カテゴリ:私、こう思う( 155 )

子供に伝えておくこと。

二カ月に一度、お店で砥石講座をやっている。参加者は30代から50代の方々が多い。1時間半の講習である程度砥げるようになる。習った後ですぐに家で研いでみるのが覚えるコツのようだ。私より若い年代で包丁をきちんと砥げる人はおそらく1割もいない。かくいう私も我流で適当に研いでいて、きちんと砥げるようになったのはここ5年である。
ところが、お嬢が14歳の頃習わせところすぐに砥げるようになった。この子はもう一生包丁研ぎで困ることはないんだなと思った。

うちの高校生のお嬢は、鍋でご飯は炊けるし、すり鉢をあたるのもうまい。
炒め物や煮物の味付けも自分で味を見ながら調整できる。料理に関しては見て覚えてきたようだが、先日、私がいない間に彼女が冬の制服を洗濯機で洗っていたのを見て驚いた。もちろん縮みまくっていた。
当たり前なので、そんなこと教えないでもわかると思っていた。
「え、夏の制服は洗うやん?」と言われ、がっくり。16歳になっても、私が教えていない生活の基本は知らないのだ。

また、先日は友人が嘆いていた。娘に送った成人式の振袖が、ダンボールの中でぐるぐるに丸まって送り返されてきたと。着物のたたみ方なんて教えてなかったからと肩を落としていた。お嬢さんいわく、「you tubeで見ればわかるんだけどね。」と言っていたという。わかっても、やらなかったら同じだねと友人。
着物を自分で着ることができなくても、女の子なら自分が脱いだ着物くらいたためるにこしたことはない。
おそらく若いうちなら、こんなことも数十分で覚えるはずだ。

考えてみると、あと数年も経てば家を離れるかもしれないお嬢に教えていないことがたくさんある。
焦る私はたびたびお嬢に声をかける。
「ほらみてみて。木のまな板は使う前に濡らすよ。」「ハイハイ。」
「中華鍋はガスコンロで必ず水分を飛ばして片づけるよ。」「ハイハイ。」
「ご飯は左、お汁は右。」「すし桶は一度濡らして。」「ハイハイハイ。」

今頃になって、もっと早い時期に教えておくべきだったと改めて思う。

映画「はなちゃんのみそ汁」では、ガンを患った母、千恵さんが、まだ幼い娘に味噌汁の作り方を教える。この「はなちゃんのみそ汁」は事実にもとづいたお話で、今ははなちゃんは中学生。福岡に住んでいる。お父さんは新聞記者の傍ら、講演活動をしたり、エッセイを書いたり、「自分で作って食べること」、「食」の大切さを伝えている。
はなちゃんはそんな忙しいお父さんの帰りを、丁寧にご飯を作って待っている。千恵さんが教えたことがはなちゃんの生活の軸になっている。はなちゃんの生きる強さにもなっているといってもいい。賢く、頼もしい女性になるの違いない。

たまにゲームの手を止めて、テレビをちょっと消してみてはいかが。
ご飯、味噌汁の作り方、すりばちの摺り方、すし桶の酢飯をあおぐだけでもいい。生活の基本を子供たちに伝えませんか。そんな難しいことじゃなくていいし。親の近くにいる時間は意外と短い。
by Kitchen Paradise 田中 文
by kitchenparadise | 2016-02-23 12:42 | 私、こう思う

100分de名著 「人生の意味の心理学」

NHKで「100分de名著」という番組がある。すこぶる面白い。
今月は、心理学者アドラー著の「人生の意味の心理学」と取り上げているが、2月10日の番組では、「自分を苦しめているものの正体」がテーマだった。
折しも、清原和博氏の覚せい剤の一件が毎日のニュースで取沙汰されており、この話題とあいまって、余計に納得する内容だった。

アドラーのいう、人を苦しめているものの正体は、いったい何か??


