カテゴリ:道具:銅の玉子焼( 18 )

銅の玉子焼器をきれいに磨く方法

キッチンパラダイスでは銅の玉子焼器がとても人気です。
今日は、銅の玉子焼器をきれいに磨く方法を書きます。

用意するもの:

銅磨ツインクル(銅磨きならなんでも良い。塩と酢でも)
スコッチブライト 
不織布研磨材 極細目 7448 #800

汚れがひどい場合(上記にプラスして):

スリーエース極細サビおとし あるいは ブリロ
(さびおとしやブリロは、特殊鋼を繊維状に加工したスチールウールです)


不織布研磨材というシート状の磨きパットは、#320、#600、#800ほかいろんな数字のものがありますが、これは粗さです。数字が小さいと粗いので黒い汚れが取れやすい反面、傷がつきやすくなります。


では、#800のパッドと銅磨きで5分ほど磨きます。そのパッド(不織布研磨剤)に銅磨きをつけて磨いてください。浅い汚れは取れやすいです。
c0228646_12444492.jpg
プロに頼むと、専用のグラインダーに#300くらいを取り付けて高速で磨くらしく、汚れが落ちやすく、傷もほぼ分からないようですが、素人が手で磨くとなると、粗目になると傷が僅かにわかっちゃうんですよね。

ですから、広い面を磨くときは同じ方向にむけて力加減を一定に磨くとうまくいきます。


不織布研磨材、銅磨きのツインクルはこんな感じです。磨いたら、最後はガスであぶってください。遠火で温めると、まだらな変色にならず、綺麗に乾きます。
c0228646_13012557.jpg
キッチンパラダイス店頭に、不織布ありますので300円でお分けします。アマゾンでも買えますよ。

長くこびりついた汚れも、スチールウール(極細のさびおとし)でこすると結構簡単に落ちるのですが、よほど取れない時に限り最小限度のほうが。磨き傷がわかります。ついてもいいやーと思っている私のようなおおざっぱな方はどうぞ!


キチパラは8/15までお休みです。


by kitchenparadise | 2018-08-12 13:12 | 道具:銅の玉子焼

銅の玉子焼のハテナ?

c0228646_18441248.jpg
銅の玉子焼器のよくある質問にお答えします。


「卵のふくらみが足りないんです」  

弱火で時間をかけるとあまり膨らまず、強火で一気に焼くとよく膨らみます。だいたい2.3分で仕上げるとうまくいくことが多いようです。

「強火にするとこげませんか?」

卵汁を流しこむ瞬間は強火でジューッと言わせるのがいいのですが、外側だけ巻きやすければ(巻く)内側は半生でどんどん巻いていいです。
巻くときは少し火から離してまいてくださると焦げません。遠火と近火をうまくつかって巻いてください。

「毎回ジューッというくらいの温度で流し込むんですか?」

そうです。毎回、卵が沸騰するくらいの温度で巻いてください。そのほうが巻きやすく、ふっくら仕上がります。
ただ、強火にすると表面の錫が溶けやすいので、微妙な温度に慣れる必要はあります。

「スズの表面に傷がつきますが」

錫はとても柔らかいので傷がつきやすいです。巻くときに便利はステンレスヘラでもカチャカチャさせるとすぐに傷がつきます。
錫には触れないように巻いてください。そのためには油をよくなじませる必要があります。決してヘラで卵をこそがないでください。


「最初に流し込んだ卵も巻くんですよね?」

いえ、最初の芯になる玉子は巻かずに、寄せるだけで十分です。








by kitchenparadise | 2018-07-19 18:49 | 道具:銅の玉子焼

銅玉子焼きで出汁巻の作り方(図解)

銅の玉子焼器は使い方が難しいと思われがちですが、いくつかのこつを覚えれば意外と簡単で扱いやすく、一生モノです。
いつもふんわりと美味しい出汁巻や玉子焼が楽しめます。銅製で作った出汁巻はふくらみが大きく、短時間であっというまに仕上がります。できたてがおいしいのはもちろん、冷めても美味しいのでお弁当にも向いています。

