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Aya’s Diary、60万アクセスを超える

なんと、このAya's Diaryが60万アクセスを超えたようです。
読んでくださる方がいることに心から感謝しています。ありがとうございます。

ブログ自体はお店のオープン以来16年ずっとやっていますが、以前はたまにしか書いておらず。
数年前にこのブログに変えてからもしばらくは、気分がのった時にしか書かず。
3年ほど前にスタッフに後押しされ重い腰を上げ、ようやくお店のおしらせを兼ねた内容を毎日書くことに決めました。
意外とちゃんと書いています。笑)

お店と私、そしてスタッフの様子が、お客様にもリアルに伝わればいいなと思いながら書いています。道具の実験ブログをのぞいては15分~30分ほどで書きますが、読み返さないもので誤字脱字ばかりのあげく、たまに読み返して文章の拙さに情けなくなることも。それも含めて、飾らないブログであることをご理解いただけると嬉しいです。と、言い訳です。汗)

先日、インターネット上の情報を集めたまとめサイト(キュレーションサイト)の不適切な引用や言い回しが問題になりました。DeNAという会社でしたよね、確か。信憑性にかけるとかなんとか騒がれ、結局サイトを閉じました。
まじめに調べて、まじめに試すのがバカバカしくなるほど、他のブログを都合よくコピペして成り立っているサイトがはびこっています。専門でもない人たちが病気の治療や薬まで説明していて怖いほどで、よりによってそんなサイトが検索でも上位にくるわけです。
とはいってもこれを書いているキチパラも同じ土壌です。

私がブログを書くのは、実際に実験したみたことを素直に書きたいからです。もちろんお店ですから宣伝もあります。が、基本は、私が考える「本物」とは何かを追及したいからにほかなりません。まじめに調べてまじめに実験する。スポンサーもなし。遠慮して書かないこともありますが、できるだけフラットな目線で道具の善し悪しを、これからも変わらず伝えていけたらと思っています。


さて、60万アクセスの中で、最もアクセスの多かった記事はというと、
「ジオプロダクトって本当に良い鍋だと思う」でした。
頼まれてもないのに宮崎製作所さんの鍋を宣伝をしています。本当に良い鍋なのです。使い勝手がよいのです。

そこで、60万アクセス記念に決めました!
1か月間のジオプロダクトの超SALEを企画をしようと!

来週のどこかで改めてご案内します。何台確保できるかはわかりませんがこれからご購入の方は来週までおまちください。
今週は鍋底洗いの実験もしたんですよ。それも来週。すごく面白い実験した。
ではジオの件は、また近々に。

今日もお読みいただきありがとうございました。

田中文



by kitchenparadise | 2017-03-31 13:18 | おしらせ(SALE等)

記号を得て、情景を失う

「老いの場所から」を書いている下河辺牧子さんのエッセイの中に「記号を得て、情景を失う」というのがあった。

育ちざかりの3歳の孫が日々どんどん言葉を獲得していくのに反して、70を過ぎた著者は生き生きと場面こそ浮かぶものの「あれあれ、なんだっけ?」という具合に単語が伴わなくなっている。「記号的」な言葉遣いが苦手になる。その加減がちょうど3歳の孫と同じくらいだと言うおもしろい内容だった。

孫は言う「これ、鉛筆を危なくするもの。鉛筆を人に刺さるようにするんだよ。」
もちろん鉛筆削りのこと。「尖らす」という単語を知らない3歳は、物騒でつたない言葉で説明する。
一方著者も負けず「ほら、あのいい匂いの花。はじめ紫であとで白くなってくる...。なんでしたっけ?」と仲間に尋ねて盛り上がる。
9歳の孫娘もでてくる。「おばあちゃん、昨日かおととい食べたサクサクッとしたあのお菓子、まだある?」
著者は思う。
生き物にとってだいじなのは、体験や状況そのものの記憶のほうで、記号化された時間の記憶のほうではない。老人や子供が状況的表現のもとに暮らすという大らかさが、あらためてすがすがしく自然な姿に思われてくると。

