カテゴリ:道具:キッチン道具全般( 80 )

ミニボウルを揃えては?

友達と話していたら、小さなガラスのボウルを持っていないと。そうかも。
毎回、テレビの料理番組などでは使われますが、意外とご家庭ではお持ちでない方が多いかもしれません。
直径10cm程度で耐熱ミニボウルです。これなかったら料理できないくらい便利なもので、しかも料理をする気にさせてくれる道具のひとつ。
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今朝のお嬢に作ったお弁当の一部。これにチキンハーブとジャガイモ焼き。こんな風に準備してテーブルに置いておくと、朝ごはんにちょっと食べ、残ったらラップして冷蔵庫です。

下準備の時には材料やタレなどを入れ、ガラス容器をサッと洗って、仕上がった料理も入れています。プラスチック容器だと洗剤できちんと洗ったりしないとヌメヌメする場合もありますが、ガラスなら汚れのオフが簡単。
私の場合、朝ごはんとお弁当用にガラスの10cmを6個くらい、12.3㎝のものを2つあれば十分。
汚れ落としが簡単なだけじゃなく、中身がよく見えるし、使い終わったら重ねて、洗った後も重ねておいておけるから全く場所をとらない。
まさに、時短ですよ、時短。

最近気に入っているのが、リップボウルというもの。耐熱で薄くて、注ぎ口がついてます。
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大きさも様々あります。
これまでHPでは紹介してなかったらから、しよっかなー。

ミニボウルはだいたい500円くらいから買えます。そんなに高くないのです。
by kitchenparadise | 2015-07-09 13:18 | キッチン道具について

琺瑯容器(ホーロー)に書くペンはコレしかない!

また、ど~でもいいことを延々とテストしてしまいました。汗)
使うたびに気になっていたんです。琺瑯容器に書き込むペン。
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このところ、お店で常備菜の料理教室をしたり、琺瑯やガラス容器を販売したりしていたので、私もすっかり常備菜にはまり、日曜日ごとにあれこれと作っています。なのに、琺瑯に1か月も保存できる素材を入れても、水性ペンで書くと汁が付いたらすぐ落ちてします。逆に油性ペンだと落ちにくいから毎回琺瑯をこすってしまう。

ひとまず、この写真のように、油性の代表格マッキーと水性のプロッキーで試すことにしました。プロッキーは水性顔料ペンと書いてあります。(これも水性ペンなのかな。水じゃ落ちないけれど)
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指で触っても、水をかけても落ちません。洗剤(フロッシュ)で優しくこすると水性顔料ペンは結構落ち、キッチン用の油汚れキッチンマジックリンを吹きかけると、ご覧のように。水性顔料はマジックリンだとひと拭き。油性ペンは10回ほどこすると取れる感じです。

こんどはラッションペン(水性染料ペン)と比較。ラッションは指が触れただけでこの通り。この水性ペンは繰り返しの保存には使えない。触っただけで、なんて書いてあるかさっぱりわからなくなるから。
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でも簡単に落ちるなら便利かな。水をかけてみた。
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水かけるだけで落ちるけれど、洗剤でこすっても少しは文字のあとが残ってる。あらー青だからでしょうか。

じゃあ水性顔料ペンのプロッキーは。
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ご覧のように、洗剤(フロッシュ)をつけたスポンジで10回くらい軽くこすれば落ちます。で、簡単に落としたければ、キッチンマジックリンを一滴。ほんの一滴でさっと拭けばいいくらい。

結果。
琺瑯容器に書くには、水性顔料ペンが一番使い勝手がいい。
1回の保存ならフツーの水性ペンでもいいかもしれないけど。今日のところはそんな感じで。

スッキリ。専門家からすると当たり前なのかな。

ちょっとまてよー。油汚れに強いと謳っている洗剤なら、それで一発?もっと便利かも。
by kitchenparadise | 2015-06-05 11:42 | キッチン道具について

ガラスに熱湯かけちゃていい?

