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耳下腺腫瘍手術まで40日

私、「耳下腺腫瘍」という病気で3月に手術を受けることになっています。命にかかわる病気ではないのですが。

昨年の7月頃から、右耳の下に違和感を感じることに気がつき、疲れのせいでリンパが腫れたと思っていたのです。この頃は公私ともに忙しく、福岡の某病院で精密検査を受けたのが11月。すぐにこの病気だとわかり、すでに大きくなりつつあるので早めに入院して取るように薦められました。
この病気は8割が良性で2割が悪性と一般的に言われているようで、細胞を取ったりMRIやエコー検査なども受けましたが、はっきりは分からず。切除してみなければそのどちらかが分からないと言われたのです。10センチほど切ることと、顔に麻痺が残るの可能性があることなどの説明を受けました。

念のため、検査資料を借りて、従兄に紹介された長崎のクリニックにサカンドオピニオンを聞きに行ったのが12月初旬。その医師から「MRIからの所見だと良性と思われます。」と言われ、ひと安心した次第です。悪性に変異する可能性、大きくなる前に取ったほうがより安全であること、実績の多い病院なら5cmほどの傷で済む、という説明を受け、東京の病院の紹介状をもらったのです。

後で知ったのですが、紹介された東京の病院は、「患者が薦める病院ランキング」に入っているような大手耳鼻科医院でした。もう何度か診察に行っていて、手術の日程も決まり、術前の精密検査も済みました。来週の診察が済めば、あとは手術を受けるのみといった状況です。

今は何らかの病気になれば、インターネットで情報を得るのが普通です。単なる情報でなく、その病気で亡くなられた方のブログなどを読むことにもなり、気分が暗くなってしまうことあります。私がそうでした。
ですから、私は、「大丈夫だよ。」っていう内容にしたいと思います。実際、大丈夫なのですから。

ブログに耳下腺腫瘍のことを書いたことで、同じ病気を経験をした方からお店に電話やメールがありました。手術の詳しい流れも教えていただき、今はとても安心しています。

そんなわけで、私の手術までの道のりや経過がどなたかの安心に繋がればよいなと思っています。

by kitchenparadise | 2010-01-29 13:02 | 耳下腺腫瘍顛末記

カミソリは危ないの本質

昨日は小学4年生の娘の算数の授業の参観。「わかってるんだったら、たまには発表したら?」と注文をつけるえと、娘は「分かってないから手をあげないの。」と言う。もともと発表するのが面倒な性格のようで、そう答えておけば私がこれ以上注文をつけてこないと思っているのでしょう。娘らしいと言えば娘らしいのだけれど。

授業の後の先生と親の懇談会で。
先生に怒られた4年の男子が、道具箱からカッターを取り出し、右手にもって高く上げたという問題が取り上げられました。先生から危ないぞと言われ、彼はそれを差出して、それはそれで終了。親御さんに連絡され、きっとこっぴどく怒られたことでしょう。他の子供たちにもきつく指導され、カッターは教室から消えました。

問題は、「この一連のことをなぜ他の親に報告しなかったのですか?報告して、各家庭で親が子供に、かみそりは危ないと指導すべきです。」と親から注文がついたことです。
先生は、「子供は本気ではなく、やり場のない憤りをカミソリを高く持つことで表現しようとしたのだと思ったのですが、やはり報告すべきで、他の親御さんからもお子さんたちに指導していただくべきでした。すいません。」と謝られました。

この手の問題はよくある話です。考え方はそれぞれ違うので、私はこういう時はあえて発言しないのですが。

帰宅して娘に話しました。
「そんなことがあったらしいので、くれぐれもカッターの取り扱いには気をつけるようにね。」

娘「カッターが危ないことくらい、4年生なら誰でも知ってるよ。」

問題の本質はどこなのでしょうか。ハテハテ?

ちなみにこういう時、私は「誰が?」と聞かないようにしています。固定観念というものは、私にとって邪魔なので。

おしらせ・30日のワークシップは満席になりました。当日立ち見ならご参加いただけます。
シャスールの限定セット、個数がどんどん減ってきました。お早めに。
by kitchenparadise | 2010-01-26 14:06 | 私、こう思う

新聞の端っこ

最近、新聞を読まず、携帯ニュースで満足している方、多いですね。私もその部類なのですが、たまーに1時間くらいかけてゆっくり新聞や時事雑誌を読むことにしています。そうしないと、危険だなと思うのです。携帯ニュースだけだと、先方が伝えたいことだけしか知ることができないということがです。