答えはずばり、「劣等感」。


この番組の指南役で哲学者の岸見一郎先生の解説は非常にわかりやすい。

****以下、番組HPから*****

私たちを悩ます「自分で自分を好きになれない」という劣等感。アドラーは、その状況が、「自分で自分を好きにならないよう」決心している結果だと分析する。そこには「他者に拒絶されるくらいなら最初から関わらないほうがましだ」と考え「他者との関係の中で傷つかない」ことを選んでいる自分がいるというのだ。アドラーは私たちを苦しめる劣等感を「客観的な事実」ではなく、他者との比較から生じる「主観的な解釈」だととられることで、その解釈自体を転換し、むしろ自分自身の成長のバネにしていくことを提唱する。第二回は、アドラーが「劣等コンプレックス」「優越コンプレックス」という概念で明らかにした自分を苦しめているものの正体を明らかにし、それを乗り越える方法を学んでいく。


劣等コンプレックス。例えば、「背が低いからもてない」と決めつけてしまったり、自分が他と比べて劣っていると思い込む。嫉妬したり、羨んだり、反対に対等な人間関係を自ら拒んだりしてしまう。

優越コンプレックスはさらにやっかい。自分が他者より優れていなければならないと思い込み、そこから逃れ慣れない。優越であることが最優先になってしまい、些細なことでも上下をつけたがったり、自分の劣等感を刺激する人に対して攻撃したりなどの問題行動を起こすらしい。いじめもそんな優劣コンプレックスから起こる。

清原氏はまさにこれだだろうと思った。ホームランを打っている自分でないと、自分と認められない。劣等感が浮き出てしまう。だから、恥ずかしくない記録を作るために、イヤな自分を忘れるために、あのようなことに手をだしてしまっていたのだろうか。

アドラーの唱える対処の仕方はひとつしかない。

普通である勇気をもつ。


他人と比べない。ありのままの自分で良しとする。

成績悪かろうが、出世しなかろうが、失敗しようが、身体的にどうであろうが、そのままの自分でよしとする。
成績が悪くて良しとするのはどうだろうと思うかもしれないが、どのみち過去は変えられない。努力を重ねて成績を良くするのは自分自身の努力だけであって、確かに他人と比べてもしかたない。


家族で認め合い、仲間同士と認め合うことが大切なんだと思う。


それにしても清原さん。このコンプレックスに打ち勝ち復帰するのはいつのことだろうか。

番組の再放送もあるそうです。こちらです。
by kitchenparadise | 2016-02-12 15:33 | 私、こう思う

「仕事を楽しくする6つのこと」

「仕事を楽しくする6つのこと」と題した、女性のための講習をさせていただいた。
以前にもこのブログに書いたけれど、私は台所道具の講習は本職ではあるけれど、自己啓発は専門でもなんでもない。私自身が店を楽しく運営させていただいているからか、うちのスタッフがよほど楽しそうに仕事してくれているからか、ありがたいことに、「そのコツを教えてください」と言われることがあり、良いか悪いか、正解か否かはさておき、最近その経験談をお話しすることにしている。昨日は直方の会社におよばれして、女性30人ほどの方の前でお話しする機会だった。

仕事を楽しくするのは、職種や労働、給与、人間関係などのバランスもあるだろうが、ようは心の持ちようだと思っている。この仕事を楽しいと思いたい。それがベースにないと先に進まない。「仕事は仕事。楽しいかどうかではない。」とお考えなら何の役にも立たないと思う。

私はこの6つでお話している。

①何を言うかより、どう伝えるか。

私が考えるのはノーハウではなく、言葉(伝え方)を選び、それに心をおいていくいうやり方。心が伴わない言葉は意味がない。嫌味なく素直な意見を述べるには、嫌味のない素直な人になりたいと、まず思わなくてはいけない。

②会社から使われない。

自主的に仕事するのと主体的に仕事するのは少し違う。主体的は、会社全体のことを考えてリスクまで承知で仕事する責任が要る。働きたいように働くには、この「主体性」が必ず必要になってくると思っている。