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常備菜の特集雑誌で、料理の先生が、「素材を詰める前にガラスの容器には熱湯をかけて食毒しましょう。」と書いていた。

ちょっとちょっとー。半分間違いです。

ガラスの保存容器にはざっくり2種類ある。ソーダガラスと耐熱ガラス。
ソーダガラスが一般的なのでよく出回っている。最近流行のメイソンジャーもイチゴのマークのWECKもこれ。
メイソンジャーの表記はこう。
**********************************************************
素材:本体/ソーダガラス フタ/ブリキ 
生産国:アメリカ
**********************************************************
WECKの表記はこう。
**********************************************************
素材:ガラス
耐熱温度:-20~100度
耐熱温度差:80度
生産国:ドイツ
**********************************************************
つまりソーダガラスです。

耐熱ガラスは、IWAKIやHARIOなどが販売しているちょっとしっかりしてて、ちょっと価格が高いもの。見ただけではわからないかも。
IWAKIの表示はこう。
**********************************************************
素材・材質:本体/耐熱ガラス、フタ/ポリカーボネート
•原産国:タイ又は中国
**********************************************************

区別がつかない場合は、冷蔵庫できんきんに冷やした容器に沸騰したお湯をかけてみます。前者はすぐに割れて、後者は割れない。
そんなチャレンジしたくない人は、メーカーの耐熱温度差をチェックするといい。
ソーダガラスはちょっと安価で(一概には言えない。しゃれたデザインとか大きいものとか、かわいくない価格がついてるものもあるから)、耐熱ガラスはやや価格が高め。ソーダガラスは耐熱温度差80℃で、耐熱ガラスはたいてい120℃となっている。この温度差が割れるか割れないかにかかっている。


今日の福岡の夜の外の温度は24℃。自宅にあるガラス容器の表面温度を計ってみると、27℃だ。ここに熱湯(100℃)をかけても割れない。100℃-24℃は80℃を超えないから。これが耐熱温度差と考えていい。

ちなみに冷蔵庫内のガラス容器を計ってみると、8℃だから、これに熱湯かけると絶対に割れちゃう。温度差が92℃。完全にアウトです。
耐熱温度差が120℃の耐熱ガラスなら、冷蔵庫の瓶に熱湯かけても100℃-8℃は92℃なので割れないというわけ。

だから雑誌の言うとおり、ガラスに熱湯をかけて殺菌するのはあぶなっかしい。ではどうするか。簡単です。

水を入れた鍋にガラス容器を入れて、5分から10分沸騰させる。(15分というメーカーもありますが、そこは臨機応変に)沸騰するとガタガタと容器がぶつかるので、鍋底にふきんでも広げておく。
取り出して乾かすと完全に殺菌できている。急冷、急熱でなければ割れないようになっている。

耐熱ガラスは120℃の耐熱温度差といっても、急熱でないオーブンには使える場合がおおい。


さて、さきほど、冷蔵庫から出したガラス容器は8℃でした。20分ジャストでようやく22度まであがりました。
これだと熱湯かけても大丈夫。(でしょう)

この夏、麦茶を入れる時は、冷蔵庫から出したばかりのピッチャーに熱い麦茶いれるのは危険です。
耐熱ガラスを買うか、いったん冷めるのをまってから入れることにしましょう。
by kitchenparadise | 2015-05-14 21:47 | キッチン道具について

保存に琺瑯(ホーロー)が良いワケ

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最近、琺瑯(ホーロー)の保存容器が人気。ガラスの容器は最近サラダジャーとして流行っていますが、、琺瑯の人気は地に足がついた人気と言えそうな気がします。
なぜ食品の保存には琺瑯が良いのでしょうか。理由があります。