たとえば、トップニュースは、「防衛庁の事務次官が3000万円の賄賂を受け取り、夫婦でゴルフに年間30回も行っていた!」というニュースがあるとします。新聞の端っこには、その事務次官が通した1台120億円の戦闘機が演習を始めたという記事がちょこっと掲載されたりするわけです。根本的な問題を取り上げずに、誰かを攻撃したりすり替えたりするパターンが、毎日隠れているのです。

新聞に掲載されるならまだいいほうですが。
同じ小沢でも政治家の小沢さんの問題、よーく考えると、隠れた問題点がニュースと少し違うような気がします。

さて、私のワークショップを30日にやりますが、そろそろ閉め切ります。あと2名ほどで。
by kitchenparadise | 2010-01-21 13:44 | 私、こう思う

東京で迷子になる

週末は、診察と仕事を兼ねて東京滞在。診察というのは、年明け早々にも書いた耳下腺腫瘍という病気のこと。3月に、その筋では有名な某病院で手術を受けることになっており、その定期健診なのです。この日記に書いたことで、「実は私もその病気でした。」という方から何人かメールをいただき、励まされました。励まされたといっても、命にかかわる病気ではないですし、首の下を5cmほど切って腫瘍を取り出すというだけなので、(医師は、高度な技術が必要だと言ってるので、あえて簡単な手術とは言うまい)、何ということはないと思っておりますが。

前置きが長くなりましたが、毎回検診でしんみりするのもイヤなので、楽しいことでもひとつくらい作ろうと、診察ごとに、ローカル線巡りをしようと思ったのです。ローカルというのは、関東ローカル線。つまり下町を回ろうというわけ。
今回、乗ったのが、都電荒川線。早稲田から三ノ輪橋まで12キロを走る、東京で唯一残る都電なのです。ワンマンのバスのような電車なので、わざわざ乗りにくる観光客もいるらしいのですが、乗ってみると案外フツーに市民の足になっていて、やや拍子抜け。でも遠くにそびえたつ高層ビルと対照的な町並みを眺めながら、ゴトンゴトンと揺れる感じは、なかなかのものです。c0228646_1134551.jpg
せっかくなのでいくつかの駅で降りようと、4つ目くらいで最初に下車。近くの神社や商店街をブラブラしていくと、間口が狭くて店内が広い古本屋に立ち寄りました。

実は、そこから時間の記憶が無いのです。興味深い本があまりにたくさんあって、アドレナリンが放出!おそらく2時間くらいは居たでしょうか。数冊買って外に出ると、真っ暗で、どこからどうやって来たのかすっかり忘れてしまったわけです。

「あの・・・ここはどこでしょうか?」と尋ねる私に、店主は「は?」
「どうやって帰ればいいでしょうか?」
「どこから来たの?」
「福岡から・・・。」と私。

この答えに、どうやら記憶喪失かなにかと思ったのか、店主絶句。
「あなた、いまからどこに行くの?」と聞かれ、約束までの時間に2時間もあった私が素直に、
「決めてません。」と答えると、さらに絶句。

理由を言うのも面倒になり、「近い駅はどこですか?」と聞く。
「どこに行くかで、4つも駅があるんだよ。」と店主。
「どこに行くかは決めてません。」と答えると、店主とバイトさんは笑いだしてしまいました。
だって本当なんだもの。

結局歩いて10分ほどの副都心線の駅までの地図を渡され、無時、渋谷までの帰還を果たしたわけです。
by kitchenparadise | 2010-01-19 11:09 | 私の日常と家族

シャスールの黒が他の色と違うワケ

キチパラのHPリニューアル記念で、特別価格のシャスール黒を企画したものだから、「黒とカラーはどう違うんですか?」という質問がひっきりなしに寄せられています。
週末は東京に滞在していたのですが、ホテルに帰ってパソコン開くとその質問ばかり。まとめてお答えしましょう!
c0228646_14445079.jpgシャスールの黒以外のカラーの内側、クリーム色か白。黒だけが内側のコーティングも黒なのです。黒もカラフルな色もどちらもホーローコーティング(ガラス質)には変わりありません。

カラフルな鍋の色は、食材を美しく見せるために、またテーブルでも見栄えが良いように内側を明るい色で仕上げています。
一方、黒のシャスールは、黒い多孔質なホーローを吹き付けているので内側表面がザラザラしていています。テーブルに向きか不向きかは使う側の好みもあるでしょうが、表面積が広くなるので熱伝導がやや高くなり、焦げ付きにくく、油なじみがよく、アクのしみなどが目立たないのです。

「じゃあ、黒が一番いいじゃない!」という声が聞こえてきそうですね。実際に、調理人さんが買うシャスールは黒が一番多い。ですが、シャスールは色味の綺麗さが特徴でもあるわけです。キッチンや食卓に置いたときに、華やかな感じも家庭のキッチンでは大切ですし、決してすべての調理で黒いコーティングでなければいけないというわけでもありません。ですから、何台かお持ちの方でも、黒を1台もっておくと、多少乱暴に使っても、小豆や肉を長時間煮ても、アクや汚れを気にすることもないので便利ですよ、というわけなのです。