そんな私も少々早い気もするが、40代半ばを過ぎたあたりからよく単語を忘れる。私だけかと思いきや、先日ひさしぶり集合した同級生もみんな同じことを言っていたので、ごく平均的な老いの入口だと納得。仕事をしていると困ることもあるけれど、下河辺牧子さんの感じ方を読んで、ため息をつかなくてもいいんじゃないかと明るくなれた。

「この前ね。あれ食べたよ。ほら、日本海側で獲れる有名な魚。高級な魚でさ、油がのっててすごく美味しくって。」と私。
「え、なんですか?」とスタッフ。
「塩して焼くだけでびっくりするほど甘くて柔らかいのよ。」
「え、なんでしょうね。」
「半分は翌日煮て、それがもうめっちゃ美味しい。赤っぽい魚よ。私も生まれて2回しか食べたことない。
ほら、テニスの選手が一番好きな魚って言ったやん。」
「あ、錦織圭ですか。あ、わかった。のどくろですね!」
「そうよ、それ!のどぐろのどぐろ。」

記号を失ったとしても「美味しい」とか「嬉しい」とか「感動した」とか自由に状況が浮かぶか、そしてそれと誰かにと共有できたらまた楽しい。記号に踊らされず、せまりくる不自由さを気にも留めなくてもいい。幸せや豊かさは、記号でなく記憶そのものだから。

ところで来年アメリカのあそこにいきたいと思ってます。
昔一度行ったんだけどなぁ。長い長い道路とたくさんの橋があって、途中で線路が海の上で切れてて。そうハリケーンで数十年前に壊れたらしいって聞いた。ワシントン州からまだずいぶん南部にあるんだけど。着いたらヘミングウエイが住んでたところがあって。どこまでも地平線が橋でつながっていて。海がとてもきれい。来年こそまた行きたいと思ってるんです。
そう、そこそこ!









by kitchenparadise | 2017-03-30 12:14 | 私、こう思う

三徳包丁と牛刀の違い

三徳包丁と牛刀ってどっちがどういいんでしょう。よくご相談されます。
最初に三徳包丁と牛刀って、それぞれどんな包丁なのかをまず説明しましょう。(ウェキペディアも参考に)

三徳包丁は、
日本の菜切包丁と西洋の牛刀を組み合わせ、両方の特性を持った刃物として生み出されたもの。三徳の意味は「三つの用途」を意味し、肉、魚、野菜など幅広い材料に対してさまざまな切り方が出来ることをあらわしている。

一方、牛刀は、
世界中で広く使われている西洋の万能包丁。フレンチナイフ、シェフナイフとも呼ばれる。もともと塊肉を小さく切るのに都合よく設計されている。三徳包丁に比べると幅が短い。

今日は、家庭で普通に料理する人が使うにはどちらが良いのか考えてみましょう。

三徳包丁のカタチをご覧ください。

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・鎌形で先は尖っていません。(最近はやや尖っているのも。ほぼ牛刀やんというものが三徳包丁と名付けられたりも)
・菜切包丁の名残を残しまな板に直線(並行)気味の刃。(牛刀よりはってこと。もちろん菜切や薄刃のほうが直線ですけど。)
・刃幅が厚い。
・トントントンとまな板を叩くように切ることが多い。


この形で三徳包丁の特徴としては、
・キャベツの千切りはしやすい(幅が長い野菜を切る時)
・たくあんやキュウリなどを切っても切り後がつながらない。
・根菜など大きな野菜も、幅が広い三徳包丁のほうが牛刀よりは力は要らない。



次は、牛刀のカタチをご覧ください。
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・先が尖っています。
・まな板に直線(並行)でなく、接点が少ない。
・刃幅があまり厚くない。
・押し切り・引き切りで使うことが多い。(慣れたらいがいと簡単。)