まず
① 酸と塩分に強い。
プラスチックの保存容器は、特に酸に弱いものが多く、どうしても臭い移りしてしまいます。ステンレスも種類によりますが、やはり水分のあるものや塩気のあるものなどはさびがくることがあるのです。その点、琺瑯は長期間保存しても素材に影響が全くありません。食材の風味、質を変化させにくいのです。
長期保存の糠漬け、漬物、ジャムなどに向いており、酢漬け・マリネなどは数日の保存だとしても琺瑯やガラスを使ったほうがよいでしょう。

②オーブンや直火に使え、保温性が良い。

蓋をはずせば、直火やオーブンで使えます。琺瑯容器の本体は鋼板(鉄)ですので、水分さえ入っていれば直火でもオッケーなのです。空焚きはできません。オーブンは特に向いています。グラタンを作ると、オーブンから出してもしばらく温かいまま美味しく食べることができます。

③白いので、食材が映える。
たとえばオリーブオイルにつけておいたり、酢漬けをしたりしても、液体の様子がよくわかり、また食材の様子が映えます。そのまま食卓にだしてもスタイリッシュです。そのままお皿代わりにだしても見栄えがします。

④洗いやすい。
臭い移りや色移りがするプラスチックやシリコンに比べ、琺瑯はすぐに汚れが落ち、全く臭いが残りません。
オーブンや直火で焦げ付いた場合などは、重層を入れて煮てたててふやかしたり、お湯を入れておくだけでも汚れがふやけて綺麗に落ちる場合もあります。

⑤冷凍、冷蔵が効率的。本体に直接マーカーなどで内容を書いておける。冷却性が高い。
私もマーカーで日付と中身を書いています。洗剤やお湯ですぐに落ちますので本当に便利。冷蔵庫の庫内もすっきり、わかりやすいです。
冷却についてはどんなもんか実験してみました。
プラスチックとガラスと琺瑯に500ccの水を入れて冷蔵庫に。
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30分経って、どのくらい冷えたのかを計測。
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プラスチック17.7℃ ガラス17.5℃ 琺瑯16.8℃

大きさが違う容器なのでなんとも言えないけれど、琺瑯がやや冷却が早いよう。
1時間経ってまた計測。
プラスチック13.8℃ ガラス14.3℃ 琺瑯12.5℃

まぁ、この程度の違いなのかな。何度も冷蔵庫を開け閉めしているので確かな計測ができたとは言えないにしても、やや冷却が早いのには間違いないようです。

そのほかにも琺瑯は使い方によってはかなり長く使えます。使い方についてはまた後日。

*キッチンパラダイスでも琺瑯容器をお買い求めいただけます。

おしらせ:5月6月のワークショップですが、かなり残席が少なくなっております。スンリョンサンのデリのつくりおきおかず講座は午前午後ともに満席です。井口和泉さん、安枝栄子さんの講座も残りわずか。
キチパラワークショップのカテゴリーからご確認ください。
by kitchenparadise | 2015-05-08 17:45 | キッチン道具について

塩壷が呼吸する衝撃写真

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友人が持っている塩壷の塩がふいた!!!
この写真をみてみんなでびっくり!ここまでがんばって呼吸するんだなーと、改めて。

このあと、何度かお湯につけて乾かしてを繰り返し、でてきた塩をたわしで磨き、もとに戻りました。
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*ちょっと色がしろっぽいですが、同じ塩壷です。

そもそも「呼吸する塩壷」という商品(作品)は、そのタイトル通り呼吸をするため、塩が固まることがなく常にサラサラしているのが売りです。濡れた手で塩をつまんでも、ちょっと水分が壷の中にあっても、蓋をしておけば、その後サラりとした塩に戻ってくれます。
塩が含んだ水分を壷の外に出してくるので、中の塩がサラサラしているのがふつうなのですが、、、
湿気が多かったり、塩が水分をマックス以上含んだり、塩の量が多い時、まわりに油分で覆われた時、壷が呼吸困難になる場合があります。塩の種類でそうなるのかは今のところ不明です。
それが上の写真です。私も初めて体験しました。まさに塩が水分をともに外にでてきたーって感じですね。

