麻酔なし胃カメラ体験

ここ2年間とずっと胃の調子が悪くなかなか完治しないので、心配してくれる友人たちがそれぞれにいろんな病院を紹介してくれる。MRIやCTも何度も、血液検査は6回、2年間で胃カメラも4回も受けた。それぞれの病院が連携して映像でもつながってくれていればいいのだけれど、なかなかそうはいかないらしい。
結果からいうと、大きな病気ではないようなのでひとまず安心。
今回は膵臓の権威と名高い先生のご紹介で、「念のため」といわれまたもや5回目の胃カメラをすることになり、思い切って「麻酔なし」を選択。そう、これまでは麻酔でぐっすり寝てからカメラをいれてもらっていたので痛くないし記憶にもなかった。

まずは、薬水を1杯飲み、そのあと、喉に麻酔をふきかけてもらう。効いてきたら、横になり、マウスピースのようなものを噛んだら、さっそくお医者さんがカメラを口から入れるのだ。
「少し痛いですけど、カメラがのどまでいったらごっくんといって飲み込んでくださいよ。」
コクリとうなずく私。(ごっくん。うわ、苦しい....)
「はい、食道から胃まで入れますよー。」

息ができないくらい苦しくなった。
(呼吸困難になったら、プロレスみたいにロープみたいなのがないのかな。ちょっと休憩、ちょっとタイム、みたいな。あ、あマズイ。絶対これまずい)
涙がちょろちょろとでてきて、こんな時は、別のことを考えて気をちらそうと決意。
(胃の調子がよくなったら、お肉食べにいこうかな。西中洲のあの店なんだっけ、さしがはいったのはちょっとでいいな。あー痛い。苦しい.....ダメかもしれん)

先生「はい、一度軽く深呼吸してー。ヒー、フー。」
(ヒー、フー、あ、ちょっと楽。生き返った。)
目の前には私の胃の中が画面に映し出されている。
(ブツブツがある、まずいかな)そんなことを考えいると以心伝心したのか
「このポリープはピロリがいない人にはよくあるんですよ。心配ないです。」
「じゃあ、十二指腸までいきますよ。はい、もうすこし我慢」
(うわー、このおなかをえぐられる感じ、きもちわるー。早くおわれー!頼むー!)

「はい、あと1分くらいですからね。がんばってー。最後に薬をふきかけて終わりですよー。」
担当医の先生と胃カメラの先生が、私の胃の状態について話しているが、状態は悪くなさそうだ。
(1分が長ーっ。歌でも歌おう。ラブリーラブリーデー♪こんなときはオザケンしかない。まだか、まだか。もうさびは2回歌ったから1分すぎてるよ、先生!)
「はーい、それではカメラだしますよー。苦しいですけどがんばってー。」
こんな時も礼儀正しいオトナらしく、コクリをうなずいたけど、先生は画面をみていて気が付かず。
(抜くのくるしー。うわー。死ぬかもしれん。くるし...い...)

先生「はい、お疲れ様でした。」

かくして、私の麻酔なし胃カメラは終了。自分の胃が見れたことはよかったけど、次にするときは、麻酔させていただきます。しんどかった。





# by kitchenparadise | 2017-11-08 17:28 | 私の日常と家族

自由と多様性、そして承認

数年前に読んだ「14歳の社会学」(宮台真司著 ちくま文庫)を再読。
14歳といわず高校生にも読んで欲しいし、家族関係、人間関係に悩んだ大人が読む本としておすすめしたい一冊です。

著者の宮台先生は14歳にこうなげかけます。

人間の尊厳を支えるには

「自由」と「多様性」の両方が必要である。

また尊厳は、他者から「承認」される経験を必要としている。

分かりやすく説明しています。


 ①キミが試行錯誤する(自由)→

 ②それを他者が認めてくれる(承認)→

 ③失敗しても大丈夫感をいだける(尊厳)→

 ①安心してさらに試行錯誤する→

 ②・・・という循環。

 人間を社会的に成長させるのは、この循環である。
 


14歳にこう書くということは、自分の状況を俯瞰してみることことや、世の中にはいろんな大人たちがいるんだということも理解せよというわけでしょうか。こんなの理解したら、大人より大人になりそう。

興味深いひとつにこんな話もありました。期待水準と願望水準について。

 「人の思いには期待水準と願望水準がある。現実に何が期待できるのか(期待水準)と、自分が心の奥底で何を望んでいるのか(願望水準)だ。いろんな経験をすると、その二つのギャップに耐えるのがつらくなる、だから自分が本当は何を望んでいたのかを忘れていく。傷つかないようにシフトする。この現象が若い人の恋愛にもおきている。」


人間が社会的に成長していくための条件として、子ども時代ににある程度の自由がなくてはいけないと著者は言います。すべてとはいわないが自らの意思で試行錯誤できるほどの自由が要るとうこと。逆にいうと、好きでないことで埋め尽くされたり、強制されすぎたり、あるいは期待され過ぎたりするのはよくないということ。

あと、認められること、つまり承認がとても大切。たとえどんな状況であっても、誰かから認められいる、自分はこれでいいんだという承認。この承認が、社会へはばたく強さを作っていくわけです。そのままでいい、あるがままにいきてていいと思えるのが承認。

これが社会的な大人としての尊厳をささえると綴られています。

14歳が学ぶ社会学としては、難しいけれど、これはなかなか真髄をついていますね。大人の私たちにとっては、胸に手を当ててみたくなる本です。

# by kitchenparadise | 2017-11-07 14:19 | 本と言葉

銅の玉子焼とホールフードマーケット

11/4(土)、タカコナカムラ先生率いるホールフードのメンバーのみなさんによる「ホールフードマーケット」が、マヌコーヒークジラ店で開かれ、「銅の玉子焼き講座」の講師として呼んでいただきました。