で、牛刀の特徴としては、
・先が尖っているので、肉を切る時に刃先を最初に入れて切りやすい。
・刃の反りを生かして、包丁をいれるので、大きめの肉も比較的切りやすい。
・野菜は大きな千切りには向かないが、刻みには向いている。
・牛刀のほうがトントン切りする三徳より刃を傷めにくく、やや刃の持ちは良い。


結局、一番は、三徳包丁と牛刀を一本づつもつといいのです。1本よりも2本のほうが断然刃が悪くなりにくいし、野菜は三徳包丁中心に、肉や魚、牛刀で手伝うという使い分けにすると効率です。

三徳包丁のほうはやや良いものを買ったほうが長持ちすると思います。しかしながら、全く料理しない、研がないという人は牛刀一本でも。キチパラで紹介しているビクトリのシェフナイフはそんな方にも向いています。先が尖っていることと刃の耐久性がいいことで、ほかに比べてストレスが少ないからです。

さぁこれからお料理しようという方は、やはり三徳包丁は一本良いものが必要です。毎日包丁をもつ人にとっては2000円.3000円ではすぐに切れなくなり、調理時のストレスになってしまいます。だいだいの専門家は、三徳包丁ならせめて7000~8000円くらいのから始めてはという方が多いようです。



by kitchenparadise | 2017-03-29 13:28 | 道具:まな板と包丁

炊飯ジャーは土鍋を追う?

テレビショッピングでやっている炊飯ジャーの説明を聞いていると、

「ははーん。炊飯ジャーは土鍋を追いかけているんだなぁ...。

と、わかってくる。
だって今朝のテレビでも言っていた。
「なんとこの炊飯器、かまどで炊いたようなふっくらご飯ができますよ~!」
かまどや土鍋のふっくらごはんに近づこうしているわけなのだ。

鍋(釜)全体をすっぽりと包み、その直火の火力で熱量を逃がさず、かまど焚きや土鍋の遠赤外線効果で、ひとつぶひとつぶをしっかり立たせて、旨味を閉じ込めるのが炊飯器の目標。
高級炊飯ジャーは、IH炊飯も、ダイヤモンドコーティングも、炭コーティングもすべて、かまどや土鍋を追いかけているわけで、土鍋で炊くのがとても簡単で慣れている人にとっては、

「え、それなら土鍋でいいんじゃない?」

と、当然なる。土鍋に叶わないのに何万もするなら、良い土鍋ならもっとすごいじゃないかと思ったりする。

炊飯予約ができないのは少し不便だけれど、効率のよい土鍋なら火にかける時間は10分~15分で20分もかからない。火を止めたら上手にムラしてくれる。朝30分あれば十分に間に合う。

しかも間違いない最高の美味しさを毎日味わえる。

そんなわけで今後も炊飯ジャーを買うつもりなく、いまも2つの土鍋で炊いている。
長谷園のかまどさんと、香味飯鍋。この香味飯鍋(こうみめしなべ)という鍋、我が家でいま2年目だけれど、それはそれは美味しい。毎日ふっくらで、お弁当に入れても美味しい。
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炊飯ジャーのご飯に慣れている友人に食べさせると、「わぁ...美味しい。これ普通の米?」と、だいたい絶賛する。そこでいつも得意げにこの鍋を自慢するわけである。
この香味飯鍋は、滋賀県伝統工芸認定の一志郎窯が制作したもので、料理家の松田美智子先生が考案している。良い土鍋らしい遠赤外線効果はもちろんのこと、丸みを帯びた底の形状で米を躍らせ、蓋のつまみのど真ん中に空気穴をあけてことで、間違いなく美味しく炊きあがる米の対流を促している。本当によくできている。
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何が苦手って、私は炊飯ジャーの保温臭が我慢ならない。結構そんな人多いと思う。
どんな美味しく炊ける炊飯ジャーでも数十分後、数時間後に食べるご飯はだいぶ味が落ちる。それなら土鍋で冷えたご飯を食べるか、セイロで温め直したらよいのにと思う。全然面倒ではない。
以前紹介した通りなので、温め直しはこの日のブログを。