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この塩壺は、粗さの異なる土を混ぜてひとつひとつ丁寧にろくろでひき、さらに丁寧に釉薬を塗って薪窯で焼きます。1200度以上で長時間焼きあげると硬くて高密度になり、湿気を外に出してくれるような特別な塩壺ができます。

塩がふくと、なんだか「ヨシヨシがんばってるねー。」と声をかけたくなります。
小さい塩壷は、呼吸する能力が少し小さいので、半分くらいしか塩を入れないほうが無難です。
戸棚にしまってしまう場合も、このように呼吸しづらくなる場合があります。

また再生してあげて、大事につかってください。

塩壷は手作りなので、在庫が不足することが多々あります。
こちらをご覧ください。現在Sサイズは在庫がありません。
by kitchenparadise | 2015-03-10 17:08 | キッチン道具について

驚異の納豆スティック

先週から新しい卵まぜ用の棒をテストしていた。前回「まぜ卵」をテストしたところ、なかなか使い勝手が良く、実験結果をブログで書いたところ、新商品が出ましたよというので。毎日出し巻卵を作っている私としては、おいしくって時短になるならよかろうと。
新商品のスティックで卵を混ぜましたよ。
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なるほどなるほど。早いしなかなか良い。しかし、「まぜ卵」に比べると、やや泡が多いので、オムレツには向くけれど、出し巻や錦糸卵にはどうかな。そう思って実家に持って帰ってその辺に置いておいた。

すると、数日後に母が、「あの棒、あれすごいじゃない。素晴らしいね~。」という。
聞いてみると、納豆が早くねばねば混ざるし、空気を含んでかなり美味しくなるという。
「え~!?納豆?納豆なの?」と私。
「あれ、納豆棒じゃないの?」と母。

そんな言うならちょっと試してみようと、父や義兄までもが見守る中、試してみる。
50回まぜる。
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ほほ~。すごいすごい。早いし、相当ねばる。
100回過ぎると面白いほどねばねば。

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うわ~、すごい。150回すぎると。違いが明らかにわかる。上が菜箸、下が同じ回数で納豆棒。
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しょうゆを入れて、みんなで食べてみた。

味が、全く違う。納豆棒で150回混ぜた感じにお箸でまぜたのを近づけるにはさらに100回も150回もまぜねばならない。空気を含ませながらまぜると美味しいとは聞いていたけれど、魯山人の424回(?)でなく150回で十分ではありませんか。最高級です。楽し~。

あまりに楽しいので、2月16日からのキチパラフェアで先着で配ろうということにしました。(私が勝手にそういう企画を考えた。)2/16(月)から大切にしたい定番フェアというのが始まります。店頭で5000円以上お買い上げの方にプレゼントします!でも、買っても400円くらいです。汗)では月曜日から。
by kitchenparadise | 2015-02-12 13:09 | キッチン道具について

呼吸する塩壷がいい理由。

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「呼吸する塩壷」という商品。宣伝したわけではないのにこんなに人気なのは、この商品の良さを使っている方々の口コミによるものだと思います。「なみじゅう」のような爆発的な人気ではなく、少しづつ増えていき、いまや毎日全国に発送するようになりました。
しかも数年前には東京の有名ショップからも注文があったと思ったら、同じような壷が商品化されてたりして(笑)、台所が好きな人の間で「塩壷」は市民権を得ているのだと思います。

この塩壷、1個1個手作りで作っていただいているのが何よりの売りです。数か月欠品するのは、作家の石原さん(福岡在住)が個展でご多忙だったりするという理由もあり、なにとぞご了解ください。しかも、最近石原さんの作品がとても人気で、いつまで塩壷を作ってくださるか、実はちょっと心配。汗)

