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「東京島」、う~ん・・・

本をブログで紹介する時は、紹介したい本がほとんどなのですが、今回はちょっと。
桐野夏生さんの「東京島」。映画にもなりましたね。彼女はもともとロマンス小説から入っているのもあってあまり読んだことが無かったのですが、映画を観たという友人から「ものは試しに・・。」と言われ買うことに。

ヨット旅行に出かけた夫婦が遭難して無人島に辿りつき、後に漂流してきた若者たちとで、絶海の孤島で「生」に執着しながらどん欲に生き抜いていくという。漂流者の中で唯一の女性が主人公の清子であったことから、女王になったり、娼婦になったり、逃げようとして裏切り者になったり、そして最後は・・ってストーリーです。
読み始めは、「最後は一体どうおさまるんだろう?」と結末が気になって気になって仕方ないのだけれど、すぐに中だるみ。だって、どろどろした人間模様ばかりなんですもん。
カタルシスは全く得られない、単なる娯楽小説だなと思いました。登場人物はみんなエゴの塊で、ちょっといい人が出てくると、偽善者にみえちゃう。
まぁ小説ですからそれでいいのでしょうが、あまりに共感できない。反面教師になるほど身近でもない。憧れもない。読み終えて本を閉じた瞬間に、「うーん・・。」と思わずうなってしまいました。

私の場合、本から「生きるヒント」の何かを得ようとして読むので、このタイプの小説なら質の良いマンガのほうがいいかもしれないです。あ、言いすぎ。あくまで主観です。著者が見たら落ち込むような内容だな、このブログ。でも何が面白いかなんて、読者とのシンクロでしかないんですから。

この小説、なんとなんと、谷崎潤一郎賞なのだそうです!えーっ!!!
by kitchenparadise | 2010-09-29 12:22 |

商品テスト10月は


c0228646_12231791.jpg4月からいろんな商品のテストをしていただいていますが、10月1日からはノルディックウエア社の焼型のテストを致します。お使いいただいて、率直な感想をお送りいただきたいと思います。

ジンジャーブレッドローフ。コンパクトな型なのでどのオーブンにも入ると思います。大きさはW 23.0 x D 13.0 x H 6.5cmです。定価は5145円ですが、テストと出来上がり写真をご提供くださるお客様に2000円で。3台の予定です。




c0228646_12233992.jpgこちらはホリデーパンケーキパン。私もこの丸型を持ってますが、かなり便利です。形がキレイに仕上がるので朝食のテンションもあがります!5880円の定価ですが、2500円の予定です。おなじく写真を添付をお願いします。ガス専用です。3台の予定です。
c0228646_12235815.jpg
どちらも上手にできるレシピをお付けしますが、初回うまく焼けたら2回目以降はぜひアレンジしてみてください。お料理の先生など大歓迎。ブログ掲載の際ははリンクさせていただきますのでご連絡を!


この2種類は11月5日までにご感想をお知らせいただくようお願いたします。スタートは10/1です。
またノルディックウエア社のオニオンガ^リッククッカーも10月中旬から始める予定です。

これまでテストしていただいた商品のうち、トーストイット、タークフライパンのテスト回答がまだの方が半数ほどおられますのでお願いしまーす♪
by kitchenparadise | 2010-09-24 12:26 | キッチン道具について

Ipadと馬毛

この連休はIpadと馬毛裏ごし器にお世話になりました。
新しい私の玩具Ipadで遊び、馬毛裏ごし器おはぎを作ったのです。馬毛裏ごし器なんて今ごろ使うの?って思う人もいるかもしれないけど、馬毛で漉した時の食感を知ったらステンレスには戻れません。どうでもいいような漉しはステンレスを使い、ここぞと言うときは馬毛裏ごし器。繊維が混ざららず、口当たりがよくてそれはそれは美味しい。
キチパラにも置いていますがネットではとりあえず売っていません。取り扱いにちょっとしたコツがいるので、直接説明したいからです。買うだけでは使いこなせない相手なのです。娘が嫁に行く時には持たせようと思っている道具のひとつです。

このような道具は意味があって誕生し、意味があってこの世の中に残っています。馬毛のこし器を作る職人さんも減り、買う人もめっきり少なくなり、適正な価格も壊れ、その存在が危うくなってはいますが、なんとかまだ買えます。この馬毛裏ごし器を手にできるのは、50年前100年前の人たちが使い続けてくれたからなのです。つまり50年後に存在するかどうかは、今の私たちにかかっているというわけです。

「次世代の残す」という感覚が、今の日本人にはとても少ないような気がします。坂本龍馬の時代から現在に至るまで、日本人は常に新しいものをキャッチアップしようとしてきました。「病的な落ち着きのなさも日本人ならでは。」と書いたのは内田樹先生ですが、それが本当に良いものが何か(ここでいう良いものは感性に働きかける先人の知恵)を見えなくさせているのではないかと、最近時々立ち止まるのです。

Ipadは進化しこれからの世代には黙っててても浸透していきますが、馬毛のこし器はうんと意識して残していかなきゃいけない。それが50年後、100年後の未来への残された宿題ではないかと。

馬毛使いこなせていない方、伝授しまーす。
by kitchenparadise | 2010-09-21 16:08 | 私、こう思う

ウエーブナイフ テスト途中報告

お客様による商品テスト。大変おもしろいです。いろんな感想があるようです。

正直に、「良さがそんなに分からなかった」という方もいれば、「もう何人もの友人に薦めています!買いです。」という方もいます。
c0228646_14162084.jpgウエーブナイフは7月に購入されてますので、テスト報告は2ヶ月後の9月末ですが、すでに7名の方々が報告書をお送りくださっていますので、ここに途中経過としてご紹介します。


Q:切れ味はどうでしょうか?