開始10分前というのにマーケットの片隅でかぼちゃドーナツを食べている私。笑)
ダムナチュール主宰で実行委員長の安枝さん撮影。くつろぎ過ぎてすいません.....。
このダムナチュールのスイーツ、ほんとの美味しいんですよ。あぁ、またすぐ食べたい。
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この日は、スイーツ以外にも、タカコ先生のお弟子さんたちが作ったお米のバーガーやミネストローネなどいろいろありました。どれも優しくて美味しいですね、やっぱり。体にいいものっていうのかな、効くものというのは、口にいれた瞬間にわかりますね。

さて、わたしの講座はこれ。短い時間でしたが、道具でこんなに仕上がりやおいしさが違うのよ~って説明をしました。
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料理が科学ですから。どんな道具で作るのかで違うのは、銅に限らずほかのものでも同じです。毎日のお弁当にいれるからこそ、冷めても美味しいと感じてもらえる道具で作りたい。よく「こだわってますねえ。」と言われることがありますが、そういうわけではありません。私の願いは家族の健康、そして美味しいと思ってもらえる心の満足感です。

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銅はなぜよいのか、フッソ加工とどう違うのか、取り扱いは、洗い方は、、、と説明して、最後に試食していただきました。

美味しいもの、身体にいいものを作ってあげたいと思うと、まずよい素材を選びます。次に道具を選びます。作り方のコツも覚えたくなるし、調味料もすこしこだわりたくなります。

うちのお嬢へのお弁当もあと一か月少々になりました。いつもと変わらないおべんとうですが、毎日こころをこめて出汁巻を作ってます。


この日は、銅の玉子焼き器がそれぞれどう違うのかの話もしました。厚みによってもずいぶん違うし、それぞれのメーカーでも違います。
私がキチパラの玉子焼器を選んでいるのは、木の取っ手が取りかえられるということです。道具はできるかぎり耐久性があったほうがいいのです。銅は悪くはなりませんが、木はどうしても痩せてきますからね。


キチパラでは11月1日から年に一度の銅製玉子焼きフェアを開催中でして、50台限定で20%も割引きすることにしていましたが。なんと数が足りずに20台余りしかご用意できませんでした。ですからお早目にご注文ください。取っ手はこちらでおつけしてお送りすることもできます。
使い方などをこちらのブログに詳細を書いています。お店に来られる方はスタッフがみんな使っていますから、ぜひ使い方なども直接お聞きになってください。
you tubeで出汁巻の作り方をご覧いただけます。 「銅製の玉子焼き」you tube

私が以前に書いた銅の玉子焼き実験の詳細はこちら

銅を使うにあたって、銅の玉子焼きルールその1ルールその2をお読みください。

ホールフード福岡のみなさん、マーケットお疲れ様でした!

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# by kitchenparadise | 2017-11-06 08:47 | 私の日常と家族

松田美智子先生のラボ講座報告

11/2は松田美智子先生にラボ講座をお願いいたしました。
ご多忙な先生に東京からわざわざお越しいただるなんて、本当にうれしくありがたい限りです。
「こんな少人数で直接教えていただけるなんて、夢のような講座です!」と参加者のみなさんからメールいただきました。
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この日教えていただいたのは、「きのこ鍋」。
NHKきょうの料理でも紹介された、この時期ならではの栄養たっぷりの土鍋料理です。

きのこをはじめ食材の話、食材の切り方、土鍋の話など、「料理は科学」と言われる松田美智子先生ならではの理にかなったおはなしがいっぱいで、みなさんたいへん真剣に聞き入っておられました。
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土鍋のごはんが意外と簡単に炊ける上、とても美味しいこともおわかりいただけたようです。
みなさん土鍋新米の美味しさを実感なさったようでした。
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単なるきのこ鍋でなく、香菜をいれて風味を変えたり、さらに食べるたびにナンプラーと練りごまなどの調味料で味の変化を楽しんだり、その後乾麺をいれたりと、松田美智子先生流のアレンジの効いた鍋を教えていただきました。私たちスタッフもとても勉強になりました。

機会がありましたら、またこの贅沢な講座をお願いしたいです。先生ありがとうございました。


さて、そして翌日。松田美智子先生を桧山タミ先生にご紹介することになりました。丁寧に作る、手間ひまをかける、旬や土地のものを知る、道具を大切にする、そんな思いをおなじくするおふたりの話は尽きません、あっというまの2時間でした。
お互いの昔話やプライベートは話、これからの日本の話などのほか、私が全く知らない桧山先生のエピソードも飛びだしたりして、ワクワクがとまらない対談でした。
この様子は、毎日新聞さんに11月後半の記事にしていただくこととなりました。お楽しみに。

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とても濃い2日間でした。ありがとうございました。



# by kitchenparadise | 2017-11-04 17:58 | キチパラ講座

今日から、出張桧山塾を募集します。

終了しました。

【出張桧山塾について】

日時:11月22日(水)12:00-15:00

開催場所:キッチンパラダイス

  (福岡市中央区白金1-4-14 092-534-6311)

参加費:10000円(試食付) 定員:10名(抽選)


「いのち愛しむ、人生キッチン」の発売後、桧山料理塾に参加してみたいというご要望を多数いただきました。ご要望を受けて出張講座という形で、1日料理講習を開催します。
なお、つづけて12月、1月も予定しております。(日程未定)

今回の講座は、デモンストレーション中心ですが、参加者のみなさんには少しお手伝いもしていただきます。土鍋ご飯の炊き方、基本の味噌汁、冬野菜を使った白和えや胡麻和え、煮物など。またお魚の煮つけなど魚料理も予定しています。銅や土鍋、鉄、すり鉢の大切さなどもお話いただく予定です。