最近、お子さんが白米を食べたがらないというお客様いらした。ぜひ土鍋で炊いて食べさせてみてほしいと紹介した。そんなお子さんがいたら、ぜひ早いほうがいいと思う。土鍋風じゃなくて、土鍋で。ぜひ。

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キチパラの香味飯鍋の紹介はこちらから。

by kitchenparadise | 2017-03-28 15:26 | 道具:フライパンや鍋

生活のたのしみ展に行ってきた

東京にでかけたので、ちょうど開催されていた「生活のたのしみ展」を観てきました。
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「生活のたのしみ展」は、糸井重里さん率いる「ほぼ日」が主催する3日間限りの小さな商店街。
いとうまさこさんセレクトのカゴ、アートディレクター/アーティストの増田セバスチャンさんのアトリエ「Lovelies Lab. Studio」の
みなさんが作るぬいぐるみ作品、江戸から続く伊賀焼の窯元である「土楽」の土鍋のふぞろい市、実用品をつくる宙吹きガラス職人タカハシヨシヒコさんの「コップ屋タカハシヨシヒコ」などなど、この日のために作られたセレクトショップ。ほぼ日雑貨店です。

糸井さんご本人もサイン会中。
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テーブルなどを作らず、ただそこにイスを置いただけのサイン会。これもほぼ日っぽいといえばほぼ日っぽい。糸井さんっぽい。

ほぼ日は先日3/16にジャスダックに上場しましたね。爆発的人気の「ほぼ日手帳」(私も使っている)の売り上げがあってこそでしょう。ほかのwebのように広告を入れず、インタビューや読者の声など独自の切り口でwebと商品に注目を集めていくのは、ほぼ日ならではの新しいビジネスモデル。

「本物でないものでも本物にみせて売る」という商売のやり方当たり前になっている中で、ほぼ日のように「プロ」と「人」「こだわり」に着目して独自のやり方で「本当に良いもの(人)はコレ」という信頼を得てきた会社が、今度上場した後の広い世界でどこまでがんばっていくのか、とても興味があります。
「ほぼ日がいいというから、きっといいんだろう」と思って買ったものがこれまでいくつもあります。
ぶれないでこのまま貫いてほしいし、私もそうありたいと憧れます。

ほぼ日の生活のたのしみ展は今後も続けるような気配です。
詳細はこちら。Q&Aもわかりやすいです。






by kitchenparadise | 2017-03-27 15:58 | 私の日常と家族

おろしはおろしでも、おろし違い

お客様に「このおろしと、このおろしと、どう違うんですか?」といつも聞かれる。このおろしたちはこちら。

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よくあるステンレスのおろし金と、セラミックのおろしと、あとは竹製の鬼おろしというもの。それぞれおろし具合も味も全く違っているので、「何に使いますか?」と聞くのだけれど、
「だいたい大根おろしです」とお答えになる。
そこで「大根おろしを何に使われますか?」とさらに聞く。

「えっ?普通にお魚とか...。おろしって何に使うかで違うんですか?」
「はい、違います!」

そんな会話をもう何百回もこの店でやっている。
今日はその全貌をわかりやすく説明。味や触感を説明するのは難しいのだけれど。
まず、ステンレスのおろし。
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説明の前に。この大根おろし、相当使いやすいです。もうすごくいいです。キチパラの人気アイテム。
一般的なおろし。プラスチックやステンレスの場合が多く、目の形状でおろし具合も違うが、だいたいはこんな風にランダムなおろし具合になる。
食感は水っぽく、分離していて、細かいおろしではない。大根と大根が短くつながっていることもある。だいたい辛い。
お魚と一緒に食べるのはこれにしている。辛みがあって魚に絡むから。

次にセラミックおろし。
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すりおろす感じ。安いものだと時間がかかるが、ちゃんと先が尖ったのを買えば意外とはやい。大根と大根からでた水分が一体化していて、非常に細かくおろしてくれる。やはり辛いが、ステンレスよりまろやかに感じるのは金属じゃないからか?
たれやドレッシングを作る時はセラミックおろしが一番いい。そばつゆ、てんつゆはこれ。(ステンレスでもいいけれど)

