かといういうとそうでもない。仕事に関すること、政治経済のことになどになると、家の外ではいくらでも話すけれど、奥様との共通の話には乗ってこない、あるいは会話にならない。そうテレビが伝えていた。おそらく、結構年配の方のことだろうと思いきや、若い人でもそんな男性が多いと言う。

男性だけにかぎった話ではないけれど、無駄話のネタをもっておくって、コミュニケーションでは結構大事なんだと思う。仕事とか、トランプ大統領が云々とか、TPPや日経平均株価でなくて、ラフなネタ。しかも、楽しいネタ。自慢話、年金や健康の話や、お墓の話や、苦労話でなく、もっと楽しいネタ。

20年来の男友達と銀座のあるカフェで待ち合わせをした時のこと。着いたとたんこう聞かれた。
「地下鉄を出てからここまでどの道を通ってきた?」
銀座三越の先から数回ジグザグ曲がってから来たと答えると、
「ここなら大通りで一度曲がればたどり着くのに、人って早め曲がりたくなる生き物らしいよ。まっすぐは飽きるから早めに曲がったという結果を求めるんだって。」と言う。
「ほ~。」
完全な無駄話だ。どうでもいい話だけれど、意外におもしろいと思った。
その日は人の行動心理について盛り上がった。

お付き合い先の男性にも無駄話がうまい人がいる。
「最近、女性の香水について無駄に研究しているんです。香水って人を表すと思いませんか。」
「ほ~、例えば?」
そうやって仕事とは全く違う話が始まる。

また仕事のことをからませて、「ひとつだけ無人島に持っていくならどの道具ですか。」
なんて聞いてくる人もいて、この人なかなかなコミュニケーション力だと思った。

10年ほど前、「喫茶店で2時間もたない男とはつきあうな! 」(集英社) という齋藤 孝先生と倉田 真由美 さんが書いた本を面白半分で読んだことがある。ヒジョーに笑ったけれど、それも無駄話やその聞き方などが書いてあった。
もはや、無駄は無駄ではない。

世の男性には、奥様にたいして大いに無駄話を試していただきたいと思う。ぜひぜひ。

by kitchenparadise | 2016-11-26 17:24 | 私、こう思う

料理の時間を短くしたいひとは

「料理の時間を短くしたいひと~手をあげて~?」

「はーい!」


一番に手をあげます。

だからといって
「時短して、ちょっとおいしくなくてもいいひと~?」「買ってきたお惣菜だけでいいひと~?」
「いつも炒め物だけでいいひと?」「インスタントばかりでいいひと?」
そう聞かれると、どれも手をあげられません。

いつも作りたてでなく、油がさんかした揚げ物でなく、私の味付けでもなく、無添加でもなく、何がはいってるか確認できないものを、家族に毎日食べさせるわけにはいきませんし、私も食べたくはありません。でも、忙しくて時間がないのが現実。30分くらいで夕食を作らないといけません。たまに30分もない時もあります。

そこで私がよくやるのは鍋料理です。お気に入り鍋で作る栄養たっぷり鍋料理なら、時間短縮しても豊かな夕食があっという間にできあがります。

美味しくて、栄養たっぷりで、作り立て。なにより自由に味を変えられ、すぐにできる。最後には残りごはんをいれておじやに。完璧です。

さて、今日は牛肉クッパですよー。
c0228646_1731654.jpg

牛肉はお弁当のあまりがちょっとだけ。調味料をちゃちゃっと合えておきます。
その間、もやし、大根、しめじ、長ネギ、にんじん、ピーマン、えのき茸、玉ねぎ、ニラ、厚揚げを切っておきます。冷蔵庫にはいってたものばかり。何種類いれたかな?