③人と比較しない。

人と比較して伸びる人もいるかもしれないけれど。私にはその方法は合わない。実績を上げるためだけならそれもいいけれど。昨日の自分と今日の自分を意識すること、そして他人を認めることが、楽しく仕事をできる早道だと思う。

④プチ目標と冒険的目標を。

言葉通り、必ず達成できるプチ目標と、達成したい目標を遠くに定めること。

⑤サバサバする。

短く表現すると、こうなる。失敗には反省が必要。反省して真剣に次の取り組む作業は必要だが、深刻にとわわれる必要はない。

⑥働く意味を考える。

これは2年前に他界した姉が残した言葉から学んだこと。


厚かましくも、このような講習をさせていただいているけれど、専門家でもなんでもないところがポイントなのだと思う。この6つのポイントのために紹介した例は、すべてキッチンパラダイスや私のまわりで起こったことばかり。こんな小さい店で、みんなが泣き笑いしながら成長してきたことが、どなたかの小さな仕事の意欲、相互理解に繋がればいいと思う。



お招きいただいた会社様、そして多くのことを学ばせてくれたこれまでのスタッフに感謝です。
by kitchenparadise | 2015-10-24 13:00 | 私、こう思う

愛される人は愛する人

本屋に行くと「愛される人になるには?」という類の本がやたらと多いのに気が付く。

「愛され講座」
「愛され妻でありつづけるには」
「モテる女性の共通点」
「愛され女子になるには」
「愛される話し方」

そして「愛されレシピ」。愛されるために作るんですかな?認めてもらうために料理するんかな?

みんな、どこまで愛されたいのだー!?と思ってしまう。

学者さん、エーリッヒ・フロムの一説にこういうくだりがある。

「幼稚な愛は、愛されているから愛する、という原則にしたがう。
成熟した愛は、愛するから愛される、という原則にしたがう。
未成熟な愛は、あなたを必要だから愛するといい、成熟した愛は、あなたを愛しているからあなたが必要だという。」

母が子供を愛する気持ちを考えたらいい。子供がどんなに母親のことを考えてなかろうが、子どもが母を裏切ろうが、母は子供に与え続ける。聖書に、親を裏切った息子と親孝行の息子とを最後まで同じように扱い、帰りを待っているという一説があったと思う。たしか、黄色いハンカチのモデルになった一説ではなかったか。
聖書の中で最後は、子どもが親の愛を知り、自分を恥じ、親の愛を知るという。
愛し続ければ、必ず相手はわかってくるという根拠のない自信を持たなくては、母親業はやってられない。

愛されたいなら、愛することのできる自分になろう。
これをしてくれないからあなたを愛せないではなく、愛されるノウハウばかり考えているようでは、本当に愛される自分には到底たどりつきそうもない。そういうのって、あとで必ずばれる。

与えることを怖がらす、堂々と人を愛する勇気をもつことが大切だとフロムは語っています。

ノウハウ本はもういいよ。ノウハウはあなたじゃないし、私でもない。
by kitchenparadise | 2015-09-15 19:09 | 私、こう思う

小さな目標で大切なこと。

いつも小さな目標を持つようにしている。もともとビックな夢をもつタイプでもないし、鼻息荒く何かやってきたわけでもない。やる気はあるんだけれど。
だから、ほんの小さな目標を積み重ねることによって、いつかは納得できる自分になれていたり、もし大きな目標をもった時、踏ん張れる自分になっているのではないかと。
どんな小さな跳び箱も難なく飛べる自分なら、大きな跳び箱を飛ぶ実力がもてるのではないかとか、呑気に思っている。

私の目標というと、1時間後に終わるくらいのものから、長くでも一か月くらいの繰り返し。
「よし、1時間以内にレポートを書き終えるまで、電話も取らず、飲み物も飲まないぞ。」とか。
「朝晩、必ずギターを10分練習して、ギターの先生をあっと言わそう。」とか。
「この本を読んでわからない漢字は全部書けるようになって、自己テストしてみよう。」
「毎朝早起きして、1時間ウオーキングだ!」とか。ひとまずスパンを短くしている。

