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セラミックブログ

レストランのシェフのボヤキを聞いた。
食〇ログの口コミで、全くお門違いのことを書かれたことがあり困ったと。
確かに、このレストランって美味しいのかなとか、この調理道具っていいものなのかな、知りたいことはなんでもネットで検索する。当然ではあるけれど、その情報が単にどの程度信憑性があるものなのか、偏ってないかどうか、もしや意図的なのか、、区別がつきにくい。本名でないものは特に怪しい。

私のブログの中で「セラミックよ、お前もか」という記事がある。
セラミックのフライパンのテストをした時の感想を書いたのものだけれど、数年前の記事なのに、私のブログの記事の中では最も多くの方に読まれている。「セラミックフライパン」の検索からきて、すでに何万人もの方から読まれているようす。

私のセラミックフライパン記事は、実験はしたといっても、私の主観です。

セラミックはまだまだ不都合の域をでていないのではないかな〜と思っているわけで、あくまで私の意見であって、完璧な答えかどうかわからない。反対に、セラミックをべたボメしている人もたくさんいる。むしろそちらのほうが多いくらい。

先日はおろし器をテストしたけれど、あのおろし器だけで素晴らしい商品ではなく、「おろし金は安価なものだとスピードが遅いようだ。」というざっくりした意見。私が売っているものだけが正解ではない。

ネットはなかなか難しい。
どれが本当だかわからない。客観的な意見を探したって、結局主観的な見方から外れない。ネットに限ったことではないけれど、雑誌と違って匿名が多いのが問題な気もする。

自分のブログを読んでいる方にむけて、こんな喚起するのはちょっとおかしいだろうと思うけれど、結局は「このひとがどういう人間か」読み取っていただくしかないと思っている。時「私、こう思う」や「本」の話を書くのは、そんな理由からです。

間違っているときもあるし、情報が古かったり、未熟だったりしてると思うのですが、、、ご理解いただき、読み続けていただければありがたいです。

セラミックのフライパンの話、まだまだテスト途中ですし、新しいセラミックの開発されているようです。また私なりの主観を報告したいと思います。

by kitchenparadise | 2015-01-31 16:35 | 私、こう思う

おろし器を比較しました

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先日、大根をおろすのに竹製の鬼おろしとステンレスおろしの比較をしたことをブログにアップしたら、とても好評だった。竹製は繊維を壊さないからザクザクしあがり甘い、ステンレスは時間が経つほど苦いというお話。
とはいっても、ステンレスが悪いわけではない。大根だけで食べる時は甘いほうがいいので、断然鬼おろしだけれど、私としてはさんまにはステンレス製でおろした苦味のほうが好き。
なので、今日は私が最もスグレモノだと思っているステンレスおろしをご紹介することにしよう。

ついつい近所のスーパーでかった大根おろしを10年使っているという方も多いのでは?
大根をおろすのは力がいるし面倒なので、あんまりやりたくないと思っている人が大半ではないかしら。

最初の写真は、近くのスーパーで買った数百円のでおろしてみた。新品。

50回往復して、スケールで、どれくらいの量がおろせたのかはかってみると、
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とても力が要る。50秒くらいだった。続けてやったから、腕がいたくなってしまった。笑)

次に、私のお気に入りで、もう6年ほど使っているおろし器でいつものようにおろす。
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慣れてるのもあるかもしれないけれど、この角度といい、滑り止めといい、刃の具合といい、まったく力を入れずに50秒ほど。50回往復。
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おー、結構違う。
あまりに違いすぎるので、今度は大根の面を同じように向けて、力を入れてやってみる。50往復を正確に。
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量は当然だけれど、おろし器で疲れが全く違う。おそらく道具そのものの耐久性も違う。
テストしたおろし器、安いほうは新品で、私のは6年物。

時短、時短と家庭用品のメーカーは、やっきになって時短グッズを作るけれど、こういうのは時間短縮して、家事軽減してよろしいのではないですか。100円で買って失敗したって人、多いのです。ハサミとか包丁とか、おろしとか。そういうのは特に。

私のお気に入りは2000円(税別)ですが、まだまだ何年も使えそうだし。安価なものと少し値段が高いものはこういうとこが違う。って言ったって、1回の夕食より安い。と思う。
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by kitchenparadise | 2015-01-30 16:53 | 道具:スライサーやおろし器