1.2.3...10種類。
それに、卵も最後にいれました。にんにくと生姜も最初に。14種類の素材を食べることになります。いいでしょう。

牛肉を、私の最近の相棒、この茶色の「香味鍋」で炒めて、そのまま野菜を順々にいれて出汁をそそぎ、あとはお酒や醤油、ちょっとオリゴ糖をいれただけ。あとは何もすることなし。
蓋をしたら、洗濯物でもたたみます。

15分もすればできあがり。

香味鍋は、蓄熱性抜群。火からおろしても(簡易コンロなし)、5分から10分はテーブルで勝手にグツグツ沸騰してるし、そのあとも30分以上はあつあつ。良い鍋のマジックなのです。すごくごちそうに見えます。豊かな食卓です。

その前は、トマトとレタスのエスニック鍋、鶏ミンチと骨付き鶏の鍋、カレースープもレパートリー。

時短は時短でも、おいしいものじゃないといや。自分で作りたい。家族に安全で、温かいものを。
すべての願いもかなえられます。


by kitchenparadise | 2016-10-20 17:23 | 私、こう思う

最後の3日間

以前、「3日の命があったら」いう手紙を残した、余命僅かだった若い女性のことをブログに書いたことがありました。うる覚えだったからまた送ってもらいました。

改めて彼女の言葉を読み、胸が詰まります。

「病院の外に健康な命を3日ください。(中略)
1日目、私は飛んで故郷に帰りましょう。そしておじいちゃんの肩をたたいてあげたい。母と台所に立ちましょう。父に熱燗をつけて、おいしいサラダを作って、楽しい食卓をかこみましょう。

2日目、私は飛んであなたのところへ行きたい。お部屋の掃除をしてあげて、ワイシャツにアイロンをかけてあげて、おいしい料理を作ってあげたいの。そのかわりお別れの時、優しくキスしてね。

3日目、私は独りぼっちで思い出と遊びましょう。静かに1日が過ぎたら3日間の健康をありがとうと、笑って永遠の眠りにつくでしょう。」


私はまだ明日も生きてます。たぶん。
あと365日後も、そのまた後もしばらくは生きているでしょう。
なのに、こんな感謝を込めた日を、たった1日でも大切に生きたことがあるとはとても言えません。
家族の肩をたたくこと、大事な人に料理を作ること、そんなあたりまえのことに心をこめられるということが、何よりの幸せだと彼女は言っています。

それにしても、1日目も2日目も台所に彼女は立ちたいのですよ。
最後に大切な人に料理を作ってあげたいのです。

がんばって料理をするのではなく、自然と心がこもってしまう、、、
そんな風に料理を続けられたら人生は幸せです。
by kitchenparadise | 2016-10-06 07:30 | 私、こう思う

やっかいなストレス

先日読んだ白石一文の小説にこんな一節があった。

「人間が自分の要求をはねつけると、体が体に抵抗する。
大切なことはストレス自体でなく、そのストレスにどう対処するかである。」


雑誌社の編集者であり取締役、離婚歴のある男性が、突然余命を宣告される物語。家族も自分の体も振り返らずに仕事に邁進していた主人公が途方にくれる。
「なぜ病気になってしまったのか」、「何のために生きるのか」という問いかけが続き、まるで自分が主人公になったかのように考えさせられた。

実は私はストレスをあまり感じない。少なくとも感じないと数年前まで思っていた。ところが長期入院していた姉が亡くなった直後、頭痛や関節痛がおさまらず、友人の勧めで半ば仕方なく専門家の門をくぐった。
「ストレスですね。あなたは身体表現性疼痛性障害の典型です。」と言われてしまった。
説明を受けてもわからず、診察室からでるとすぐにググった。

「身体表現性障害は、痛みなどの自覚的な何らかの身体症状があり、日常生活が妨げられており、自分でその症状をコントロールできないと考えている病態を指しています。」とあり、さらに原因には
「もともと、身体感覚に敏感で悲観的にとらえやすい繊細な人がなりやすいほか、心身の過労(たとえば親の介護疲れや過度の残業など)や身辺の環境変化(たとえば職場異動や引越、近親者との死別など)がストレスになっていることを認識しにくく、言語化できない人の場合に身体症状として表れることがあると言われています。」

そもそも悲観的でない。繊細でもない。ただスバリだったのは、ストレスになっているのを認識できていなかったということ。ストレスで鬱にならない代わりに、身体症状として現れるというのがまさにそう。
私はストレスが無いのではなく、ストレスなんてないくらい明るく前向きな性格だから大丈夫だタカをくくってただけで、体は脳より正直だったということ。大いに反省した。

