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モノとコト。

昨日ラジオを聞いてたいたら、「ヤナセ」という外車販売の会社がこういうキャッチーなコピーを伝えていました。

車は作らない。
車のある人生を作っている。


いいコピー。言い得てます。

台所の道具もそう。道具を作るのではなく、道具を売るのではなく、確かに、みなさんが道具のある人生を買っているのだと思います。

いま、すし桶フェアを開催してます。買う方は、すし桶を単に買うだけではないのです。
すし桶で作った時の食卓の温かさ、
水分を調整した酢飯のおいしさ、
子供たちが五感で楽しむ喜び、
作る時の楽しさ、
お客様をもてなす喜び。

知らず知らず、そんな道具がもたらす「コト」を感じて買うのだろうと思います。
「モノ」を買うのでなく「コト」を買う。
だからこそ、わたしもその「コト」の豊かさの正しい情報を発信していかないとなぁと改めて思ったのでした。

時間短縮しては実現できない豊かさ。家族や友人を喜ばせたいと思う気持ち。
そんな「コト」を手に入れられる「モノ」。
by kitchenparadise | 2014-07-28 17:12 | 本と言葉

無意識の意識

子供は親の無意識の意識で育つ。

そんな本を読みました。


ちゃんとごはん作ってるじゃない。
喧嘩なんてめったにみせたことないじゃない。
お姑さんとも仲良くしてるし、
ご近所さんともお付き合いしてるじゃない。
家族のお世話してるじゃない。
一生懸命働いてるじゃない。

子供たちは、親の本当に「ちゃんとやってる」よりも、「私はやってやってる」という無意識の意識を受け継いで育っていくということ。

美味しいご飯を作っても、高価な台所道具を買っても、
そこに、やってやってる感があれば、やってない以上に子供たちはネガティブに感じ取っている。
どんなに笑っても。どんなに平気そうにしても。


つまり、私たち深いところに思いやりをもつ人間にならなければ、それは何をどうカタチを作っても、同じ。
自分を成長させないと、ダメってことなのだなぁと。
無意識の意識は、自分さえ気が付かない意識。

コワイコワイ。
by kitchenparadise | 2014-07-24 13:26 | 私、こう思う

すし桶の大きさ

すし桶の大きさは2.2合から5合を常時お店に置いています。

簡単に言うと、2.3人のご家庭の普段使いなら3合で、4人以上なら5合となるでしょう。もともとすし桶は酢飯を切るように混ぜることから、「大き目を買うべし」というのが基本なのですが、台所がコンパクトになり、人を常に招いて5合炊いているわけでもないので、ちょっと考えちゃいますね。
では2.2合や2.5合はどうして要るのかというと、お寿司以外の用途を考えているからです。小さめだと場所を取らずおひつと同じように使え、普段使いでテーブルなどでサーブするにももってこいなのです。
お赤飯、炊き込みご飯、普通のご飯やまぜご飯なども、小さいすし桶を使うと、とっても美味しそうで(実際に美味しく)、家族の食が豊かになり、ご飯の保存にも有効なのです。
5合は5合で必要な場合もあるのですが、最初はちょっと小さめを普段使いで使ってみませんか。

2.2合や2.5合用で3合のおすしが作れないわけではありません。ガラスボウルやステンレスボウルに温かいお米を入れて、冷めずに水分がこもったりするより、はるかに上等にできると思います。お子さんが少し大きくなったり、お客様を招くときに2サイズほど大きいものをお買い求めになるのもいいと思います。
フタがついているわけではないので、濡れふきんをかぶせて保存してください。

洗う際、すし桶のご飯粒が取れにくいというご質問。
炊いたご飯をいれる前に、濡れ布巾で内部を拭いて濡らしておくと、水分の奥まで汚れが侵入しにくいです。ご飯粒も幾分こびりつかなくなります。今の時期は酢水でふくと殺菌になります。
それでも取れにくいときは、ゆるま湯をしばらく張ってちょっとふやけさせてから洗います。ふきんで洗ってよいのですが、しっかり汚れを取る場合にはタワシが必要です。金属ではいけません。自然素材のもので。亀の子タワシとか。

すし桶は、水やお湯を張っても漏れる場合があります。とくに薄いものなどは漏れます。
うどんなどをいれてある桶はすし桶ではなく、それ用に水漏れしないようにコーティングされてます。洗おうと思ってもどうしても漏れる時は、シンクにゆるま湯をためて、ちょっとだけ浸しておいてください。

すし桶はピンきりです。がしっかり収縮しているいい木だと、初心者にも使いやすいのです。
セイロもそう。安価だと急激な乾燥などですぐに壊れたりして、「やっぱり木がだめね。」という感想をもってしまいます。

あと乾かし方。
特に内部をしっかり拭いて、風通しのよいところにたけかけて乾燥です。すぐに次に使うときはしっかり乾かしてからからご使用ください。マンションの低層や戸建ての方、北側の空気が流れない場所での保存では、長期間使わないときは湿気がこもってかびる時があります。水分を吸う紙(新聞紙やクラフト紙)で巻いておくとよいです。