マツコと料理と最新グッズ

いやはや、まいりました。
昨日の、「マツコの知らないキッチングッズ」。
百貨店さんのバイヤーさんは大変なんですね。新しい商品を紹介し続けないといけない。

あの構成ではTBSさんからいくら私に打診いただいても、出演できるわけありません。


最新のキッチングッズを私が店に置かない理由とともに、ちょっと昨日の放送の商品について、料理オタクな私の見解を書いておきますね。

最新キッチングッズには一見便利に見えても、あとあと使わなくなるものが多いというのは、数日前に書きました。つまり「料理道」の理にかなっていない商品がどんどん世に出されては消えるわけです。
昨日の番組で紹介された、「納豆」を424回まぜる魯山人の納豆鉢、タカラトミーさんお得意のおもしろグッズで、料理の道具というより、受けを狙ったおもちゃです。あれだけまぜたら美味しくなるかもしれないけれど、お箸4本くらいもってまぜればいいだけといえるでしょう。洗うのも大変そう。でも、おもちゃとしては面白いですよね、確かに。

■シトラススプレー。レモンや柑橘類果物に直接刺してスプレーするというもの。

レモンは、最初に絞ったのと、2回目以降に絞ったのとでは苦味が全く違います。搾りかすを絞って味見してみてください。苦くて食べられたものではありません。一気に絞るか、カットして少しづつ絞るかしないといけないのです。マツコさん、レモン食べたら苦かったと思います。

■オイルスプレー。

これは、サラッとしたオイル限定です。オリーブオイルやごま油、同じオイルでもちょっとこだわりの油だとすぐにつまる傾向にあります。油が少なくて済む利点も確かにありますし、お菓子の型などで使える場合もあります。でも空気圧でスプレーするので、空気をいれっぱなしにしていると、染み出てきてベトベトに。長くきれいに使おうとすると、空気をいつも抜くか空気を使いきる、比較的安価なサラッとしたオイル限定で使う、という条件付きです。


魔法の焼き芋は、またまた電子レンジグッズだし、、
イージーバターは、よく使う方には良いかもしれないけれど、バターを薄く塗りやすくするためのバタースライサーは別の商品もあります。でもこれは触感が変わるのはいいかもしれませんね。ふんわりと削れるし。少し価格が高いけれど。

最新のキッチングッズを見ていると、料理が大好きな人が開発しているとは思えないものがあまりに多いのです。時間短縮で、コンパクトで、便利で、おもしろかったり、おしゃれだったり、、、何よりテレビや雑誌の絶好のネタになるということなのでしょう。

それにしても、どんな商品も、ネタも確実にひろって話をおもしろくするマツコさんは、ほんとスゴイ人だと思います。賢い方なんでしょうね。お会いできずに残念だったけれど。
by kitchenparadise | 2015-01-28 11:54 | 道具:キッチン道具全般

ありがとう、なみじゅう。

キチパラなみじゅうを販売して13年。
もともと「通称」、つまりニックネームだった「なみじゅう」を正式に登録商標にして3年ほどだろうか。とにかくよく売れる。売れるというより、広まっている。広めてくださる方々が全国にいるからだと思う。
なみじゅうに関しては、お客様の声をよく聞いてきた。
最初のころのお客様からは、
「なみじゅう」と分かりやすい箱を作ったら、とアドバイスいただき、作った。
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黒の取って以外が欲しいと言われ、白を作り、その白い取っ手にかわって赤を作った。

「説明がないとわからないわよ。」と言われ、説明書をつけ、
「お店の宣伝したらいいのに。」というアドバイスで、この店のしおりをなみじゅうの箱に入るサイズで作った。
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「みんなにハンバーガーのカットに最高だって言ったほうがいいわよ。」というご常連さんのアドバイスで、ハンバーガーを切るミニ動画を友達に作ってもらった。
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動画はこちら。

一昨年、お客様から、「かっこいいギフトバックがあればね~。」とアドバイスをいただき、
時間をかけて白い専用バッグを作った。
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「福岡を中心に販売するなら、刃にFUKUOKAと入れたらどうだい?」とアドバイスしてくれたのは父。
おかげで東京や大阪、名古屋からのお客様がなみじゅうをお土産に買って帰ってくださるようになった。