小説の主人公が「なぜ病気になってしまったのか」について悶々と悩むに場面に胸を突かれた。私も病気の原因を、ストレスの原因をさぐろうさぐろうとした。原因を知れば納得して良くなると思って。それはストレスを増長させた。

「人間が自分の要求をはねつけると、体が体に抵抗する。大切なことはストレス自体でなく、そのストレスにどう対処するかである。」

専門家の先生はこうアドバイスしてくれた。
「どうしようもないものはあなたではどうしようもないんです。だからいま100%で生きているのを120%にして、20%はこれまでのあなたではないあなたの生活を送ることが大切です。」

小説の中の主人公は、生活の優先順位が全くかわってしまった。
私はというと、20%の意味がようやくわかりはじめ、数年経過してなんとか今は快復している。

ストレスは誰にでもあると思うけれど、その問題を会社や状況や、他人せいにしても変わらない。原因はどうであってもしかたない。
分かったとしても他人も過去も私には変えることができないから。
それなら、少し考え方を変えてみるか、違う自分を生きてみるしかない。

尊敬する桧山タミ先生に相談したことがある。
先生はストレスはないのでしょうかと。
「ストレス?知るもんかい。考えるなら寝たほうがましよっ。」
桧山先生、御年90歳。全く病気知らずもうなずける。

by kitchenparadise | 2016-09-27 11:59 | 私、こう思う

がんばらないで料理を作るって


今週末9/11に開催するキチパラ15周年記念イベント、「公開桧山塾 がんばらない台所」のレジュメを作り終えました。たくさんのことをお伝えしたくて欲張ってしまい、時間が足りるか心配なくらいです。

桧山先生に何度も伺いご意見をお聞きし、料理を作るってどういうことかのかをずっと考える数か月になりました。
そんな時に再読した本が、フロムの本です。


「愛の能動的性質を示す基本的な要素に配慮がある。

愛とは、愛する者の生命と成長を積極的にきにかけることである。

この積極的な配慮のないところに、愛はない。

愛の本質は、何かのために働くこと、何かを育てることである。

愛と労働は分かちがたいものである。」

まさに、桧山先生が料理について語られたことそのもの。

自分を愛するなら自分のために、誰かを愛するならだれかのために働くこと。

レジュメを作る私も、企画者でなく、生徒です。

9/11みなさんのお越しをお待ちしています。
by kitchenparadise | 2016-09-08 13:28 | 私、こう思う

記憶がテクニックなら

昨晩、NHKで放送されたTEDに、記憶の達人ジョシュア・フォアが出演していて、参考になりました。

彼はそもそもジャーナリスト。全米記憶力選手権の取材をきっかけに記憶術の奥深い世界に足を踏み入れ、僅か1年後に全米記憶力チャンピオンの座を勝ち取ったという人なのです。
彼が記憶の達人になる前、インタビューした達人たちの誰もが「記憶は生まれつきの能力でなく、単なるテクニックですよ。自分は普通の人間です。」と言うのに疑問をもち、それが本当なら自分にもできるはずだと挑戦した結果、次の記憶連主権で優勝したという、すごい話。

お時間あれば動画をご覧ください。↓

TED ジョシュア・フォア

*ちなみにTEDとは。NHKでは、大学公開授業でおなじみの「白熱教室」、と同じようなカテゴリーでして、「TEDスーパープレゼンテーション」というのを放送している。TEDは授業ではなく「価値ある活動のプレゼンテーション」というようだが、つまり、テクノロギーやデザイナー、エンターテイメントなどの世界のトップがみんなの前で講演するという番組。

TEDのジョシュア・フォアの話を日本向けにすると、

「九州には「高呂木(こおろぎ)」さんという名前がありますが、みなさん覚えにくいでしょう。そんなときは、虫のコオロギと一緒に記憶するとよいです。」

なーんだ、それなら簡単そう!
おぼえにくい事柄を、もともと知っている情報を結びつけるだけでいいんですから。

私が以前、アクセラというマツダの車に乗っていて、どうしてもその名前を覚えられないので、スタッフから「アセロラと似てるからアセロラ、アセロラ、アクセラ、と覚えたらどうですかと勧められ、そうしたのですが、それは大失敗。1年経っても自分の車の名前を「アセロラ」と思い込んでました。汗)
人の脳とはそんな単純なもののようですよ。笑)