・・・桧山タミ先生プロフィール・・・・・・・・・

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1926年、福岡市生まれ。料理研究家の故・江上トミ先生のもとで、戦前・戦後を通じ38年学ばれ、61年に「桧山タミ料理学院」を開設。72年を境に、フランス料理などの高級料理・西洋菓子中心の指導をやめ、素材にこだわった昔ながらの日本の家庭料理を教える。また日本料理を教える一方、海外の料理や素材にも精通。素材の特性、歴史、レシピの背景など、毎回奥深い講義を行っている。 NHKから始まり、50年にわたりテレビやラジオにも数多く出演。現在は「KBCアサデス。の「タミ塾」にレギュラー出演。 これまで、「できる限り口伝えで」のご意志が固く、92歳にして初めての著書となる「いのち愛しむ、人生キッチン」を出版。

お申し込み開始は11月1日(水)~11月4日(土)まで。
抽選後、11/7までにお返事致します。
*****************************************
お申し込みはキッチンパラダイスHP申込フォームから。
http://www.kitchenparadise.com


# by kitchenparadise | 2017-11-01 12:30 | 桧山タミ先生

HPをリニューアルしました!

キッチンパラダイスのHPがリニューアルしました。


なにしろ、手作りでございまして、まだまだ不十分でございます。不具合もありますので今夜中に訂正します。
ご購入は明日の営業時間よりおねがいいたします。

しばらくご不便をおかけすることもあるかもしれませんのでよろしくお願いします。

●さっそく明日の10:30amより、桧山タミ先生の11/22のラボ講座の申し込みが始まります。ラボ講座は申込みフォームでのお申込みとなりました。

●銅の玉子焼器の年末割引きが始まります。数がとても少ないのでお早目にお願いします。

●シリットミルクパンの40%OFFも始まります。全部で10台しかありません。

●マトファーの30%OFFも引き続き行います。


スマホでラボ講座の申し込みも、お買い物もできます。↓

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# by kitchenparadise | 2017-10-31 17:20 | おしらせ(SALE等)

11月4日(土)ホールフードで銅の卵焼き講習

タカコナカムラ先生率いる「ホールフード」のみなさんが主催するイベント「ホールフードマーケット」が、今年も福岡で開かれます。

日程は11月3日(祝)と4日(土)。
場所はなんと!キチパラから歩いて2分の「マヌコーヒークジラ店」です。
薬院駅近くのセブンイレブンの裏手にあります。1階と2階を使って、いろんな食材や食物が販売されるほか、トークライブも日替わりで開催されますよ。

私のトークライブもあります。

11月4日(土)11:40~40分間 @マヌコーヒークジラ店

「ふんわりとできる銅の卵焼きのヒミツ」
       ~銅の使い方とお弁当~

銅の卵焼きを使うとなぜそんなに美味しくなるのか、取り扱いは難しいのか、汚くなったら再生はどうするのか、卵焼きをお弁当に入れると際の工夫。そんなお話を40分にまとめて説明したいと思います。

銅は一度買ったら一生モノ。ただし、取っ手が木の場合がほとんどなので、木がこげたり細くなったりします。一生ものとして考えるなら交換可能なものがいいです。


# by kitchenparadise | 2017-10-30 07:28 | おしらせ(SALE等)

言葉の使い方

昨晩、仕事先の方や友人との夕食にお嬢が同席した。途中、お嬢だけが先に帰ることになり立ち上がった時、彼女が「そろそろおいとまします」とあいさつをしたので少し驚いた。
高校生が「おいとま」を使うとは、なかなかよろしいではないですか。
言葉が少し大人びているのは、別に私が教えたわけではなく、根っからの文学少女である所以だろうと思う。「厠にいってくる」とか「一目散に」など小さい頃から面白がって使っていたし。

それはそうと。先日、「女性の仕事セミナー」の講師をさせていただいいく機会があった。台所道具の講習なら慣れているが、女性のモチベーションをあげるための経験談をまとめるのは準備に時間がかかった。

モチベーションに関して女性と男性を区別する時代でもないが、まだまだ少し地方に行くと、仕事への向きあい方は男女で大きな違いはあるようだ。なので、女性らしいモチベーションとして、とくに女性らしい「言葉」の話をしてきた。

まだ若いころ、先輩が「不躾なお願いですが。」とお客様に話しているのを聞いて、なんて品のある言葉なんだろうと思った。当時は知っていても使えない言葉だったので、手帳に書いて、使うチャンスをうかがったものだった。笑)

ご婦人に道案内をしたら別れ際に「ご親切にありがとう」と言われたのもとてもうれしかった。「ありがとう。」だけでなく「ご親切に」がいい。

ひとことの言葉で気配りができる。反省や尊敬や感謝も、素直に伝わる。

それを理解していただくために、男性のへのほめ言葉を例にあげた。
「すごーい。」としかか言わない相手への誉め言葉を少し変えてみようと。

熱心に経済や政治について数字で表現する男性には「数字に強いね。」とか「論理的ね」「頭の回転が速いね」など少し具体的にほめるほうが嬉しいと思う。
おしゃべりな男性には「会社でも人気でしょう。」武勇伝には「経験が豊富ね。」でもいい。
おとなしい男性には「聞き上手ね。」
「すごーい」「えらーい」では芸がない。

メモを取る女性社員の方もいたから、この手の話は若い子にはウケがよかったよう。笑)
女性の私たちだって具体的にほめられると「お、わかってくれてるな。」と思ってうれしい。


言葉は少し勉強するしかない。簡単なことからでもいい。
雨の時には「お足元の悪い中ありがとうございます。」遠方からは「遠いところからありがとうございます。」
タイミングと状況に応じて的確に言葉を選べれば、仕事は楽しくなるし、会社に貢献もできる。社内でのコミュニケーションもうまくいく。