小さな目標で肝心なのは、できなくても何かのせいにしないこと。
「雨が降ったから歩けなかった。」「仕事で忙しくてギターに手が回らなかった」「最後の3日間でやればいっか。」「太宰治は難しいから覚えられなくて当然。」便利な言い訳の候補はたくさんだ。あ、いかんいかんと思う。

目標が達成できない人が陥りがちなことは、
正当化。被害者意識。フリをする。責任転嫁。妥協。延期。

小さな目標で、達成と同じくらい大切なことは、そんな自分に陥らないことにあるような気がする。これも練習だ。わが身を振り返る訓練。できなくてもシンプルに負けを認めること。目標のスパンをもっと短くしてトライしなおしてみること。目標設定をし直すこと。それが大切だ。

この前テレビで女の子が、ミスチルの桜井さんに憧れて上京したというミュージシャン志望の彼についてこう言っていた。
「歌はうまいんです。でも、毎日ギターを練習するでもなく、昨日も今日もパチスロ行ってます。彼は、俺の才能をわかるたいしたやつがいないんだといいます。実は彼、、、単なるカラオケがうまい男子に過ぎないんじゃないかなって思うんです。」って。

そうです。笑)









by kitchenparadise | 2015-09-01 22:55 | 私、こう思う

メイソンジャーとSNS

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メイソンジャーが流行っています。テレビの見て、思わず買ってしまった方も多いのでは?
メイソンジャーは、Ball社が作った2重蓋のガラス保存瓶のこと。平蓋をネジ蓋抑えるので、気密性に優れ、液体などもこぼれにくいという保存容器。いまでは日本製も含めていろんなメーカーのが売られている。

数年前にアメリカのカフェで、このメイソンジャーにコーヒーやヨーグルトを入れて出したのがきっかけで、保存容器が食器やグラスとして使われるようになったらしい。日本でも、昨夏にクックパッドにレシピが投稿されてからじわじわと人気沸騰。この春は入荷が3か月待ちで、書店ではメイソンジャーレシピ本が山積みになり、多くの女性誌でも特集が組まれた。
スムーシーやヨーグルトを入れたのも人気だが、最も流行っている使い方が、メイソンジャーサラダ。これは(↓)枝元さんの本だけど、ほかにも10人以上の料理家がこぞってサラダレシピを出版している。
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マーケティングの本を書いている作家の友人が、パンケーキの流行について、「あれはパンケーキが好きな私が好き。だから流行ったんだよ。」と断言していた。
「パンケーキをこの店で食べてまーす。」という感じが、流行に敏感でおしゃれだから受けたのであって、味がどうこうではない、と言う。
ふーんと思っていたけれど、メイソンジャーも、多少似たところはあるかもしれない。メイソンジャーサラダは、自分らしいカラフルでおしゃれなサラダが作れ、その写真がFBに投稿されていると「おっしゃれー。」な感じがするし、「あの子、健康志向なのね」と思うし、「ちゃんと手作りでえらーい」と感じる。見る人の食欲もそそるし。
あんなに見栄えがするサラダが作れたら、私だってFBにアップしたくなる。見て見て~!って思うってしまう。
メイソンジャーはまさにSNS時代だからこそ流行ったのかもしれない。

一方、このブームはそろそろ終わるのではないかと思っている。いや、もう実際に終わりかけている。
それは暑いから。暑いから、サラダをもって歩けない。「茹でたえびやシーチキンも入れて」とレシピ本には書いてあるが、こんな炎天下でそんな生もの持ち歩いたら大変だ!冷蔵庫で保存するならまだしも。
どうしても、サラダを作り置きしておきたいなら話は別だけれど、野菜というものは、カットしてすぐ食べるほうが、栄養価は断然高いに決まっている。
私的には、なんらかの理由がない限り、衛生面から考えても、栄養面から考えても、持ち歩かないジャーサラダは、この夏、あまり意味がないのではないかと思うわけで。