ちなみに、「黒だと剥がれないのか?」という質問。
シャスール自体、水分が残りやすい鍋なので、フタを開けて空だきを相当時間しない限り剥がれにくいとは思いますが、黒でも剥がれないということはありません。剥がれたとしても、何層もふきつけてある内面コーティングが黒なので、薄色のコーーティングに比べてあまり分からないかもしれません。


by kitchenparadise | 2010-01-18 15:19 | 道具:フライパンや鍋

永遠に終わらない大人への出発点

谷川俊太郎さんの「成人の日」の詩です。

「人間とは常に人間になりつつある存在だ
かつて教えられたその言葉が
しこりのように胸の奥に残っている
成人とは人に成ること もしそうなら
私たちはみな日々成人の日を生きている
完全な人間はどこにもいない
人間とは何かを知りつくしている者もいない
だからみな問いかけるのだ
人間とはいったい何かを
そしてみな答えているのだ その問いに
毎日のささやかな行動で



人は人を傷つける 人は人を慰める
人は人を怖れ 人は人を求める
子供とおとなの区別がどこにあるのか
子供は生まれ出たそのときから小さなおとな
おとなは一生小さな子ども
どんな美しい記念の晴れ着も
どんな華やかなお祝いの花束も
それだけではきみをおとなにはしてくれない
他人のうちに自分と同じ美しさをみとめ
自分のうちに他人と同じ醜さをみとめ
でき上がったどんな権威にもしばられず
流れ動く多数の意見にまどわされず
とらわれぬ子どもの魂で
いまあるものを組み直しつくりかえる
それこそがおとなの始まり
永遠に終わらないおとなへの出発点
人間が人間になりつづけるための
苦しみと喜びの方法論だ」


私も、ついこの前成人の日を迎えた気がしていたけど、
驚くことに、もうその倍も生きています。
成人の日は、みんなで踊り明かし、夜遊びすることが大人の証しなんて思っていたけど、
今は、とらわれぬ子供の魂を持ち続けたいと思う。
成人を2回もまわり、ようやく最近スタート地点に立っているなぁと思います。

*今日から福袋のネット予約を順にお送りします。
by kitchenparadise | 2010-01-13 17:04 | 私、こう思う

A HAPPY NEW YEAR

あけましておめでとうございます。

忙しい年末年始でした。女性は、忙しいですねーホントに。私の義母は今年90歳という高齢のため、普段はテキトーに家事を済ませているおさぼり嫁も、さすがに体を動かさなくてはいけません。

90歳でひとり住まい。しかも、夫を産んだ年に開業した銭湯を、アルバイトを雇いながらひとりで営んでいます。体調はひどく悪いのに、やはり2日の初湯(今年最初の銭湯の営業)は開けるといい、這ってでも番台に座ります。

年末に、患っていた私の母方の伯父が他界し、2日に私ひとりで一旦帰宅することになったのですが、体調がすぐれず寝ていた義母が心配。いくらかのおかずを作り置きして、後ろ髪をひかれながら新幹線に乗ることになりました。

夜、心配しながら電話すると、
「おう、今、うどんやから帰ったよ。」と夫。
「お義母さん具合悪いのに外に連れ出したりして!モー!ご飯つくってたでしょう!」と怒ると・・・
「おふくろが外でうどん食べたいって言ったんだよ。」

大正生まれは強い。年末に亡くなった伯父も大正生まれでした。最後まで会長職を全うし、数年前までゴルフをラウンドしていたという伯父。

義母は、遠くにいる孫とひ孫と、娘息子全員に、銭湯で1日で稼ぐ何十倍ものお年玉を用意し、また今日も銭湯を開けて番台に座ります。10年近く前に埋めたペースメーカーもそろそろ電池の交換時期で、養生が必要なのに、息子たちの忠告には耳を貸しません。

義母の年齢まで、あと半世紀。ベッドと仕事場を往復する義母のようには・・・100年経ってもなれない。

義母に2日遅れて、私も今日初出社。やるだけやりますか!私なりの成長ある1年を!

そんなわけで今年も楽しく頑張ります。なんだかいい年なんじゃないかなって予感してます。
by kitchenparadise | 2010-01-04 13:55 | 私、こう思う


福岡の台所道具専門店「キッチンパラダイス」のオーナーAYAの日記。調理道具の実験や考察、お店のお知らせ、そのほか個人的な日常も毎日綴ります。ご連絡はキッチンパラダイスのHPからどうぞ。


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