さきほどの「不躾」という言葉には「唐突で申し訳ない」というニュアンスがある。
「おいとま」にはへりくだる気持ちが伝わる。日本語はとても便利だ。

今日はこの辺で、ごめんください。笑)



# by kitchenparadise | 2017-10-27 20:22 | 私、こう思う

老舗フランス家庭料理「花むら」

昨晩はお嬢と恩師と「花むら」で食事。
福岡の「花むら」は、もう学生時代から両親に連れていってもらっているフランス家庭料理のお店です。
「小学生のころ来たような・・・」とお嬢がいうから、彼女にとっては10年ぶりくらいだったようです。非常に美味しかったらしく、「こんな美味しいレストランに10年ぶりにしか連れてきてくれないなんて。」というほど。

オーナーシェフの浅香さんは、帝国ホテル~フランス修行を経て、25歳に店を構えてからまもなく50年だそう。
わたしの母とほぼ同い年ですがまだまだ現役で頑張っておられます。

「花むら」の料理は、堅苦しいフランス料理でなく、フランスの田舎の家庭料理。お嬢が好きなオニオンスープ、牛肉の赤ワイン煮は、私も昔から必ず注文するメニューでした。とろけるようなお肉で、旨味が凝縮されたソースです。


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私は注文したのは、舌平目のソテー。
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エスカルゴバターが嬉しい。魚介のスープは旨味が口にふわーっと広がるのに、食べた後はさっぱりしていています。
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前菜、スープ、メインとデザートで、こんな名店がいまどき3900円(税別)なんて、申し訳ないくらいです。美味しいワインもいっぱい。

わたしの両親が「花むら」に通い始めて30年以上。常連さんに長く愛される老舗ならではの理由が「花むら」にはあります。

子供たちをフレンチなどに連れて行くなんてと思う方もいるかもしれませんが、やはり本物がわかるためには本物を経験させないとなぁと思います。
こちらは本当に良心的すぎる価格です。ぜひご家族でどうぞ。

仏蘭西家庭料理 花むら 

福岡県福岡市中央区舞鶴1丁目3-31

電話: 092-714-5273 日曜お休み 18:00-22:00(LO)

# by kitchenparadise | 2017-10-24 15:13 | 私の日常と家族

どうしても銅で卵焼き

6年間毎日作ってきたお嬢のお弁当も、残すところ2か月足らずになりました。
これは先週のお弁当。見栄えは二の次ですが、まげわっぱだから少しは美味しく見えるかなん?
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お嬢は美味しかったなんて言ってくれる子ではありませんが、ひょんなことから「私のお弁当はいがいと美味しいかも!」と思うできごとが。

「一人暮らしはガスコンロの女子寮を探してほしい。」と言うのです。

「土鍋使いたい?」と聞くと、

「違うよ。銅の卵焼きで作った出汁巻を、私も毎日お弁当にいれたいから。」
 
 
ほぼ毎日、銅の卵焼きで作った出汁巻きを弁当に入れてきました。たまに、フッ素加工で作るとお嬢はすぐに分かるようで「いつもと違う。どうした?銅は?」と聞かれます。
毎日銅で食べていたら、そりゃ違いも分かるでしょうな。

銅の卵焼きで作ると、だんぜんふっくら仕上がります。作る時間も早いです。冷めたら、また別のおいしさが増すので、とくにお弁当にぴったり。

お嬢がどうしてもガスコンロがいいというのは、「どうしても美味しい出汁巻きが食べたい」ということであり、それほど私のお弁当が美味しかったと言ってよい!?のではないでしょうかねー。笑)

# by kitchenparadise | 2017-10-23 14:00 | 道具:銅の玉子焼

ラッセウホブスの電動ミル新発売

ラッセルホブスが久しぶりにペッパーミルを発表したので使ってみました。
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片手でワンプッシュ。ミル上部のボタンを押すだけで自動で挽いてくれて便利です。食材を混ぜたり炒めたりする手を休めずに使用することができるので調理がしやすいです。残量が一目でわかるよう、キャビンが透明です。また、広めの充填口により、塩や胡椒を楽に上手に入れることができます。

グラインダー部に残る細かな胡椒や塩がテーブルなどに散って汚れないよう、専用スタンドが付いています。これ、とても便利。キッチンが汚れません。

上部のボタンを押している間はLEDライトが点灯。手もとを明るく照らしてくれるから分量が見やすくなります。

錆の心配がなく、岩塩にも使用できる丈夫なセラミック製の刃を採用してあり、摩擦熱が生じにくいため、熱で飛びやすい胡椒の香りを保ちます

粗いものから細かいものまで、好みに合わせた挽き方を自在に調節することができます。

手にフィットする使いやすいデザインです。ステンレスの質感は清潔感ある印象を与えてくれます。

以前はちょっと良い商品は5000円以上したのですが、使いやすくなっている上に、3000円(税別)となりました。電動ミルをお探しの方はぜひお勧めです。キチパラでも今日から店頭で、ネットでも近々販売します。
# by kitchenparadise | 2017-10-20 14:58 | 道具・調理家電

11月のラボ講座は桧山タミ先生

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「出張桧山塾」

桧山タミ先生一日講座

日時:11月22日(水)

12:00-15:00

開催場所:キッチンパラダイスラボ

定員:10名(抽選)


募集は11月1日スタート。

 
7月28日「いのち愛しむ、人生キッチン」の発売後、桧山料理塾に参加してみたいというご要望を多数いただきました。
そこで、とうとう桧山タミ先生に出張講座をお願いすることとなりました。11月~1月まで続けて3回はお願いする予定です。(先生の体調に合わせて、まだ次回の日程は未定です)
1度に10名までしかお入りいただけないので抽選となります。人数に限りがありますので、すでに現在桧山塾の生徒さん、過去に桧山塾に在籍された方はご遠慮いただき、初めての生徒さんを中心にした講座にしたいと考えております。よろしくお願い申し上げます。