うちのお嬢は好きなことしか勉強が進まないと悩んでいたけれど、そうすると.....すべて好きなことに転換して覚えば嫌いな学科も覚えられるのではないかと。ようは技術の習得と訓練ですね。

受験勉強に、資格試験に、それから私のように記憶の不確かさを歳のせいにし始めた人、ぜひやってみてください。

おしらせ:
キッチンパラダイスの夏季休暇は次の通りとなっています。

8月11日(祝)お休み
8月12日(金)通常営業10:30-19:00
8月13日(土)ー15日(月)お休み
8月16日(火)通常営業10:30-19:00


インターネットでのご注文はいつも受け付けておりますが、3連休中のお買い上げの発送は8月16日以降となりますのでご了承ください。

これからお休みのみなさん、よい休暇を!
by kitchenparadise | 2016-08-12 14:11 | 私、こう思う

やる気は出ないのではなく、出せない

中高生の子供を持つお客様から、「うちの子はスマホばかりやってて全く勉強しない」というお悩みをよく聞きます。スマホがない時は、マンガだったりテレビだったりしたので、スマホだけが悪いわけではないでしょうが、特に最近はとにかくスマホVS勉強の構図が多いようです。

数か月前、知人の息子さんが来店してくれました。予備校に通って3年目の夏を迎えるのだということ。高校生の時以来でした。
小さい頃から賢いお子さんで、素直で、それはそれは明るい子ですが、今回ばかりは悔しさや後悔のようなものを滲ませながら、私にこう話しました。

「中学から高校までの6年間、暇さえあればスマホをいじっていた。1浪した時は、あぁ、あの6年間のスマホの時間をもう少し有効に使ってたらと思っていたんだよね。 

2浪目になり、まだスマホばかりやってたことが許されないんだと思った。
浪人してからは頑張って成績もよかったのに、やはり神様は6年間さぼった僕を、まだ許してはくれなかった。
次第に、大人はなぜ分別もない中学生にスマホなんて持たせるんだと思うようになってきた。だって子供にとっては目の前のことより、スマホの世界のほうが何倍も広くて面白いにきまってる。

3浪目になり、もう後がないと思ってる。寮にはいって、スマホもやめ、徹底的に勉強に没頭する。今度こそサボってきた僕を許してもらう。」

親から離れ、自分の課題にむかい自分で責任を取ろうとしていました。


アドラー心理学の岸見一郎先生はこんな例にこう答えています。

「残念ながら親が勉強させることはできません。勉強しないのであれば、本人が勉強する理由がわかってないからです。」

「やる気がでないというのも本当ではありません。
やる気を出してはいけないので、やる気を出さないのです。スマホをしてたから今日も勉強できなかったということにできるからです。
勉強すればできるのにと、親が言いますが、だから子供は現実的な努力をすることなく可能性の中に生きることを選んでしまうのです。」

なるほどー。

「その結末が最終的に誰にふりかかるか、あるいはその責任を誰が負うのかを考えたら、それが誰の課題なのかわかります。子供の勉強も同じです。」

この考えからすると、勉強しないのはスマホのせいではないし、スマホを渡した大人のせいでもないということになります。その時々に、勉強にやる気がだせない理由があって、スマホを言い訳にしているだけということです。

やる気は親からもらうものではありません。逆にやる気から遠ざかるかもしれません。オリンピック選手に憧れて自らオリンピックを目指す若い選手のように、やりたくてやりたくて仕方ないという、やる気の「感染」がその近道であるように思います。

大人には大人にしか解決できない問題があるように、子供には子供にしか解決できない問題があります。



ただできることがあるとすれば、できるだけ環境を整えておくことかもしれません。料理と健康の管理もそのひとつですかね。

by kitchenparadise | 2016-08-09 12:15 | 私、こう思う

同僚を許せない?