私は凡才なのでたいしたアイデアはないものの、周りのアドバイスをすぐに受け止める単純さを持ちあわせているようで、それがよかったのだろうと思う。
まわりの言葉をひとつひとつ実現していったら、なみじゅうはみなさんからかわいがっていただける商品に成長した。おかげで5万本を超えるなみじゅうが日本中のあちこちでお役にたっている。


開店当初に買ってくださったなみじゅうがまだ切れるのよと、自慢してくださるお客様。
1本を大事に使って、20本をお友達に配ってくれる営業さん。
偶然入った県外の居酒屋で、名刺交換をした瞬間に、厨房からなみじゅうを持ってきた店主さん。


ありがたいです、本当に。
ありがとうございます。
心から。
なみじゅうに、スタッフに、お客様に、みんなに。
by kitchenparadise | 2015-01-27 17:02 | なみじゅう(入荷状況も)

私がセイロを使う理由

ご飯を温める時、お野菜を蒸す時、ほとんの方は電子レンジをお使いでしょうか。
キッチンパラダイスでは、電子レンジグッズをほとんど販売していません。私自身もスタッフもほとんど使わないので、使わないものを商品として並べないというコンセプトからです。
今日は、レンジとセイロの違いについて、セイロの使い方についてお客様から毎日のように聞かれる内容があります。

「電子レンジは、なぜ使わないのですか。」

私はレンジ調理が「美味しい」と思わない場合が多かったことと、加熱原理の安全性に疑問があったので調べたことがきっかけです。のちに発表された「レンジ加熱が老化の原因である」というメイラード現象と老化の関係を読んで、さらに使わないようになりました。
*安全性に関しては様々な角度から多様なご意見があるので、気になる方はお調べください。

「セイロがあればレンジは要りませんか?」
私は要りませんが、笑)、、レンジ調理の冷凍食品などはできなくなりますよね。
冷凍ご飯は、ある程度解凍してからでないと基本的には蒸せません。ですから、計画的に解凍するとか、冷蔵保存して早めに蒸さなくてはいけないです。

「セイロとレンジでは味は違いますか?」

はい。ご飯の温めなおしでは全く美味しさが違うと思います。常に蒸気を調節するので、冷めても美味しいのです。何度も温めなおしをすることもできます。
野菜は水っぽくならず、冷めても美味しい蒸し野菜が食べられます。
肉まんなどが断然美味しいにも同じ理由です。

「セイロはかびませんか?」
濡れたまま室内に放置したり、湿気が多い場所にほったらかしにしておくと当然かびます。
かびないためには、慣れることが必要です。しっかり短時間で乾かすこと、乾かし方のコツを知り、収納の場所、収納方法を意識することでしょうか。

「セイロは何年もちますか。」

1週間に何度使うかで違います。
毎週何度も使う人は、安価の杉セイロなら1年くらいで壊れる場合もあります。
白木のセイロなら5年くらいから20年、もっとでしょうか。焦がさないように、壊れないように、かびさせないようにするためにはいくつかのポイントがあります。意外と簡単。
ちなみに高いですが、ヒノキはやはりもちがいいです。セイロは小さいほど壊れるのが早いようです。


「蒸し布はどんな時に使うんですか?要りますか?」

蒸し布(ふかし布)はぜひ買ってください。ごはんの温め用の蒸し布は小さい「麻」のものがあり、乾きやすいので毎日使うのに清潔で便利です。お赤飯やおこわでは大きいものが要ります。純綿のものでよいと思います。野菜蒸しの時は使わない場合も多いです。レタスなどを敷いたりしても。クッキングペーパーに穴をあけて敷いてもよいですが、これが水分を吸いません。

「セイロは二段必要ですか?上と下とでは蒸し具合は?」
少し大きい場合(24~27以上)まずは一段(身とフタ)お買い求めになればよいのでは。身が二つあれば交代に使えるので、壊れにくくかびにくいです。
(続けて使い続けるとかびやすくなります)
上と下とでは蒸具合が全く違います。下から出来上がります。上は保温程度の状態にしかできあがりません。