A1 :最高です。気持ちよくスイスイ切れる。パンクズもほどんど出ない。(花ママさん)
A2:波10同様切れ味がよい(山口真理先生)
A3:素晴らしい!ストン!!と気持ちよく切れます。(kokumotsuya)
A4:すごく良いです。切れすぎて手指要注意です。(原田陽子先生)
A5:とても良い(ひなさん)
A6:最高!シフォンの切り口が美しい!早く使いたかった!切り口の良さが口当たりの良さにつながった。(ダムナ1/2)
A7:よかった。(suomi)

Q:先端にかけて細くなっているのはこれまでと比べてどうですか?
A1 :引く時に引きやすい、ウエンガーよりしなる感じ。ハードなパンにはウエンガーのほうが。スポンジやシフォンにはこちら。断面がキレイ。(花ママさん)
A2:ケーキを切り分けるとき、丸いケーキの中央部分がきれい。もし付け加えるなら、先が尖っているともっといいかも。(山口真理先生)
A3:切るときに安定しています。硬いハードパンでもスッと刃が通ります。(kokumotsuya)
A4:特に気にならない。(原田陽子先生)
A5:先が丸くなっているのがよかったです。ケーキをとりわけるのに便利でした。(ひなさん)
A6:昔のを使ったことがないので。(ダムナ1/2)
A7:あまりその点では違いがよくわかりません。(suomi)

Q:使いづらい点は??
A1 :長過ぎてプロ用という感じ。使うたびにケースに収納するのは面倒に感じます。(花ママさん)
A2:特にありません。(山口真理先生)
A3:先端が丸くて安全ですがホールの1/4カットがしにくいです。時々のことなので困るわけではありません。(kokumotsuya)
A4:特になし。(原田陽子先生)
A5:大きなケーキを切りたかったのでこのサイズをほしかった。(ひなさん)
A6:特になし。(ダムナ1/2)
A7:いいえ。(suomi)

Q:自宅で使うなら何cmがオススメですか?
A1 :25cm位。(花ママさん)
A2:業務用でないなら25cm位。万能なら30cm~35cm。(山口真理先生)
A3:25cm位。(kokumotsuya)
A4:ちょっと長い気もしますがパンやピザ、ケーキを切るならいいと思います。(原田陽子先生)
A5:用途によりますが、普通に切るなら20cm。(ひなさん)
A6:私はこの長さが気にいってます。(ダムナ1/2)

そのほか、巻きずしや押しずしも上手に切れる、タルトやロールケーキにも良い、デコレーションにも使える、力がいらずに切れるから驚いた、生徒さんにぜひ薦めたい、といろんなご感想がありました。


ウエーブナイフの購入はこちら

もう少し短めのウエーブナイフも入荷しなくちゃいけないみたいですね。
みなさんありがとうございます。
by kitchenparadise | 2010-09-16 14:21 | 道具:まな板と包丁

空気は読まないで良いのだー  by お嬢

昨晩、娘+娘の友人3人(age10)を博多の三大祭 筥崎宮の放生会に連れて行きました。不況関係なく毎年賑わってますよ。とても当たりそうもないクジ引き、金魚すくい、冷やしパインの前で何度も立ち止まり、結局娘たちが買ったのが、「嵐」のプロマイド。みんな嵐好きですね~。

帰りに後ろの席で、「嵐の中で好きな順番言いあおう。」とか「女優とモデルの中で最近好きなの誰?」という話で盛り上がっていたようでした。小学5年生ってそんな感じだったかぁ・・・なんて自分のことを振り返りながら聞いていました。
「長谷川潤とか、木村カエラも好き。」「北乃きい!AKBでは麻里子さまがいい!」

私には名前と顔が一致しない人ばかり。相当盛り上がった時、娘が放ったコメントは・・・。

「私、あの人がいい!ほら、土曜日のドラマ、サスペンスとかの、赤カブ検事にもでてたじゃない!」

ひょっとして古手川祐子か東ちづるのことだろうか・・・(汗)。誰も答えないのをいいことにというか、空気を読まずに次のコメント、
「ほら、若女将の殺人事件の主人公の!」

やっぱり東ちづるだ・・・。笑ってしまったけど、知らん顔。その後、友達のひとりが

「つまぶき、って人、いいけど、もう年だよねー。」(もう年なんかい!)