最後に、竹製鬼おろし

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ご覧のとおり、ザクザク仕上がり、水分はない。サラダのような食感と思ったらいい。食べたら、甘い。上の二つとは明らかに違う。時間が経っても甘いし、変色もあまりない。
大根がメインのみぞれ鍋、なまこ大根、じゃこと混ぜて食べる、味噌汁などにも。甘さが美味しくなるような料理ならこれがよろしいかと。

それぞれ一個1000円~2000円近くするけれど、どれも一生ほど使えるようなもの。3つも邪魔など言わず、道具で違う素材の味を楽しんでほしい。





by kitchenparadise | 2017-03-24 07:30 | 道具:スライサーやおろし器

マイナスエネルギーは圧倒的に強い

友人から面白いから読んでみたらと言われた本。
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中園ミホといえば、ドクターX外科医や花子とアンなどを書いた脚本家。ドラマをほぼ見ない私も知っている。
彼女は10歳に父を亡くし19歳で母を失くしている。OLになるも、仕事ができず失敗ばかり。水商売にやってみるが、全く向かずすぐに断念。結局母の友人の占い師の先生のアシスタントをきっかけに、自身も占いを勉強し、これがなかなか成功するのである。
脚本家になったのは失恋がきっかけらしい。26歳の頃、路上でであった大物脚本家を好きになり一方的にストーカー化し、振られる。この恋が諦められず、彼の書いた本を半年かけて写経のごとく書き写す毎日で、脚本の面白さに気が付いたという。なんともおもしろい人生なのだ。
彼女の脚本は取材でてきている。ハケンの時も、ドクターの時も、それぞれの職業の人を飲みに誘って徹底的に何度も何度も話を聴く。裏側にある深い本音を聞き出すことに面白さがあるという。
貧乏だったり、両親が亡くなったり、普通の仕事には到底向かなかったという過去からだろう。恵まれない状況から這い上がる人や遅咲きの人、過酷な条件で働く人など惹かれて書いたのであろうという作品が多い。
人ってやはり、恵まれた環境でうまくいく人より、逆境をバネにしてきた人のほうが圧倒的に強いなぁと思う。

読み終えた後、昨日SWICHという番組を観ていたら、私が好きな作家のひとりである宮本輝が出ていて、生い立ちを語っていた。

彼は、中学の頃から小説家に憧れるようになったらしい。

父が仕事で失敗し浮気。母はアルコール中毒のようになった。彼が中2の頃、親戚のところへ行くと出て行った母は、そこで睡眠薬を大量に飲んで自殺を図る。「すぐにこい」と言われるが、行けば母が死んでしまうような気がして、押し入れに入って井上靖の「あすなろ物語」を読み始める。
途中まで読んだところで、父がやってきて母が一命を取り留めたことを聞く。彼は最後まであすなろ物語を読み続ける。
その時のことを「感情移入ができたからか、それはそれはおもしろい小説だった。こんな人の心を動かす小説が書いてみたいと思ったのはその時だった」と語っていた。
大学卒業後、広告代理店に就職するも作家の夢をあきらめられず27歳で退職。30歳、「泥の河」で太宰治賞を受賞して映画になったのは有名だ。私も20歳の頃、「ドナウの旅人」という宮本作品にはまった。引き込まれるような内容で、一気に本好きが加速した。
数々の名作は、やはり逆境がベースだったと聞くというのはうなずける。