呼吸する塩壷はこんな商品です。


①塩が固まらず常に呼吸している。


塩がいつもさらさらしています。
私が蓋をあけっぱなしで外出して戻ってきたら、さすがに表面が固まっていました。でも一日蓋をしていたら、またサラサラに!一度乾燥しても、また使いやすくサラサラになってくるのです。
逆も同じで、おにぎりなどで濡れた手で塩を触っても、蓋をしておけばまたもとに戻ります。いったん濡れても、塩壷が適度に水分を調節してくれます。

②世界にひとつしかない。

これまで何百個も店頭に飾っていますが、ひとつとして同じものはありません。それどころか、作る時期によって色合いも、微妙な大きさも、形も違います。
手作りならではですが、ネットで買われるお客様の中には、「ちょっと赤っぽいものを」とか「できればもっとも大きなMサイズを」とか、細かく指示がある場合も。笑)
あとはスタッフにゆだねていただくしかありません。
同じものどころか、似たものを見つけるのも時に難しいほどなのですが、それが手作りのよいところ。

③機能的で美しいカタチ

台所に置いておくだけで美しいと思える商品、いえ「作品」です。
使うたびに嬉しくなるような、使って料理をしたくなるような、そんな日常の中の豊かさがあります。
蓋を雑に扱うと割れてしまいます。ですから、私たちは蓋を開ける時に無意識に優しく扱います。それが丁寧に心を落ち着けて台所に立つことに繋がっていくと思っています。

④手放せない一生モノ


大切に扱えば一生ものです。水分が多すぎたり、湿気がこもったり、入れる塩が多すぎたりすると、側面が濡れたり塩をふいたりすることがまれにあります。塩壷が役目を担っている証拠です。
そんなときはお手入れでもとに戻ります。台所の油がついたりしても、お手入れでもとに戻ります。
いつもみなさんの台所で、静かに活躍する、温かくて優しい塩壷です。


お手入れですが、洗うときに中性洗剤を使いません。重曹か熱湯は使えます。
洗った時は、しっかり天日干ししてください。比較的短時間で乾燥します。
締め切った棚の中に収納すると、湿気を吸いすぎる場合があります。(キッチンの状態にもよります)



おにぎりを作るとき、濡れたままの指で塩をすくって、塩壷のフチでこすって量を調節したりします。
私にも、スタッフにも、なくてはならない壷なのです。体が喜ぶ美味しい塩を入れてください。



詳しくはキチパラHPで。
by kitchenparadise | 2015-02-04 12:46 | キッチン道具について

マツコと料理と最新グッズ

いやはや、まいりました。
昨日の、「マツコの知らないキッチングッズ」。
百貨店さんのバイヤーさんは大変なんですね。新しい商品を紹介し続けないといけない。

あの構成ではTBSさんからいくら私に打診いただいても、出演できるわけありません。


最新のキッチングッズを私が店に置かない理由とともに、ちょっと昨日の放送の商品について、料理オタクな私の見解を書いておきますね。

最新キッチングッズには一見便利に見えても、あとあと使わなくなるものが多いというのは、数日前に書きました。つまり「料理道」の理にかなっていない商品がどんどん世に出されては消えるわけです。
昨日の番組で紹介された、「納豆」を424回まぜる魯山人の納豆鉢、タカラトミーさんお得意のおもしろグッズで、料理の道具というより、受けを狙ったおもちゃです。あれだけまぜたら美味しくなるかもしれないけれど、お箸4本くらいもってまぜればいいだけといえるでしょう。洗うのも大変そう。でも、おもちゃとしては面白いですよね、確かに。

■シトラススプレー。レモンや柑橘類果物に直接刺してスプレーするというもの。

レモンは、最初に絞ったのと、2回目以降に絞ったのとでは苦味が全く違います。搾りかすを絞って味見してみてください。苦くて食べられたものではありません。一気に絞るか、カットして少しづつ絞るかしないといけないのです。マツコさん、レモン食べたら苦かったと思います。