アドラーという心理学者の本をわかりやすく解説した岸見一郎先生の本にはまって、3冊目になりました。
いま読んでいるのは、相談されたお悩みの質問に対してアドラーの考え方で答えるというもの。
その中に、「産休・育休・時短の同僚を許せない(40代女性)」という相談がありました。

「職場の後輩が次々と育休や産休を取ります。復帰しても時短で早帰り。その分私は業務量が増えて大変なのに、給料は上がらないし、手当もつきません。
私は結婚してますが、子供はいません。子持ちが優遇されるなんて、不公平で許せません。休む人が妬ましいです。」


なるほどなるほど。口にするかどうかは別にして、そう思っている方は多いでしょう。友人からもこれに似た相談を受けたことがありますし、休みでなくても仕事の量が違う云々の相談を受けることが多いです。

で、本の中の答え。箇条書きにしてみます。

*休みの影響で業務量が増えるのは職場の労働環境の問題で、改善を辛抱強く要求する必要はある。
*出産に限らず、誰もが病気、けが、介護などで仕事を休むケースがある。あなたも休むかもしれない。
*皆が助け合うことで、補い合うしかない。
*休みはほとんど予測不可能。
*不公平と思わず、職場の仲間に貢献していると思うように。


わかります。

休む側の態度にも注目すると...休む権利ばかり主張して、まわりの負担に感謝ができないとなると、残る側はぼやきたくもなります。
しかもそのあと、「あなたが産休とるのが当たり前だから、私がちょっと長めの有給とるくらい、当然の権利よ」という考えになるのなら、これはさらに悪い連鎖に繋がるでしょう。
アドラーの言うとおり、相手がどうであれ仲間への貢献だと思えればいいのですが、そうはうまくいきませんね。

キッチンパラダイスのスタッフもみんな交代で休みます。自分の体調、子供のこと、親のこと、自身の都合も含めて、突然休むことで、他のスタッフが代わることもたびたびあります。夏休みの勤務もみんな大変と思います。
キチパラでは「おたがいさま」が定着しているので、意外と不満は少ないとは感じますが、これには先ほど書いた「感謝」ともうひとつ、仕事と自己の成長の考え方が不可欠だと思っています。

AさんにはAさんのこころの成長、BさんにはBさんのこころの成長。仕事を通して、人としてどこまでの包容力を身につけていくかが、お金以上の財産になると思うのです。仕事に限らず、子育ても、夫育ても(笑)そうですよね。

ようは自分の問題。誰かのせいでなんて思うより、新しい命の誕生をともに喜び、自分ができることを考えたほうが、仕事は何倍も楽しく、仲間と何倍もうまくいきます。
アドラーのこの本は「人生を変える勇気」です。ご興味のある方は手に取ってみては。
by kitchenparadise | 2016-07-26 13:49 | 私、こう思う

クックドゥを使うと破局!?

ひょんなことから、クックドゥの関するアンケートのサイトを開いてしまいました。

「あなたが、クックドゥ(合わせ調味料)で麻婆豆腐を作ったら、交際相手が嫌がりました。どう思う??」
というアンケートです。

①使用をやめる
②かまわず使う
③文句を言われたら料理を作らない
④別れる


結婚相手、でなくて交際相手というのがミソかもしれませんが、私ももちろん①使用をやめる、です。
の前に、使用しませんけど。
もちろん、一回のために豆板醤買うのももったいないという人もいれば、今日だけはちょっと忙しかったという方もいるでしょうし、味のつけ方に自信がない場合もあるかもしれません。
その途中集計を見て、おののきました。

①使用をやめる・・・12%
②かまわず使う・・・23%
③文句言われたら作らない・・・42%
④別れる・・・23%





文句言われたら別れるん???作らない???
それが半数以上って、どういうおつきあい??
 


いろいろご事情はあるでしょう。文句ばっかりいって、全く作り甲斐が無い彼なのかもしれません。
クックドゥといっても、自分の中ではよく頑張ったのかもしれません。
お二人の関係もあるでしょう。
まだ彼氏がいない人が答えた場合もあるでしょうが....