では、メイソンジャーは、本来どうやって使われているのか?明日この続きを。
by kitchenparadise | 2015-08-05 12:01 | 私、こう思う

世界を変えるのに魔法はいらない

4年前にハリーポッターの著者J.K.ローリングが、ハーバード大学の卒業式で講演した内容のことを書きました。思い出しては、時々読み返すので、ここでも改めてご紹介します。

彼女は貧しい幼少時代をすごし、離婚してシングルマザーになり、仕事もない状態から世界で知られる小説家になりました。
そんな彼女が、ハーバードを卒業してからの21年間に、2つの大きな教訓を得たこと。

ひとつは「失敗の効用」、もうひとつは「想像力を持つ重要性」。

失敗についてはこう語っています。
「私は失敗したことによって、試験に受かることでは決して得られなかった内なる安心感を手に入れることができました。失敗のおかげで私は、自分について、他のいかなる方法でも学べなかったであろうさまざまなことを学びました。私は、強い意志があり、自分が考えていた以上の自制心があることに気が付きました。(中略)

人生とは何を手に入れたかや何を達成したかでないと知って、初めて幸せになれるのだ。」

想像力について。
「想像力は、私の物語にでてくる魔法と同様、道徳的に中立であって、善でも悪でもありません。相手を操作するためにそうした能力を使おうとする人もいれば、相手の身になって考えるために使おうという人もいるでしょう。想像力を一切使おうとしない人もたくさんいます。無関心な態度をとるこどで、邪悪な行為に手をかすことにもなるのです。」

失敗から幸せの本質を学び、他の人々の暮らしが自分のものだったらと想像する力があれば、魔法なんていらないと。

失敗から学ぶのはわかりやすいけれど、想像力に関してはどうやって身につけるのでしょうね。
つまり、誰の立場にもなれる人格?人柄ってことでしょうか。
by kitchenparadise | 2015-07-28 22:54 | 私、こう思う

いやしくない人。

先日、サワコの朝という番組に岸恵子が出演していた。82歳らしい。若い。
見た目に若くしている人はたくさんいるけれど、彼女は加えて、笑顔がかわいらしく、話し方やしぐさも若々しい。かっこよすぎて画面から目が離せなかった。

パリの住む70代の女性と50代の商社マンの純愛を描いた「わりなき恋」という本が出ているらしい。まだ読んでない。「この話は岸恵子ご本人のことかしら・・・」と勘繰るまでもない。
あんなに若く凛としていて、いまもって好奇心にあふれ、ご自分の道をまっすぐ歩んでいる少女のような彼女を憧れるばかりだ。

阿川サワコさんから「どんな男性がお好きなんですか?」と、聞かれていた。さすが阿川さん、聞いて欲しいことを聞く。
80代の女性が「そうね~?どんな方って、んー。」って考えあぐねる様子は、すがすがしい。とっくに中年を迎えた私たちに励みになるような会話ではありませんか。


「そうね、、、私、エレガントで、、、いやしくない人が好き。」


思わず、「卑しい」ってどういう意味だったけと、スマホでググッてしまった。

1 身分・社会的地位が低い。「―・い身」
2 品位に欠けている。下品だ。「―・い言葉遣い」「根性が―・い」
3 貧しい。みすぼらしい。「服装が―・い」
4 飲食物や金銭に対して貪欲である。さもしい。「口が―・い」「金に―・い」
5 つたない。とるに足りない。

岸恵子さんのいう「いやしくない人」。どれかにあたってそうで当たってない。
これだ!という言葉はないけれど、しいていうならば、「心が清らかな人」ってことじゃないかなと思う。品位や服装や立ち居振る舞いはエレガントで、しかも心が清らかで、裏がない人。
お金じゃなく、身分や社会的地位でもない。