今回の講座はデモンストレーション中心ですが、参加者のみなさんには少しお手伝いもしていただきます。
土鍋ご飯の炊き方、基本の味噌汁、冬野菜を使った白和えや胡麻和え、煮物など。料理の基本、道具や調味料の選び方なども教えていただきます。先生への質問の時間ももうけますので、ぜひお楽しみになさってください。またお魚の煮つけなど魚料理も予定しています。エプロンと筆記用具をご持参ください。桧山先生の著著をお持ちの方はご持参ください。

・・・桧山タミ先生プロフィール・・・・・・・・・
1926年、福岡市生まれ。料理研究家の故・江上トミ先生のもとで、戦前・戦後を通じ38年学ばれ、61年に「桧山タミ料理学院」を開設。72年を境に、フランス料理などの高級料理・西洋菓子中心の指導をやめ、素材にこだわった昔ながらの日本の家庭料理を教える。また日本料理を教える一方、海外の料理や素材にも精通。素材の特性、歴史、レシピの背景など、毎回奥深い講義を行っている。 NHKから始まり、50年にわたりテレビやラジオにも数多く出演。現在は「KBCアサデス。の「タミ塾」にレギュラー出演。 これまで、「できる限り口伝えで」のご意志が固く、92歳にして初めての著書となる「いのち愛しむ、人生キッチン」をお書きになる。お申し込み開始は11月1日(水)10:30am~11月4日(土)12:00まで。抽選後、11/6までにお返事致します。
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ラボはキチパラから歩いて1分です。
ご参加の方はお店で受付をお済ませください申込後のキャンセルにつきましては、原則、開催日の10日前までにお申し出ください。


12月9日(土)には、morimaman'skitchenの森山先生にも講座をお願いしています。

# by kitchenparadise | 2017-10-19 15:32 | 桧山タミ先生

鉄のフライパンはこう選ぶ

前回、鉄のフライパンのくっつかない、さびない方法を簡単にご紹介しましたが、今日は鉄の厚みについて。

どんどん売れるフライパンは、だいたい軽いプライパンです。フライパンでなくとも重い物は売れにくいのです。

ですから、鉄のフライパンも万人受けするように軽く薄く作り、しかも使い勝手のよさげなエンボス加工みたいにしてしまいます。
(鉄のエンボス加工は使い勝手悪いと私は思っています)
そうすると、鉄を使った方は「鉄って意外と焦げるよねー。」という感想になるのです。

いやいやいや、そうじゃないんです。すべての鉄が焦げやすいわけではないのです。

料理法によって厚みと形状を使い分けると、焦げずに美味しく仕上がります。

チャーハンやホウレンソウなど、火の通りやすい食材の炒めものに使うなら、多少薄く軽くてもいいんです。1.2mmや1.4mm。中華鍋にしろフライパンにしろ、あおることが多いのでちょっとだけ深さがあったほうが炒めやすいかもしれません。ベーコンやウインナー、卵などもいいですね。
しかし、このような薄くて軽い鉄のフライパンでハンバーグや根菜のソテー、チキンのソテーなどをしようものなら、焼きムラになり焦げることが多いのです。蓄熱性が無く、温度が一定化しないため温度調節が難しく、中に熱が伝わりにくくなります。
表面は焦げるのに、中には火が通っていないといことが多くなります。

これより少しだけ厚みがある鉄のフライパンを使ってみてください、1.6mmほどの厚みがあると、鍋をあおるには確かにちょっとだけ重いと感じますが、その分、揚物などには温度が一定になり便利です。お肉を焼いたりしても、少しはうまくいくようになります。
炒め物にもよく、焼き物にもまぁまぁです。

もっと厚みがあるフライパンは2mm、2.5mm、3mmとあります。厚みがありすぎて中華鍋にはなり得ません。もう鍋をふる大きさではないですから。
この厚みは、完全に「焼く」ようです。軽く鍋はふることはあっても、チャーハンを作るとときのように動かすことはなくなります。

厚みがあればあるほど、ハンバーグやステーキ、根菜をソテーにする、鶏肉をじっくり火を通すなどなどに向いてきます。中火以下でほったらかしにしても、軽く中に火が通ります。火加減の調節をしなくてもいいのです。

フライパンは重いからいいとか悪いとかではありません。中に短時間で素材に熱を通してジューシーにしたり、分厚いポテトをほっくり食べたいなら「厚みのあるものを選ぶ」のが大事で、炒め物にしか使わない方は「薄いものを選ぶ」こと。

鉄は買えば一生モノです。道具に任せて美味しくできるものをぜひ選んでください。



今週から厚みのあるマトファーのフライパンのSALEが始まります。少々お待ちくださいね。










# by kitchenparadise | 2017-10-16 07:30 | 道具:フライパンや鍋

鉄のデメリットを解消する3つのこと

私たちがフライパンに鉄を使うのは、 「重い」「さびる」「くっつく」というデメリットより、
「美味しくできる」「料理が早くなる」「一生ものである」という素晴らしいメリットが大きいから。
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少し分厚いフライパンを使うと旨味が中に凝縮されて美味しいし、火の通りも早い。フッソ加工に比べると断然耐久性があり、どんなに古くなっても再生すれば一生モノ。
ただ、その良さを知らないと、「軽くて錆びなくてくっつかなくて、安いフッソ加工でいいや」という話になるわけです。

ん~もったいないですね。

そこで、美味しさや料理の早さ、一生モノをわかっていただく前に、これを説明しましょう!

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覚えて損はない!