中園ミホは言う。「どんな人にでも運気はある。強運とそうでない人の違いは、タイミングを捕まえる違いだけだ。」
一見、マイナスだと思う経験がある人ほど、タイミングを掴むと強いのは間違いない。
マイナスエネルギーは大きなプラスのエッセンスになっている。


by kitchenparadise | 2017-03-23 14:50 |

キッチンパラダイス包丁フェア

キッチンパラダイス16周年を記念して、
スタッフオススメ包丁が30%OFFから!
【キチパラ 包丁フェア】

年に一度の包丁フェアで、良い包丁ばかりを3種類セレクトしました。
使い勝手の良くてずっと使える、よい包丁をお選びください。

キチパラ始まって以来の特別価格。各限定数がありますのでお早目に。
インターネットと店頭で同時開催いたします。
■このブログで書いた「初心者の包丁の選び方」はこちらです。
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A 関兼次 PRO・S  (完売しました)
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7776円→5443円 30%OFF
■ひとまずちょっと良い包丁という方にお勧め。あまり包丁にお金をかけてなかった方にとっては十分快適な使い心地です。
■ステンレス一体型なので、とくに初心者でも使いやすく、木製の取っ手と違って濡れっぱなしでも大丈夫。凹凸ですべりにくく、長時間も疲れにくい。男性には特に人気。食洗機にも入れられる。
(ブレードとハンドル、それぞれの機能に適した2種類の金属を特殊溶接していて折れにくく安全)
■切れ味がよく、持続性がある。
■大正7年創業、刀鍛冶の伝統を受け継ぐ関兼次刃物㈱の製品。〇インターネットでのご購入はこちら。(合計8800円から送料無料になります)
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B ミソノ モリブデン鋼三徳包丁
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11556円→8089円 30%OFF
■料理を楽しみたい方にワンランク上の使いやすい三徳包丁。
■調理師専門学校生に本物志向の一本目としてよく使われる。
■プロ仕様の包丁を長年作り続け、いまや海外でも定評があるミソノ刃物㈱の製品。
■モリブデンとバナジウムを使用したハイカーボンの高級ステンレス・モリブデン鋼を使用で、切れ味がするどく、さびにくく、耐久性に富む。
■木の取っ手がよくなじみ、ツバ付なので水分が入りにくく腐食しにくい。
〇インターネットでのご購入はこちら 。(合計8800円から送料無料になります)
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C キチパラオリジナル三徳包丁
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15768円→11990円 約24%OFF
■満足のいく切れ味でワンランク上の三徳包丁。
■切れなくなるまでの期間がとても長く(長切れする)砥げない初心者には大変便利。
■一般によく使われている従来の13クロムステンレスより錆びにくく、より粘り強い16クロムステンレス鋼を使用。
■プロのフォルムとプロの切れ味のより錆びにくいしかも研げる高品質のプロ用包丁。
■高級木の取っ手がよくなじみ、ツバ付なので水分が入りにくく腐食しにくい。
■一生ものの道具として長くお使いください。
〇インターネットでのご購入はこちらから。(オリジナルは送料無料になります)
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16周年を記念して、この春にそろえていただきたい包丁を3つご紹介しました。スーパーやホームセンターの包丁とは全く違う、ストレスのない包丁なので、どれも十分ご満足いただけるでしょう。限定数ですのでこの機会にぜひお早目にご利用ください。


*切れ味を持続させるには、木のまな板や柔らかい樹脂のまな板を使い、冷凍や骨などは切らないようにしてください。
by kitchenparadise | 2017-03-22 07:30 | おしらせ(SALE等)

料理屋の料理と家庭の料理

先日、料理家の土井善晴先生のインタビューで興味深い記事が。「料理屋の料理と家庭の料理」についてのこと。

土井善晴先生はもともと、京都の吉兆で修行していたそうなのですが、30歳を前に辞めて、父で料理研究家の土井勝先生の手伝いをしていたそうです。料理屋の料理から家庭料理へ転職されたんですね。そんな土井先生が感じたのは、料理屋で働いているとほんとうの旬がわからなくなっていたということ。常に走り物(時季のはじめにとれたもの)を使うので、家庭より断然時期が早いのだそうです。旬が3ヵ月くらい前出しになってしまうとか。
また、料理屋では建前として「日本料理は素材を活かす」なんて言い方がありますが、実際プロの場合は、ほうれん草を茹でただけとかお浸しだけとかなんて叱られる。昔ながらの料理屋は、たとえばほうれん草ならそのアクをぜんぶ抜いて、だしの味と入れ替えるような仕立てをして、提供しているのだと。
昔はいまより家庭で明らかに美味しいものを食べていたので、料理屋はそれ以上のことをしないとダメだったと言います。