娘はりきって、「そうそう!!!直江兼続よかったよねー!今の龍馬伝のイゾウもいいよね。」

不思議と誰も「あんた何言ってんの?」などという友人はいない。つまりうちの子は日ごろからこんな感じなのですね。(笑)

空気を読まないことを恐れない・・・。よしよし、娘よ。その調子、その調子。
by kitchenparadise | 2010-09-15 12:56 | 私の日常と家族

思いがけないプレゼント

東京に行く前日、ある食べ物屋さんのオーナーさんがご来店。共通の友人(今ここのオーナー倉重さん)から私のことを聞いて寄ってみたとのこと。以前東京で修業なさったということだったので、翌日食事する目黒近辺の美味しいお店を紹介してくれました。目黒で食事をする理由に、「クラスカ」という小さいホテルを予約していることを伝えると、なんと彼の友人がそこの勤めていると言います。
カフェや雑貨店などを合わせても15人もスタッフはいないだろうという小さなホテルに友達がいるなんて・・、いやいや世の中狭いもんですね、というような会話をしてお帰りになりました。

予定通り夕方ホテルにチェックインして、友人と食事に出かける準備をしていると、
「ピンポーン」 部屋の呼び鈴。

「ハーイ。」 ドアを開けると、ホテルスタッフが立っています。

「なんでしょう?」

「あの、こちらK様からのお届け物です。マンゴースムージーとオリジナルジャムです。」c0228646_13585867.jpg

「うわ~美味しそう!Kさん?どちらのKさんなの・・・?」
私がこのホテルに泊るのを知ってるのは、家族と、今日食事するTちゃんと、明日待ち合わせしているSさんだけ。Kさん・・・、Kさん・・・?もしや・・・。

「田中様。福岡の焼き鳥 鳥次のK様です。」


なんと、昨日キチパラに来てくれた彼がさし入れしてくれたのです!!驚きました。
アメリカ人の友人で、アメリカのホテルに泊るときに果物を差し入れてくれたことが10年以上前にありますが、日本人の男性で、こんなに喜ばせ上手な人みたことない!

すぐにお礼のメールを入れました。Kさんはよく奥様と東京などで食べ歩きをされるそうで、「僕も田中さんのおかげでクラスカ行ってみたくなりましたよ。再来週行きます。」とのこと。ここでも「田中さんのおかげで」なんて言ってくれます。恐れ入ります。

出張から帰って友人にそのことを話すと、
「あら~焼鳥の鳥次ね。行ったことないの~?人気店だよ。遅い遅いっ!美味しいよ~。」だそうです。
やはり、人を喜ばせることが好きという人の店は、流行ってるんだなぁ・・・・。そんな方の出される料理ってどんなに美味しいんだろう。もう相当行きたくなりました。
by kitchenparadise | 2010-09-10 14:17 | 私の日常

「街場のメディア論」 内田樹著

このところ雑誌に「電子書籍元年」とか「出版業界の危機」などという文字が躍っています。私も間もなくIpadを買うでしょう。が、紙の本も引き続き買います。紙媒体にあって電子書籍に無いもの、あるいは電子書籍ではできないものがあるとすれば、(あくまで私にとってですが)質感はもちろん、ページをいったりきたりして頭を整理するワクワク感のようなもの、買い置きの本を毎日横目でみる時の自分へのプレッシャー、他人の本棚を見て相手を知る楽しさ、みたいなことがあります。
ファッション雑誌やなんとなく読む月刊誌、調べ物などは電子書籍に頼りますが、きっと自分の中で大切にしたいもの、感性で読みたいと感じる本は、迷わず紙を選ぶと思うのです。10年後のワタシ、どうでしょう?

前置きが長くなりました。この本は、そんなことを大変分かりやすく解説しておられる上、ジャーナリズム度の高い一冊。深くうなずきながら一気に読み切りました。

「街場のメデェア論」 光文社新書 内田樹著


メディアの危険性や出版文化の要件、電子書籍の優位性などが多く語られているのですが、第1講(大学の授業を文書化したものなのでこのような言い方)では、「キャリアは他人のためのもの」と題して、仕事するとはどういうことかや、キャリア教育の間違い、求められる仕事から自分を磨くこと、などを力説しています。これが、「なるほどー!」と膝を何度も叩くような、実に納得する内容なのです。

メディア論といタイトルから、話は第7講で、このように広がっていきます。

「端的に言えば、何かを見たとき、根拠もなしに「これは私宛ての贈り物だ」と宣言できる能力のことを「人間性」と読んでもいいと僕は思います。」(180p)

ひさびさに著者の意見に同調したワタシは、ハワイから成田までの飛行機の中でANAのハガキをもらって、出版社に感想文を送ってしまいました。
by kitchenparadise | 2010-09-03 12:36 |


福岡の台所道具専門店「キッチンパラダイス」のオーナーAYAの日記。調理道具の実験や考察、お店のお知らせ、そのほか個人的な日常も毎日綴ります。ご連絡はキッチンパラダイスのHPからどうぞ。


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