鉄のフライパンをさびさせない、

素材がくっつかないという

簡単な方法です。


①買ったらまず油慣らしをする

油慣らしとは、「鉄に油をなじませる方法」です。キッチンパラダイスでは、店頭では方法を説明して、取扱説明書をお渡ししています。空焚きして汚れをとることと、油だけをいれて鉄を温めたり、イモの皮、あるいは野菜のくずを多めの油で炒めたりする方法もあります。

しばらく使ったフライパンがくっつきやすくなったら、いったん汚れを落としてまた油慣らしをすると有効です。

②洗剤で洗わない。汚れがひどい時はお湯で洗う。

せっかく油慣らしをしても、いつも洗剤で洗うと油がすっかり取れてしまいます。汚れが気になる場合は、熱いお湯で洗うほうがいいでしょう。鉄のフライパンでお湯を沸騰させて熱いうちにこすると汚れが取れます。洗剤で洗った場合は、いったんコンロで温めて油をなじませた方が、さびずにくっつきにくくなります。

③必ずコンロで温めてから収納

鉄のフライパンは、ふきんで拭くだけでは水気はとれません。しっかり油がなじんでいる鉄はそれでもヘッチャラですが、コンロで温めてると、あとはふきんで拭ききれない水気も余熱で飛ばしてくれます。そうすると錆びません。

④おまけ:サビが気になる所に収納する場合は、油をうすく塗ったらいい

私はしっかりコンロで乾かして冷めてから収納して油は塗りませんが、さびません。いつも使っているからもあるでしょう。
たまにしか使わない方や、湿気が多い場所は油を薄くぬるのは有効です。


来週から、マトファーのフライパンの30%OFFをスタートします。私が18年間愛用している分厚い鉄のフライパンです。まずは小さめのから始めてみてください。鉄の良いフライパンが1本あるだけで、美味しさの違いがよくわかると思います。

************************************************
おしらせ:松田美智子先生の11/2(木)のラボ講座に1名空きがあります。ご希望の方はお早目にどうぞ。詳細はこちら

# by kitchenparadise | 2017-10-14 12:22 | 道具:フライパンや鍋

11月、HPが変わります

キッチンパラダイスのHPが11月1日を予定して、変わります。
HPを変えるのは2009年以来なので、8年ぶりです。

HP制作は日進月歩で、8年も経つホントにと全く変わるんですね。とてもついていけませんし、経費もかかります。
キチパラのような小さなお店が、そんなに最先端を求めるわけことはできないのですが、ご利用いただくお客さまが少しでも見やすくなるようには進化していきたいと思っています。

まもなく新しくなるキチパラHPを作業中ですが、スマホではこんな感じにご覧いただける予定です。

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今回の変更では、

①スマートフォンで見やすくなる、スマホからも買いやすくなる。

②今月のイベント、講座、お買い得品がトップページで一目でわかる。

③クレジットカード払い、コンビニ後払いができる

④道具の取り扱いをわかりやすく

⑤講座などは申込みフォームに変更



お店の様子もトップページでご覧いただけるようにしたいと思います。

10月中旬の予定でしたが作業に時間がかかっていますのでもう少々まちください。
また、11月からはヤマトの送料が上がります。現在は5000円以上無料のキャンペーン中ですので、とくに小さなお買いもの方はお得ですので10月中にネットでショッピングしてください。

なお、HPのリニューアルに合わせて、みなさんがびっくりするイベントや講座をいくつかご用意しています。お楽しみに!!

# by kitchenparadise | 2017-10-12 11:45 | おしらせ(SALE等)

「酒肴ごよみ365日」

友人編集者がこんな本をまとめた。

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「酒肴ごよみ365日」

カワウソ 真田康文と大沼ジョージ(誠文堂新光社)

このお二人は写真家。カワウソとは、そのおふたりのアトリエ兼事務所のことらしい。料理家ではないお二人が、自宅で作ったり、もてなされたりした一品を365日分撮影したというから、すごい。

例えばこんな感じ。
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3月26日 夜食サンド オムレツサンド

カリカリにトーストした食パンにオムレツだけを挟む。パルメジャーノをいれるというだけ。

3月27日 ザクザクゴロゴロ 新玉ねぎミートボール

豚のひき肉に粗微塵の新玉ねぎをとパン粉、ドライハーブを混ぜてまるめ、フライパンで焼き、ミニトマトと溶けるチーズをのせてオーブンで焼いたもの。


そっかー、こんなに簡単でいいんだ!と勇気をもらう。365日の勇気が詰まっている。

ほかの日。
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10月20日 時代小説の味 里芋とネギの煮物

10月21日 紅葉の山で 舞茸おむすび

舞茸と醤油大さじ2を入れて炊くというとても簡単なごはん。

気張らずにできる毎日のつまみ。読み物としても面白い。



# by kitchenparadise | 2017-10-11 16:15 | 本と言葉

「子育ては仕事でなく本能だ」新聞より

先日、某新聞の読者欄に「子育ての価値をゼロ円なんて!」という投書が掲載された。子育ての大変さ、その価値を認めてほしいという内容。
すると続いて「子育ては仕事でなく本能だ!」という反論の投書。

この手の問題は様々なメディアで特集される。生命保険会社あたりが「あなたの子育て・家事の時給をいくらに換算したいですか?」といった不毛な質問をしては、1000円じゃ足りないの1500円だのとどうにもならない多数決を発表し、さらにそれが夫婦の会話にのぼったりする。

妻は家族のために家事や育児に専念したのに、男性には理解されていないという憤りがこのような「お金に換算」という発想を呼ぶのだろう。確かに家事・育児労働を軽んじる風潮があるというのがいまだに否めない。本当にやるせない。