長く使うにはちょっといいものを、丁寧な使い方を覚え、長く使ってください。
数十年使いますからね。
by kitchenparadise | 2014-07-17 10:14 | 道具:セイロやすし桶

とにかくセイロを買おう

昨日はすし桶のことを書きましたが、もっと頻繁に使える道具がセイロ。
みなさんに「とにかくひとつは持って欲しい」と思っているのが中華セイロです。
「そんな古臭いもの何に使うのかなぁ?」とお思いの方は、ひょっとして私のブログには辿り着かないかもしれませんが、中華セイロはとにかく毎日のように使います。


デパ地下の肉まんや焼売を温めるだけではないのです。それだけならおすすめしません。
私はこんな風に使っています。

*冷ご飯を温め治す。(毎日!レンジとは比べ物にならず、まるで炊きたて。)
*野菜を蒸す(蒸すと甘味がでて美味しい。バーニャカウダなども。)
*鶏肉を蒸す(胸肉やササミをたくさん蒸して、サラダに。チルドにいれて毎日のお弁当に。)
*豚肉を蒸す(白菜やレタスを敷き詰めて蒸すだけで、美味しい一品料理に。)
*手作りの肉まんや焼売も作る気になります。(意外と簡単です)
*おこわやお赤飯は蒸して作ると最高に美味しい。
*魚を蒸す(塩と昆布とお酒だけで上等な酒蒸しに)

蒸した野菜は、レンジと違って何度温め直しをしても美味しく食べれますし、まとめて蒸したのを冷蔵庫にいれて、お弁当や朝ごはんなど別に機会に使っています。
私のせいろ。↓21cm、27cm、それと18cmのミニも持ってます。実は18cmが一番使うかも。
かなり古くなってますが、杉せいろより白木せいろが何倍も耐久性が優れているように感じます。
お客様にはこのせいろのままお出しします。せいろが水分を調節してくれ、いつまでたっても美味しいのです。
できれば蒸し布を同時に買ってくださいね。汚れにくく、さらにペーパーのように水分が残りません。
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7/15よりせいろとすし桶のフェアを開催。セットで特別価格になるだけでなく、スタッフ4人のおすすめレシピを大公開準備中です。またお店では7/15ー8月末までの期間中、有機野菜の即売も行っています。せいろをご購入のかは、ぜひこの最高に美味しいお野菜を蒸して召し上がってください。シーズヴィレッジさんにご協力いただきます。
せいろの取り扱いも含めて、お近くの方はお店でご案内したほうがわかりやすいと思いますのでぜひ!
同日、ネットからも販売を始めます。レシピ、使い方を同送しますね。
by kitchenparadise | 2014-07-08 12:48 | 道具:セイロやすし桶

ひとまず、すし桶を持つ

ご自宅に木の蒸籠とすし桶はありますか。
今は無い方のほうが多いみたいです。
蒸籠は60代以上、寿司桶は50代以上の主婦の方ならお持ちで、30代40代の方になるとグーンと減るようです。
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(↑10年使っている私の寿司桶は伊予秀芸さんのもの。紹介したいけど、もう作られておりません。ごめんなさい。おおざっぱな私ですがカビさせず使ってます。)

以前、私が某住宅メーカーで道具講習をした際、寿司桶をお持ちの方は30代で2割。理由をお聞きすると「寿司桶は大きくて邪魔なので。」「あまり作らないから。」「木は腐りそう。」ということでした。
30代以上の方たちは小さいころ、うちわで寿司桶の酢飯を扇ぐというお手伝いをしたことがあるようですが、今は、ガラスやステンレスのボウルで代用します。

ではなぜ、いま!すし桶はなぜ必要なんでしょうか。
①寿司桶は、酢飯を冷ましてくれます。
(ガラスやステンレスは、入れた瞬間にボウルが温まってしまいます。うちわであおいでも表面は冷めますが、ボウルとの接点は冷めるどころかあったまってべっちょりになっていきます。)

②すし酢を調整してくれます。

(余分なすし酢を木が吸収、調整しながら混ざっていきます。)

③冷めたお寿司をそのまま保存できます。
(ちゃんとしたすし桶は、殺菌作用が働きます。濡れ布巾をかけておけば、ガラスやステンレスのようにすぐに悪くなることなく、長く保存できます。)

そして何より、家族が(自分も)寿司桶で作った美味しい味を覚え、味覚、視覚、感性ともに本物を知る。

ということです。



寿司桶は数千円買え、数十年使えます。お得で、美味しくできます。
使っていない子供たちは、大人になって寿司桶を買う可能性はかなり少なくなります。うちわであおぐ楽しさの中に、その奥底にある食とともにある豊かさを感じていくと思うのです。寿司桶があれば、ずっとです。

使い方は、使用前にちょっと気をつけることと、風通しのよいところでよく乾かすことだけです。
カビが気になる方は、新聞紙でまいておけばいいだけ。たいして面倒でもありません。