「使用後は直射日光にあてていいですか?」
十分に風通しがよければ十分です。夏の日差しに何時間もあてると壊れやすくなります。日光で急に乾かすのは避けましょう。冬の日差しならさほど気にしなくても。

「セイロを使って良いことは?」
セイロで蒸した野菜を食卓に出すだけで、野菜の美味しさを十分に味わえるだけでなく、食卓が豊かになるようだと、使い続けておられるお客様が口々におっしゃいます。
毎日のごはんをセイロで温めれば、チンしたご飯や、長時間いれっぱなしの炊飯器臭にない満足感があります。(最近は炊飯器臭をなくすように研究されているようですが)
家族が喜びます。子供がセイロの使い方を覚えます。いつも美味しい野菜を買って帰りたくなります。


by kitchenparadise | 2015-01-26 17:25 | 道具:セイロやすし桶

結城奈佳先生の韓国料理ラボ講座

昨日の洋子先生に引き続き、結城奈佳先生の講座も明日日曜日が締め切りです。

「奈佳先生の韓国料理ラボ講座」
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講師:韓国料理家 結城奈佳先生(東京在住)

3つの講座を開催しますが、②は①の延長で行います。

①本格キムチ講座 
2/19(11:00-12:00)+2/20(11:00-12:30) 10名 4500円
(キムチ1/4株お持ち帰り)

②本格キムチとポッサム講座
 
2/19(11:00-12:00)+2/20(11:00-14:00) 6名 6500円
(キムチ1/4株お持ち帰り)

③じゃがいもと豚肉のコチュジャンチゲ講座
2/19(14:00-16:30) 6名 5400円


場所:キッチンパラダイスLABO(福岡市中央区白金)
内容:デモ+実技+試食

今回は本格的に2日間をかけて行うキムチ作り講座と、コチジャンチゲの講座を3通り行います。
キムチづくり講座の初日は、白菜の塩漬けの仕方を中心に、2日目はヤンニョム作りです。

ポッサム講座まで続けて受ける方は、キムチづくりに参加なさった10名のうち6名のみです。
ポッサム(キムチを使った、こだわりのゆで豚、韓国料理)は、みんなで作って試食となります。
韓国の映画やテレビ、生活習慣や食の歴史など、韓国留学経験のある先生ならではの興味深いお話もお楽しみにひとつです。


2015年1月25日までのご応募から抽選です。応募はメールでお願いします。
staff@kitchenparadise.com
by kitchenparadise | 2015-01-24 16:00 | キチパラ講座

洋子先生の基本ごはん会 vol.1

募集、まもなく締め切りますので、最後のご案内です。
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洋子先生の基本ごはん会 vol.1
2015年2月21日(土)


午前の会 10:30-13:00
午後の会 14:30-17:00


講師:友納洋子先生
参加費:3000円(試食・レシピ付)
参加人数:12名(各6名づつ)
申込方法:1/25(日)までにメールでお申込みください。
staff@kitchenparadise.com


友納洋子先生は、東京の大学に通いながら料理専門学校に通い、大学と専門学校ふたつを卒業後、現在、三溝清美先生のアシスタントを7年間勤めておられます。
このたび初めてのラボ講習で、すぐに実践できて、とびきりおいしくできる定番のレシピを、わかりやすくイチから教えて頂きます。
料理はあまり得意じゃないという方、ごはんと味噌汁の基本から習いたいという方、いつもどうも上手にできないという方、復習して再確認したいという方、そんな方々に楽しんでいただける基本ごはんの会にしたいと思います。おひとり参加も大歓迎です。
メニューは、豚の生姜焼き、れんこんの塩きんぴら、ホウレンソウの梅おかか和え、お味噌汁です。



2015年1月25日までのご応募から抽選させていただきます。
1/26に抽選結果を返信させていただきます。なお、洋子先生の講座は今度も「基本ごはんの会」というタイトルで続けて行う予定です。

*お申し込みメールにタイトルは「洋子先生ラボ講座」と書いていただき、午前か午後か、お名前とお電話番号を必ずお書き添えください。
by kitchenparadise | 2015-01-23 18:57 | キチパラ講座