■オイルスプレー。

これは、サラッとしたオイル限定です。オリーブオイルやごま油、同じオイルでもちょっとこだわりの油だとすぐにつまる傾向にあります。油が少なくて済む利点も確かにありますし、お菓子の型などで使える場合もあります。でも空気圧でスプレーするので、空気をいれっぱなしにしていると、染み出てきてベトベトに。長くきれいに使おうとすると、空気をいつも抜くか空気を使いきる、比較的安価なサラッとしたオイル限定で使う、という条件付きです。


魔法の焼き芋は、またまた電子レンジグッズだし、、
イージーバターは、よく使う方には良いかもしれないけれど、バターを薄く塗りやすくするためのバタースライサーは別の商品もあります。でもこれは触感が変わるのはいいかもしれませんね。ふんわりと削れるし。少し価格が高いけれど。

最新のキッチングッズを見ていると、料理が大好きな人が開発しているとは思えないものがあまりに多いのです。時間短縮で、コンパクトで、便利で、おもしろかったり、おしゃれだったり、、、何よりテレビや雑誌の絶好のネタになるということなのでしょう。

それにしても、どんな商品も、ネタも確実にひろって話をおもしろくするマツコさんは、ほんとスゴイ人だと思います。賢い方なんでしょうね。お会いできずに残念だったけれど。
by kitchenparadise | 2015-01-28 11:54 | キッチン道具について

売れて、売れなくなる道具

新しいキッチングッズ(調理道具)が、毎年何千種類と世の中にでてきますが、その中にどれくらいが10年後に残っているかというと、ほんのわずかです。10年どころか、5年ももたないものばかりです。発売されては消え、発売されては消え。そのスパンも14年前のキチパラ開店当初からするとさらに短くなってきたうような気がします。なぜでしょうか。

例えば、シリコンの電子レンジグッズ。5年ほど前からこれまで、大変流行りました。
「時間はないけれど、料理は手作りしたい」、「手間をかけずにおかずをもう一品作りたい」「できるだけ油を使わず美味しい料理を作りたい」、「軽くて場所を取らない調理器具を使いたい」(C社HP抜粋)
レシピ本もたくさんでました。テレビや雑誌でもずいぶん特集されました。でも5年ほど前の売上はなく、結局、多くの人が使わなくなったり、棚にしまいこんでいます。

また例えば、タジン鍋。「エミールアンリ」という、フランスブランドが4.5年前にカラフルなとんがり帽子のような蓋の鍋を大々的に宣伝したのがきっかけで日本でブームになりました。もともとはチュニジアやモロッコで日常的に使われている鍋です。
ブレイク以降、同業他社がこぞって輸入して価格競争。ガラス製をHARIOが発売、有田焼などでも作られ、シリコングッズの会社がみんなシリコンタジン鍋を売り、結局売れなくなって、流行らせたエミールアンリジャポンは日本撤退。

このような「売れて、売れなくなる道具」には、「一時的なブレイク」が逆に下降の原因でもありますが、いつもキッチンアイテムならではの理由があります。

①耐久性が低い。

耐熱シリコンは、熱に強く、軽く、ガラスや陶器のように割れない。こびりつかないので油が要らない商品です。レンジに活用すると時短にもなるでしょう。
ですが、どんなにいいシリコンでも、長時間使用と臭いが取れづらくなります。きれいに洗ったつもりでもガラスや陶器のようにスッキリ洗えてないような気がします。黒いシリコンなら汚れは目立ちませんが、水垢が取れにくい場合もあります。 いったん汚れると、重層やレモン汁、洗剤を駆使して何日もかけて洗わないといけません。

②美味しくできない。

時間短縮しても、すべての面において美味しくできなくなればもともこもないわけです。なんか水っぽい。焼き色がつきにくい、などなど。
一つで三役、という商品もよくみかけますが、その便利さの裏で、実は美味しくできない、あるいは不都合な場合が多いのです。フタがフライパンになる便利な鍋、3つに仕切りがある朝ご飯に便利なフライパンなどなど。