みんなが美味しいと喜ぶと、また作りたくなります。私もこの寿司桶を買ってから、そこに道具があるだけで暇さえあれば作ってあげたくなりました。


食卓にすし桶がある豊かさを、ぜひ子供たちにって、思います。子供だけじゃなく、夫にも、彼にも、両親にも。


by kitchenparadise | 2014-07-07 16:37 | 道具:セイロやすし桶

とらわれないとうこと

人は、とかくとらわれる。

子供の成績が悪いー、どうしよう。
対人関係でうまくいかない。ダメだー。
お金が足りない。どうしたらいい?
営業成績が悪い。どうしようもない。

ひとつ悩みだすとそればかりが気になり、頭の中はそれでいっぱいになってしまう。私もそう。
こんなに忙しい毎日を送っていても、頭の中で何かひとつにとらわれていることが多々ある。

乙武君が何度も話す内容にこういう言葉がある。

人はたくさんのパズルのようなもの。
病気になっても、受験で落ちても、恋人からふられても、たとえ親に恵まれなくても、上司がイヤな人でも、それは何十、何百という複雑なパズルのピースのひとつ。悩み以外のことは恵まれていることだって多い。たとえ恵まれなかったとしても、これからの道は開いている。可能性のピースはいくらでも増やしていける。


イヤなことだけに気を取られ、案外うまくいっていることや、自分が幸せなことには気づかないことって、確かに多い。不幸のどん底っていったって、今日もご飯を食べて好きなテレビを見ているかもしれない。ご飯が食べられなかったとしても、家族が横にいるいかもしれない。家族がいなくても、明日出会うかもしれない。


一年前の昨日、姉はすっかり意識がなくなった。難病治療中だった姉は、2人の子供たちを残して5日後に逝ってしまい、もう一周忌。

意識がなくなる前の日曜日、姉の好きなユーミンのベストアルバムを買ってきて、枕もとで聞かせた。
呼吸器を着けていて、もう「はぁ、はぁ」という感じだったから、小さな音で鳴らして横に座った。姉がいつも歌っていた「卒業写真」が流れると、姉は片目を開けて私をみて、「うん、うん」と少しうなずいた。

(この曲、いいよねー。)という感じで、うなずくので、
「よくお姉ちゃん歌ってたね。」と言葉で返した。
実は、姉は脳にも障害がでており、言葉そのものはわからないはずだけど、まるでわかったように、呼吸器の中でニンマリ笑い、それから何度もうなずいたあと、目をつむって曲を聴いていた。
私と姉の会話にならない最後の会話だった。

姉は、あの時、病気で苦しい自分にとらわれず、普通の会話がしたかったんだと思う。
わたしから「大丈夫?今日はどう?」と聞かれるのは、もうきっとまっぴらだったんだなと思う。

どんな状況でも、とわられないでいようとする人は強い。輝いている。生きてる感じがする。
姉は確かに生きてる、病院で横たわっていても、音楽を聴いて楽しんでいたと思う。


とらわれないというは結構難しい。難しいけど、挑戦するに値する、人間の素晴らしく、誇り高い能力だと思う。
私もいつかは姉のようになりたいと思う。

by Kitchen Paradise 田中 文
by kitchenparadise | 2014-07-04 13:55 | 私、こう思う

7/12(土)西川友紀子さんの美しくなるラボ講座

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「西川友紀子の美しくなるラボ講座」
日時:7/12(土)14:00-16:00
場所:キッチンパラダイスLABO(福岡市中央区白金)
参加費:3500円
講師:フリーアナウンサー 西川友紀子さん
(クロスFM「ユキペディア」パーソナリティー・TNCももち浜ストア レポーターほか)

友人でフリーアナウンサー・野菜ソムリエの西川友紀子さんの講座を開催します。
毎日忙しいお仕事をこなしがら、子育て、料理も手を抜くことなく、それでいてこんなにおしゃれで魅力的な西川さん。その美しさ、若さの秘訣とはいったい何なのでしょうか。

「お金かけてませんよー。」というメイクのコツとは。
美と健康のために何を食べてるの?どんなことに気を付けているの?

この講座ではズバリ!
「こんな風にメイクを変えると5歳は若く見えますよ。」という的確なアドバイスを、おひとりおひとりに時間を割いていただく予定なのです。
私たちスタッフも、みんな彼女のアドバイスを受けています。口角の書き方、チークを入れるところや色味、眉毛の書き方、髪型にいたるまで、驚くほど印象が変わるメイクの技を教えていただけます。

また西川さんの野菜の摂り方ほか、美しさを保つためにいつも食べているお手製スイーツも試食させてもらえるという、贅沢な講座になっています。


まもなく受付終了となりますので、お早目にお申込みください。おひとりでご参加オッケーです。

キッチンパラダイス092-534-6311 
by kitchenparadise | 2014-07-03 14:55 | キチパラ講座


福岡の台所道具専門店「キッチンパラダイス」のオーナーAYAの日記。調理道具の実験や考察、お店のお知らせ、そのほか個人的な日常も毎日綴ります。ご連絡はキッチンパラダイスのHPからどうぞ。


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