なんとも、絶句してしまう内容で、驚きました。いま、そんな世の中??
そもそも、料理って、家族のために、家族がよろこぶために、家族の健康のために、作っているんでは?
そんなの理想ですか?えー、みんなほぼ義務感?
考えちゃうなー。

えっと、えっと....あきらめずに考えてみると、この問題は2つの解決方法があると思うのです。
ひとつは、彼。
あからさまに嫌がるんじゃなくて、ちょっとほかの言い方にしましょうよー。そして作ってもらった感謝はしましょうよ。
もうひとつは、作った彼女。
次は美味しいのを作って、あっと言わせましょうよ。
たぶん、最初から、作ってやってると思ってしまうからそうなるんじゃないかな。
「喜ばす」と考えたら、どうでしょう。
えー、きれいごとかなぁ。

マーボー豆腐なんて簡単に作れますから。

ネギ、にんにく、しょうがを炒めて、豆板醤いれて、豚ひき肉いれて色が変わるまで炒めるでしょ。
鶏ガラスープ 、お酒、醤油、砂糖かみりん、甜麺醤か味噌を入れて、最後は水溶き片栗粉です。
豆板醤とか甜麺醤は、チューブで安くて量が少ないのもあるし、なければケチャップでもそれなりに美味しいはず。

クックドゥで別れる前に、愛を育む方法を!!

by kitchenparadise | 2016-07-05 18:27 | 私、こう思う


福岡の台所道具専門店「キッチンパラダイス」のオーナーAYAの日記。調理道具の実験や考察、お店のお知らせ、そのほか個人的な日常も毎日綴ります。ご連絡はキッチンパラダイスのHPからどうぞ。


by kitchenparadise

プロフィールを見る
画像一覧

ブログパーツ

カテゴリ

全体
道具:キッチン道具全般
道具:フライパンや鍋
道具:銅の玉子焼
道具:スライサーやおろし器
道具:セイロやすし桶
道具:塩壺
道具:まな板と包丁
道具:すり鉢
道具・調理家電
おしらせ(SALE等)
キチパラ講座
なみじゅう(入荷状況も)
私、こう思う
キチパラのなりたち
本と言葉
私の日常と家族
福袋
耳下腺腫瘍顛末記
じゃないお弁当
プロフィール
私が好きなもの、好きな店
未分類

以前の記事

2017年 09月
2017年 08月
2017年 07月
2017年 06月
2017年 05月
2017年 04月
2017年 03月
2017年 02月
2017年 01月
2016年 12月
2016年 11月
2016年 10月
2016年 09月
2016年 08月
2016年 07月
2016年 06月
2016年 05月
2016年 04月
2016年 03月
2016年 02月
2016年 01月
2015年 12月
2015年 11月
2015年 10月
2015年 09月
2015年 08月
2015年 07月
2015年 06月
2015年 05月
2015年 04月
2015年 03月
2015年 02月
2015年 01月
2014年 12月
2014年 11月
2014年 10月
2014年 09月
2014年 08月
2014年 07月
2014年 06月
2014年 05月
2014年 04月
2014年 03月
2014年 02月
2014年 01月
2013年 12月
2013年 11月
2013年 10月
2013年 09月
2013年 08月
2013年 07月
2013年 06月
2013年 05月
2013年 04月
2013年 03月
2013年 02月
2013年 01月
2012年 12月
2012年 11月
2012年 10月
2012年 09月
2012年 08月
2012年 07月
2012年 06月
2012年 05月
2012年 04月
2012年 03月
2012年 02月
2012年 01月
2011年 12月
2011年 11月
2011年 10月
2011年 09月
2011年 08月
2011年 07月
2011年 06月
2011年 05月
2011年 04月
2011年 03月
2011年 02月
2011年 01月
2010年 12月
2010年 11月
2010年 10月
2010年 09月
2010年 08月
2010年 07月
2010年 06月
2010年 05月
2010年 04月
2010年 03月
2010年 02月
2010年 01月
2009年 12月
2009年 11月

最新の記事

わからんけど、みたいな。
at 2017-09-22 10:30
福岡に蔦屋書店がやってくる
at 2017-09-21 07:30
便利好きで、便利がイヤな日本人
at 2017-09-20 07:30
9月29日、30日キチパラだ..
at 2017-09-19 07:30
蚤の市は17日のみ中止に
at 2017-09-15 13:10

検索

ファン

記事ランキング

ブログジャンル

雑貨
本・読書

画像一覧