売れて、売れなくなる道具

新しいキッチングッズ(調理道具)が、毎年何千種類と世の中にでてきますが、その中にどれくらいが10年後に残っているかというと、ほんのわずかです。10年どころか、5年ももたないものばかりです。発売されては消え、発売されては消え。そのスパンも14年前のキチパラ開店当初からするとさらに短くなってきたうような気がします。なぜでしょうか。

例えば、シリコンの電子レンジグッズ。5年ほど前からこれまで、大変流行りました。
「時間はないけれど、料理は手作りしたい」、「手間をかけずにおかずをもう一品作りたい」「できるだけ油を使わず美味しい料理を作りたい」、「軽くて場所を取らない調理器具を使いたい」(C社HP抜粋)
レシピ本もたくさんでました。テレビや雑誌でもずいぶん特集されました。でも5年ほど前の売上はなく、結局、多くの人が使わなくなったり、棚にしまいこんでいます。

また例えば、タジン鍋。「エミールアンリ」という、フランスブランドが4.5年前にカラフルなとんがり帽子のような蓋の鍋を大々的に宣伝したのがきっかけで日本でブームになりました。もともとはチュニジアやモロッコで日常的に使われている鍋です。
ブレイク以降、同業他社がこぞって輸入して価格競争。ガラス製をHARIOが発売、有田焼などでも作られ、シリコングッズの会社がみんなシリコンタジン鍋を売り、結局売れなくなって、流行らせたエミールアンリジャポンは日本撤退。

このような「売れて、売れなくなる道具」には、「一時的なブレイク」が逆に下降の原因でもありますが、いつもキッチンアイテムならではの理由があります。

①耐久性が低い。

耐熱シリコンは、熱に強く、軽く、ガラスや陶器のように割れない。こびりつかないので油が要らない商品です。レンジに活用すると時短にもなるでしょう。
ですが、どんなにいいシリコンでも、長時間使用と臭いが取れづらくなります。きれいに洗ったつもりでもガラスや陶器のようにスッキリ洗えてないような気がします。黒いシリコンなら汚れは目立ちませんが、水垢が取れにくい場合もあります。 いったん汚れると、重層やレモン汁、洗剤を駆使して何日もかけて洗わないといけません。

②美味しくできない。

時間短縮しても、すべての面において美味しくできなくなればもともこもないわけです。なんか水っぽい。焼き色がつきにくい、などなど。
一つで三役、という商品もよくみかけますが、その便利さの裏で、実は美味しくできない、あるいは不都合な場合が多いのです。フタがフライパンになる便利な鍋、3つに仕切りがある朝ご飯に便利なフライパンなどなど。


③収納と頻度のバランスが悪い。

タジン鍋はこれです。とても機能的な理にかなった鍋なのですが、「見た目に美味しそう」「水がなくて美味しくできる」の「見た目」が先行したため、買ってはみたもののあまり飽きて使わないという方が多いのです。
水がなくて美味しくできるなら、ル・クルーゼでも、土鍋でもできます。水が貴重な国で生まれた鍋を、うっかり流行らせたわけなのです。
この鍋でなくては美味しくできないのなら今後も長く売れ続けるでしょうが、多くの場合で代用品で可能といえます。ちなみに、私は食卓を楽しむために、たまに使っていましたが。


一方、シリコンの中でも「シリコンヘラ」は、10年以上まえからこれまで、続けて売れています。無くなることはないと思います。それはおそらく、シリコンヘラが、木べらや金属ヘラと違った使い勝手の良さがあるからです。すでに新しい台所道具のカテゴリーのひとつとして定着しています。

私の道具に対する考えは、「家庭で料理をすることを大切にする」方のためだけの「道具のススメ」であり、今後、家庭で料理をしなくなる人が増えてくると、時間短縮やコンパクト、多機能といったキッチングッズは、さらに別の方向に向かうのでしょう。お皿も要らない、ヘラも要らない、とか。

この話は、まだまだ雑感の域を超えていませんので、汗)
申し訳ないのですが、思いついたらまた書きます。


普通の量販店や百貨店は、売れなくなっても、次の商品が爆発的に売れればそれでよいわけで、、、。
だからメーカー側も新しいものを求められるわけで、、、。
キッチンパラダイスはそんなスパンとは関係なくやっていこうと思っています。
by kitchenparadise | 2015-01-22 13:53 | 道具:キッチン道具全般