なるほどー、その通りで。プロにはプロとしての仕事があるわけです。

料理屋はたくさんの人数作るから、下ごしらえの技術が必要だったけれど、家庭ではやろうと思えばいくらでも新鮮な材料を使えてすぐに調理できますし、自分で野菜を作る人もいるくらいで、まずくなる暇がないといます。それに家庭料理ならその時の体調に応じても、気分しても、いくらでも食べたいものを作れます。昔と違っていまは物流も便利で、家庭料理バンザイなわけですよね、考えたら。

にもかかわず、コンビニやデパ地下が重宝されるいま世の中は、家庭は新鮮でなく、味も濃く、添加物いっぱいの食卓になってしまいました。代わりに今の料理屋さんが昔の美味しい家庭料理に近づいてきているのかもしれません。家庭料理、大事にしたいですね。アクはアクのままで食べていいのも家庭料理。旬を先取りせず、その時期の栄養と考えて存分に取り入れられるのも家庭料理。家庭料理は自由自在。すごいのです。


by kitchenparadise | 2017-03-21 15:28 | 私、こう思う

私が好きなシリーズ(美容編)

さて先日から私の好きなもの、好きな店を紹介するブログを、たまーに書くことにしたのですが、今日は美容編です。なんと美容室とエステ!珍しいです。そう、10年間Aya’s Diayで一度も美容のことなんて書いたことはありません。興味がないというわけでなく、時間がないのでプロに全部任せちゃう派なのです。

10年以上通っている人はスタイリストさんは、福岡・薬院にある「ルージュ」のマネージャー大谷さん。どんなヘアスタイルにするのか、カラーをどうするか、次はいつ頃切るのかだけでなく、自宅のシャンプーもヘアケア材もぜーんぶお任せ。大谷さんがこれ使ってというものを使いますから、自分で選ぶ必要なしです。それで全く間違いなし。結婚式やパーティの着付けももちろん彼女にお任せ。
アナウンサーや料理の先生ほか多くの友人を彼女に担当してもらってます。技術だけでなく、空気も読み心もつかむスタイリストさんです。パーフェクト。
ルージュ Tel. 092-781-9120 福岡市中央区薬院1丁目6-36 ニューライフ薬院1F 



もうおひとりは美容アーティストの神野先生。こちらも10年以上毎週通っています。単なる美容だけでなく、人相をみる技術ももっているめずらしい先生。私よりも年下ですがプロ中のプロ。忙しい私の為に朝早い時間を無理言って開けてくださっています。お顔のケアは全部お任せです。

トータルビューティサロン 神野 Tel. 092-524-5065 福岡市中央区高砂1丁目22-11

フライパンや鍋にしても世の中にありとあらゆる商品があり、迷って失敗することもあるでしょう。そんなみなさんがキチパラを信用して買いに来て下さると同じで、私も苦手なところは「この人」っていうプロに任せることにしています。化粧品の雑誌をみたりして探す時間はもったいないから。まぁいろんな雑誌をみて選ぶのも楽しそうですが、私の場合は、時間さえあれば調理道具や料理雑誌を読みますから。情報や広告に左右されてあっちがいいやっぱりこっちがいいと迷うより、人柄と技術を信頼してお任せするのが一番効率がいいと思ってます。

長年、同じお客様に信頼され続けるというのは簡単なことではありません。おそらく多くのお客様で賑わってどんどんお店を増やすより難しいかもしれません。
キチパラと私自身も彼女たちのように長年信頼して任せていただけるようになりたいものです。



by kitchenparadise | 2017-03-18 18:24 | 私が好きなもの、好きな店


福岡の台所道具専門店「キッチンパラダイス」のオーナーAYAの日記。調理道具の実験や考察、お店のお知らせ、そのほか個人的な日常も毎日綴ります。ご連絡はキッチンパラダイスのHPからどうぞ。


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