にしても。
「家事や子育てをお金に換算したら」という発想転換は避けてほしいとも思う。
母がそんな風に思っていることを知ったら、子供はどう思うだろうと悲しくなる。
私は子供の頃から親に「あなたたちには何をしても惜しくない」と言われてきたし、父は母に対しても「お母さんが幸せになるなら全財産をかけていい。」と常々聞かされてきた。1時間いくらの換算なんて聞くだけで、居心地の悪さを覚える。冗談でも子供には言いたくない。

「子育ては仕事でなく本能だ」を投稿した58歳の女性はこう書いている。

***********************************************
「そもそも子育てをお金で換算することに違和感を感じます。出産、子育ては仕事ではなく本能だと思うからです。
私も出産前は、喜びや期待より不安や心配のほうが大きかったです。しかし実際に母親になると、その幸福感はいままでに味わったことのないほどのものでした。子供たちのことを世界で一番かわいいと心から想い、何でもやってやろう、できるんだと思う力がむくむくと沸いてきました。(中略)もちろん、社会的に支えが不可欠であることは言うまでもありません。
***********************************************

ところで、先週、4月に結婚したばかりだという若くておきれいな女性のお客様が来店された。桧山タミ先生の著書「いのち愛しむ、人生キッチン」を読み、9月の桧山先生の西部ガス講習には最前列でご覧になったそうだ。

「結婚してしばらくして、仕事で疲れていて十分な料理をすることができないと、なぜ私ばかりが料理しなくてはいけないかしらと窮屈に感じていたのです。桧山先生にお会いして考えが180度変わりました。大切な人と結婚して、私が彼の健康を守れる権利をいただいたんだと思えたんです。彼の体のことを第一に考えて台所に立ちたいと思います。勉強します。」すり鉢を買ってお帰りになった。

桧山先生にそのことをお伝えすると、「料理の時間じゃなくて。その思いだけよね。」とおっしゃった。

日々の子育てに料理にと、どのような思いを積み重ねていくのかは、人としてどうなりたいかそのもの。
桧山先生の言葉をかみしめるたびに、そう思う。



# by kitchenparadise | 2017-10-10 18:35 | 私、こう思う

ちらし寿司で五輪はどう?



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いま、海外では和食がちょっとしたブームになっているらしい。
外国人にウケる日本の料理の1位は鮨、2位は焼肉、3位はラーメン、4位が天ぷらと、いかにもな感じだ。海外の主要都市のみならず、いまはアジアの小さな町にまで日本料理が進出しているという。

しかし考えてみると、「鮨」は、この場合「にぎり」のことで、家庭では作らない。
2位は焼肉でそもそも日本古来のものではない。
3位のラーメンは日本で輸入して日本風になったものではあるが、これはファーストフードの部類。
4位の天ぷらは、もっは海外をまねたもので高級品。日本料理ではあるが、油が高級である昔は、家庭料理ではなかった。

せっかく2020年に五輪で海外の方々を迎えるのなら、本当の日本料理、それも家庭料理で迎え入れたらどうだろうか。
五輪を観にきた人たち、選手たちに「これぞ日本の家庭料理」という料理、しかも「ちょっとしたハレの日に作る家庭料理」と自信をもって出せる料理、しかも全国共通でありながら、その地方地方、家庭家庭なりの特色がでる料理.....。

誰からも頼まれていないのに勝手に考えてみた。
これしかない!

「ちらし寿司だ!」

ググってみた。

ちらし寿司(散らしずし)は、酢飯に多種類の具材を合わせて作る寿司の一種である。 「ちらし寿司」の語源は、寿司飯の中、あるいは上に様々な具を「散らす」という意味で、単に「ちらし」と呼ばれる事もある。(ウェキペディア)


わたしの母は「大村寿司」というのをよく作ってくれた。大村寿司は大村地方に伝わる押し寿司。具は普通のちらしと変わらないけれど、四角い。
上は必ず錦糸卵だ。
調べてみると、文明12年のこと。領主の帰還を喜んだ領民らが歓迎のために食事を振舞おうとしたが食器が足らず、浅い木箱(もろぶた)に炊きたての米飯を広げて魚の切り身や野菜のみじん切りなどを乗せ、さらにそれを挟むように飯や具を乗せた押し寿司を作り、兵が脇差しでこれを四角に切って食べたのが現在の大村寿司の発祥らしい。

全国どこにでもあるのに、物語があるのがおもしろい。

関東のちらし寿司は、握り寿司の種として用いる生魚などを寿司飯の上に並べた寿司のこと。基本的ににぎりと同じではあるけれど、一度に全部食べれて豪華だ。

岡山に古くから伝わるバラ寿司は、なんと炊き込みご飯に酢をまぜて作るらしい。順序が逆ではないか!瀬戸内の魚がのるのだろう。


日本全国津々浦々、ちらし寿司が家庭家庭で違うというのがとてもおもしろいのではないかと思う。これぞハレの日の家庭料理。お祝い事のたびにお母さんが作ってくれたほんとの日本の味。


本当は手作りのすし酢が一番だろうが、ミツカン酢さんやタマノイ酢さんが大々的にすし酢キャンペーンをうつのもいいでしょう。
すし桶をもたないご家庭も、この機会にキチパラですし桶をかっていただき、いまのうちに練習を始めてはどうだろう。
わが家だけのちらし寿司。

いいと思います!!







# by kitchenparadise | 2017-10-07 18:18 | 私、こう思う

11/2(木)松田美智子先生の土鍋ごはんと道具講座

「11/2 松田美智子先生の土鍋ごはんと道具講座」

松田美智子×田中文

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日時:11月2日(木)14:00-15:30

開催場所:キッチンパラダイスラボ

参加費:3000円(簡単な試食付) 定員:10名



料理研究家、松田美智子先生をキッチンパラダイスのラボ講座にお迎えすることになりました!!