「愛するということ」フロム

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エーリッヒ・フロムの代表作。お勧めの本です。NHKのEテレで特集されたこともあり、最近はよく読まれているそうですね。私が大好きな本、三本指に入ります。

「愛」といっても恋愛に限ったものでなく、広く「愛」とはいかなるものか、人の脳を分析した内容です。
「愛は技術である」の意味が飲み込めず、何十回も読み返しました。十分理解できたとはまだ言えません。谷川俊太郎さんがコメントしているように「読む者の人生経験が深まるにつれて真価を発揮する本」なのでしょう。

それにしても、世の中は、どうやったら愛されるか、という本で溢れていると思いませんか。
愛される女性になるには、彼に愛される習慣、愛されるしくみ、愛される法則。
フロムの「愛」を理解すれば、もうその類の本に手を伸ばす必要はありません。愛は表面的な努力でなく、自身の内面の問題であるからです。そしてその愛の技術は、自分をよく見せるものとは全く逆ベクトルのものです。

「愛というものは簡単に浸れるような感情ではないのです。真の意味で愛するには、自分の人格を発達させ、それが生産的な方向に向くよう全力で努力しなければならない。」フロムはそう説いています。
求めても求めても手に入れられないものは、実は自分の中にあります。

この本は、私の仕事の上でもとても役に立ちました。
手間ひまより合理性を重視するようになったこと、何をもっても他人より自己中心であること、家族は受け入れてもその外側には目がむけられないこと。
時代が変わって、料理も料理道具も変化した理由の一片が、ここにもあるような気がしたのです。
時代が変わったら変わるもの、時代が変わっても変わらないもの。変えてはいけないもの。
誰もが渇望して止まない「愛」を理解しようとすることに、その見極めのヒントがあるのでは。

お時間があればぜひ手にとっていただきたいと思います。

by kitchenparadise | 2015-01-21 08:32 | 本と言葉

ともだちはチカラ

今日、ともだちががやってきた。

私には、うんと年上からうんと年下まで、心から信頼していて、私をあけっぴろげにさせてくれる友人が何人かいる。その中のひとり。主婦で、10歳年下で、県外に住んでいる。

たいてい「文さん、今店にいる?」 「いるよ」と答えたら、
「顔見にいきたいなー。」とメールがきて突然やってくる。
今日もニコニコしながら車を降りてきた。

「今日、私、ノーメイクなの。朝バタバタして。」と私が言い訳すると、
「ノーメイクでもかわいいねー。」と返してくれる。
お店のスタッフ、思わず横で吹き出す。笑)そんなだから、彼女がやってくるといつもその場が明るくなる。

私が楽しいことを話すと、うんうんと何回も頷きながら満面の笑みでいつまでも聞いてくれ、
悲しいことを思い出すと私より先に泣き出す。

10歳も年下なのに、私をたまに子供扱いする。ちょっとした優しいお説教もしたりする。
どんな時も味方してくれるとわかっているから、ついついダメダメな自分も素直に話してしまう。
彼女から言われたことには心から反省する。

話す言葉ひとことひとことが、優しく、あたたかく、愛情にあふれている。だから彼女の姿をみるだけで、ジワーッと血液が流れだして身体が温かくなるような気がする。実際、あったかくなってる。

通じ合えるともだちって、ほんといい。うれしい。楽しい。頼もしい。

彼女のように長く長く付き合っている心の友には共通点がある。
精神的に自立していて、常に楽しく話をしてくれ、たびたび素直に喜びや感謝を言葉で伝えてくれ、善悪を頭ごなしに判断せずにありのままを受け入れてくれる。常に二人の関係が変わることがない、会っても会わなくても。
お互いに信頼している、好きあっているのがわかっている。


ともだちは私のチカラ。強いチカラです。
私もともだちのチカラになる。小学生みたいな宣言ですが、本当にチカラになりたいんだもーん。
by kitchenparadise | 2015-01-20 20:02 | 私の日常と家族


福岡の台所道具専門店「キッチンパラダイス」のオーナーAYAの日記。調理道具の実験や考察、お店のお知らせ、そのほか個人的な日常も毎日綴ります。ご連絡はキッチンパラダイスのHPからどうぞ。


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