③収納と頻度のバランスが悪い。

タジン鍋はこれです。とても機能的な理にかなった鍋なのですが、「見た目に美味しそう」「水がなくて美味しくできる」の「見た目」が先行したため、買ってはみたもののあまり飽きて使わないという方が多いのです。
水がなくて美味しくできるなら、ル・クルーゼでも、土鍋でもできます。水が貴重な国で生まれた鍋を、うっかり流行らせたわけなのです。
この鍋でなくては美味しくできないのなら今後も長く売れ続けるでしょうが、多くの場合で代用品で可能といえます。ちなみに、私は食卓を楽しむために、たまに使っていましたが。


一方、シリコンの中でも「シリコンヘラ」は、10年以上まえからこれまで、続けて売れています。無くなることはないと思います。それはおそらく、シリコンヘラが、木べらや金属ヘラと違った使い勝手の良さがあるからです。すでに新しい台所道具のカテゴリーのひとつとして定着しています。

私の道具に対する考えは、「家庭で料理をすることを大切にする」方のためだけの「道具のススメ」であり、今後、家庭で料理をしなくなる人が増えてくると、時間短縮やコンパクト、多機能といったキッチングッズは、さらに別の方向に向かうのでしょう。お皿も要らない、ヘラも要らない、とか。

この話は、まだまだ雑感の域を超えていませんので、汗)
申し訳ないのですが、思いついたらまた書きます。


普通の量販店や百貨店は、売れなくなっても、次の商品が爆発的に売れればそれでよいわけで、、、。
だからメーカー側も新しいものを求められるわけで、、、。
キッチンパラダイスはそんなスパンとは関係なくやっていこうと思っています。
by kitchenparadise | 2015-01-22 13:53 | キッチン道具について

まぜ卵をテスト

毎年何万というキッチングッズが新商品として出てきますが、3年後、5年後に続けて販売されているのはわずか。夜中のテレビショッピングで飛ぶように売れていた(らしい)商品が、5年後も同じように売られていることは、まずありません。
時短の電子レンジグッズ、コンパクトで多機能なスライサーセット、においがしない焼き網グリル、よく切れて長持ちする包丁5点セット、1つと3役のフライパン。
売れなくなる理由はいろいろありますが(これは今週まとめて書きます)、そんな中で、意外と長く地味な人気が続き、「新しい台所道具」として定着するものがあります。今日はそんな予感のするちょっとした便利グッズをテスト。
「まぜ卵」です。

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使い方は簡単です。卵をまぜる。ドロリとする白身をまぜながらカットする道具です。
出し巻、すきやき、天ぷらの時の卵。白身が混ざらずに残るのは好ましくないですね。かといって、菜箸で一生懸命まぜると空気が入りすぎたり、泡が立ちすぎたりします。薄焼きなどの時は特に泡立てないほうがいいでしょうし。
つまり短時間でしっかりまざるために棒の先端にナイフをつけたもの、なわけです。
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菜箸2本で150回まぜたものと、まぜ卵1本で150回まぜたものの比較です。
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私的には、まぜ卵と菜箸を一緒にもってまぜると早くて効率的な気がします。作業時間が早く、玉子焼きがきれに仕上がります。まぜ過ぎと、先端のナイフには気をつけてください。洗うときに手を切らないよう。

菜箸を同じところに置いておくといいですね。せっかく買っても探して使うと時短の意味がないですから。

キチパラのHPからも買えます。

by kitchenparadise | 2015-01-19 13:17 | キッチン道具について


福岡の台所道具専門店「キッチンパラダイス」のオーナーAYAの日記。調理道具の実験や考察、お店のお知らせ、そのほか個人的な日常も毎日綴ります。ご連絡はキッチンパラダイスのHPからどうぞ。


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