彼女自身がそうありたいと思って生きてきたんだろうな。勝手解釈。素敵。
by kitchenparadise | 2015-06-17 17:14 | 私、こう思う

100年後、消せないもの。

私のブログ、14年書いているが、近頃、疑問に感じることがある。何年も前の私の書いたブログがネット上に残っているが、いつまで残るのか、またはいつまで残すべきかと。
突然この世から消えたら、果たして誰かが消してくれるのか。10年前の私の書いたものを、飽和した情報のひとつとして今後残してよいものだろうかと。

例えば紙の書物。要らなければ次世代の人が捨てるだろうし、いづれ朽ちていくかもしれない。場所を取るというのは、悪いことのようだけど、場所を取るからのちに整理されていく。
ネット上のゴミと化す情報は、100年後には新しい法律か、企業の都合で整理されていくのかな。

原子力発電にも大量なゴミがでるという。片付けたくても片付けられないこのゴミもまた、100年後に行き詰まるだろう。

未来の為に、私たちはいかなるゴミも残さない時代を作っていかなくてはいけない。
今の時代は未来からの預かりモノだから。
だいたい私たちは何事も急ぎ足すぎる。

消そうかな。やっぱり。
勇気と責任をもって、消していくべきかな。



by kitchenparadise | 2015-06-11 17:48 | 私、こう思う

未来のスーパーはきっとこうなる!

最近、キチパラの斜め前にあるローソン100が閉店した。なぜだかはわからないけれど、数か月後に普通のローソンになるらしい。申し訳ないけれど、ローソン100は、私にはちょっと物足りなかった。

①歩いて3分行けば、スーパーがある。
②歩いて2分行けば、フツーのコンビニ(セブン)がある。
③歩いて3分行けば、便利なドラッグストアがある。

飲み物くらいは目の前のローソン100で買う。100円コーヒーはセブンに歩く。
パンは買わない。100円のパンしかないから。しかも量勝負みたなパンばかり。
惣菜も肉類は買わない。安すぎて心配だから。
調味料は買わない。フツーの塩とか醤油しかないから。どうしてもの時はスーパーに行く。
ストッキングも買わない。100円で1種類か2種類しかないから。ドラッグストアにいったほうが確実。

結局買うのは、電池か飲み物、あるいは飴かチョコくらいになる。

流通ジャーナリストの故金子哲雄さんが、男子キッチン(2012.6月発売)に、「未来のスーパーはきっとこうなる!」という記事をお書きになっていた。

高齢者が増えるこれからの時代は、小商圏のコンビニ型のお店が増える。それぞれの地域の志向の合わせた小さな食品スーパーが網目状に出店されていくでしょう。
これからは、地域に密着し徒歩で来店でき、オーガニック野菜などを強化したクオリティ志向の強い小さなスーパーと、低価格を強く打ち出したディスカウント志向スーパーの二分化となると思います。

そんな内容。まだ高齢者が多い街ではないけれど、クオリティ志向の強い小さなお店が求められているというのは間違いない。

みんな仕事をしているこの辺の住人は、駅やバス停から歩いてくる。目の前のローソンは、駐車場もない。普通のスーパーを通り越して、セブンイレブンの前を通過し、この辺りの半径200mか300mの住民から選ばれる品ぞろえにしなくてはやっていけないのだ。

どんなお店になるのか。なんてったって、この場所、14年間で5回もコンビニが閉店開店を繰り返している。そろそろ落ち着いて欲しい。
お手並み拝見といたしますよ、ローソンさん。


明日は、今日行われたスンリョンさんのラボ講座の様子をご紹介します。
by kitchenparadise | 2015-06-01 15:43 | 私、こう思う


福岡の台所道具専門店「キッチンパラダイス」のオーナーAYAの日記。調理道具の実験や考察、お店のお知らせ、そのほか個人的な日常も毎日綴ります。ご連絡はキッチンパラダイスのHPからどうぞ。


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