先生が7月と9月にご出演なさった「NHKきょうの料理」は、それはそれはおもしろくって参考になりました。すぐに作りたくなるようなレシピばかりでワクワクしましたね。私もスタッフもみんな、先生のレシピで夏の梅仕事、秋の渋皮煮に挑戦して盛り上がりました。

料理は「理」を「料」るがモットーの松田美智子先生。レシピはもちろんのこと、食材や調味料、台所道具もすべて理にかなったものばかりです。料理家としてご活躍のかたわら、食材や道具の目利きとしても多数の雑誌に取り上げられ、ご自身も、長年の料理家としての知恵が詰まった機能的で長く使える道具「自在道具」のプロデュースも手掛けておられます。

今回のラボ講座では、「1度の鍋で3度美味しい」という秋の味覚「きのこ鍋」のデモンストレーションに加え、オリジナルの土鍋を使ったおいしい新米の炊き方、本物の「よい道具」とはどんな道具でどう使いこなすか、こだりの調味料や素材の話までお聞きいたします。
松田先生の著書「いつでも土鍋」(文化出版局)のオリジナルレシピをもとに、マンネリになりがちな鍋の、新しいアイデアを教えていただきましょう。

松田美智子先生のサイトはこちらです。

松田美智子先生プロフィール・・・・・・・・

ホルトハウス房子氏に師事し、各国の家庭料理を学んだ後、1993年より東京・恵比寿にて「松田美智子料理教室」を主宰。季節感を大切に、素材そのものの味を活かした「理」にかなった料理づくりを心掛ける。
楽しく作って、美味しく食べて、体も心も健康をモットーとしTV、新聞、雑誌などで活躍。
著書に『調味料の効能と料理法』(誠文堂新光社)、『松田美智子 季節の手仕事』(地球丸)など多数。


*************************************************************
お申し込みは10月10日(火)10:30am~ 
電話、メールで受け付けます。

先着順となりますが、同じ時間帯にお申し込みがあった場合は抽選になることがございます。

TEL:092-534-6311  

# by kitchenparadise | 2017-10-06 07:30 | キチパラ講座

この3つを覚えれば、鍋でご飯が炊けます

一般的には炊飯器でご飯を炊く方が多いでしょう。
最近はちょっとお金を払えばとても上等な炊飯器が買えます。実家もそのお高い炊飯器を購入。確かに比較的安価な炊飯器と比較すると格段においしいのですが、それでも我が家で炊飯したほうが美味しいんですよねえ。

理由は簡単で、土鍋だからです。やっぱり土鍋は美味しい。
予約と保温ができないだけで、この美味しさは手放せません。
まわりに、なぜこんなに美味しいのに土鍋で炊かないのかと聞くと、だいたいは「難しそう」とか「鍋で炊けない」とか言います。

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鍋でご飯を炊くのは簡単。3つです。

土鍋に限らず、どんな鍋でも炊けます。

お米のとぎ方や道具についてはここでは問いません。

①沸騰するまでは10分をめど。

沸騰までの時間は、何合炊くかと鍋の素材や厚みでもずいぶん違います。そのお鍋で炊いてみて、1合なら少なくとも7分くらいはかかるように中火以下に、逆に5合なら超強火にしても10分では沸騰しないかもしれません。2合なら10分くらい、3合なら12分くらいには沸騰するように調整してみましょう。(慌てて沸騰させるより甘みがでます。あくまで私のやり方ですが。)

②高温を20分以上保つ。

一般的土鍋なら10分間弱火、10分蒸らし。

薄い鍋なら20分ずっと弱火の場合も。


ご飯はどんな鍋でも炊けます。ようは、沸騰前から余熱までの時間で「高温20分間を守る」ことと、その間にすっかり水分を蒸発させることがお約束なのです。高温をどう厳守するかは、鍋の厚みや素材で変わります。「はじめちょろちょろなかぱっぱ、赤子泣いても蓋とるな」と昔から言われるのは、竈で比較的おおめのご飯を炊くときの様子でしょう。例えば厚みのある土鍋で3合炊けば、温まるのが遅いので自動的に「はじめちょろちょろ」になります。

人気の土鍋「かまどさん」なら、勢いよく沸騰したらあと強火のままで2分で火を消していいのです。それでも余熱で高温が保てます。
一般的な分厚い土鍋なら、勢いよく湯気がでたあとは超弱火で8分~10分くらい。その後の10分は余熱で高温を保てます。土鍋なら遠赤外線効果でまんべんなく美味しく炊けるこます。(沸騰前から95℃以上になっていると考えて、20分の高温が成立しています)

薄い鍋でも炊けます。その場合は余熱が期待できないので、弱火か中火で高温を保ちながら最後まで炊きます。特に軽い蓋だと余計な水蒸気が外に出るので水は1割くらい多めしたりして工夫します。20分高温を守れるように弱火で調節してください。

③おこげはどうするか、蒸らし具合はどうするか、お好み次第。

水分がなくなってくる途中では、カニのように泡がプクプクでてきます。そのうちかに穴がはっきり見えるようになり、最後は鍋の端からごはんが浮いてきます。この先はさらに水分がない状態で約10~15分は高温を落とせないので、蓋は開けてはいけません。

水分がなくなってから、いったん強火にすると、おこげができます。あとは高い温度のまま蒸し時間です。


さぁ、あなたの鍋でやってみてください。1合なら25分から30分。2合ならちょうど30分で出来上がります。

キチパラスタッフはみんな土鍋で炊けます。いつでも詳細は聞いてください。

# by kitchenparadise | 2017-10-05 08:00 | 道具:フライパンや鍋


福岡の台所道具専門店「キッチンパラダイス」のオーナーAYAの日記。調理道具の実験や考察、お店のお知らせ、そのほか個人的な日常も毎日綴ります。ご連絡はキッチンパラダイスのHPからどうぞ。


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