出汁巻を作ってみます。

c0228646_14253813.gif

①中火で玉子焼き器が温まったら、油を多めに入れます。230℃すぎる表面のスズが剥げますので、煙がでないようにご注意ください。



c0228646_14254342.gif

②全体になじんだら余分な油は出します。玉子焼器がすでにくっつきにくく油がよくなじんでいたら、この作業は省略して、油をなじませるだけで結構です。


c0228646_14255008.gif

③さらしを使って油を隅々まで馴染ませるとくっつきにくくなります。キッチンペーパーでもよいですが、さらしは油を吸い取りすぎず便利です。


c0228646_14260229.gif

④卵液を菜箸に浸けて少し落としてみます。くっつかなければ準備OKです。


c0228646_14260684.gif

⑤卵を何回かにわけて入れます。卵液を落とした時にジューと音がする程度は温度を上げてください。慣れれば強火でOK。もたもたして焦げそうなら中火で。


c0228646_14261140.gif

⑥卵をむこうに寄せて、手前をまた油のついたさらしでふきます。寄せた卵の下も拭いてください。


c0228646_14261690.gif

⑦向こうから手前に巻きます。卵に菜箸を差すとひっくり返しやすいです。流しこんだ卵は半熟のままでも巻いていくうちに火が通ります。


c0228646_14262181.gif

⑧巻いたらまたむこうに寄せます。


c0228646_14262508.gif

⑨また卵液を手前に注ぎます。寄せた玉子の下にもすべり込ませてください。巻きにくい方は小さいヘラを使うと巻きやすいです。。


c0228646_14263067.gif

⑩写真は卵3個分ですが、フッソ加工の1.3倍以上は大きくふんわり仕上がります。うまく巻けくても大丈夫。仕上がったあとでまきすで数分巻いておくと形よく仕上がります。


c0228646_14263478.gif

⑪出汁と卵が分離すると、最後の卵液が巻きにくくなります。卵液はよく混ぜてから注ぐようにします。できあがりです。


c0228646_14263893.gif

⑫出汁の味が美味しい出汁巻が2分半ほどで仕上がりました。


銅の玉子焼器の取扱い

■購入後すぐの油ならし:

はじめて使う前には、油ならしをします。(キチパラオリジナルの説明書あり)洗った後、油を入れて温める作業です。高温になりすぎると錫引きが剥げますので弱火で行ってください。

■洗い方:

洗剤を使わないこと、そして油分を残すのがポイントです。基本的に温めて洗います。お湯(できれば熱いほうがいい)汚れをふやかしてから洗います。玉子焼器で水を沸騰させ、火を止めて温かいうちにスポンジか布でこすると汚れがすんなり落ちます。
錫引きはだんだん変色してきますが、基本的にはそんなものだと思って頂いたほうがよいです。
銅の汚れは、塩と酢を混ぜたもので拭きます。玉子焼器は温めておくと汚れが取れやすいです。梅のシソで拭くのもよく取れます。取れない汚れは、細かいサンドペーパーか、とても細かい金タワシで部分的にこすってください。塩分をそのままにすると緑青の原因になるのでしっかりお湯で洗って下さい。

■玉子焼器の再生:

銅は磨けば綺麗になりますが、錫は変色したり溶けたりするとご家庭ではなかなかもとに戻りません。キチパラでご購入の玉子焼はいつでもお預かりして錫引きをはりかえます。新品のようにきれいになります。

★特別割引期間~7/29(土)

キッチンパラダイスでは、7/29(土)まで、定番の銅の玉子焼器を特別価格でご購入いただけます。
10800円→9720円(税込)ご購入は店頭か、オンラインで。<オンライン購入はこちら>

★7月・40分銅の玉子焼講座

7月18日(水)11:00と7月28日(土)に、40分の銅の玉子焼講座をキッチンパラダイスラボで開催します。(参加費500円・事前申込み要)
お申込みはラボ講座フォームから。

<ラボ講座お申込みフォーム>
by kitchenparadise | 2018-07-06 14:21 | 道具:銅の玉子焼

銅の玉子焼き、あれこれ質問

c0228646_18320265.jpg
銅の玉子焼器を使いはじめたお客様から、「驚くほど美味しくなりました!」「主人から毎日作ってと言われます。」などなど多くの感想をいただきます。ありがとうございます。そうなんです。私もそうでした。
うちのお嬢は産まれてからずっと卵アレルギーだったので4歳くらいまで全く食べてないからか、卵嫌いでした。4歳すぎてから良質な卵黄だけ食べさせ、5歳からは卵白を少しづつ。それが、美味しいふんわり出汁巻がはじまると、卵嫌いから卵大好きに変わりました。
来年からの1人暮らしにどうしても銅の玉子焼器をもっていきたいと聞きません。「銅でないと要らない」とまで言うしまつです。笑)

なぜそんなに美味しいかはこれまでなんどかお話しましたが、今日は、「美味しいけれど、取扱いが少しうまくいかない」という方のために、これまでお答えしたQアンドAを御紹介します。

Q:くっつきやすいのですが?

A:汚れをおとして、油ならしをもう一度してみてください。また、卵液は、ジューッというくらいにほどよく温めてからいれます。
(写真をご覧ください)

Q:玉子が焦げ色が付きます。

A:お砂糖やみりんが多かったり、卵と調味液がよく混ざってないと焦げやすくなります。ある程度高温で半熟のままどんどん巻いてください。最後はちゃんと中まで火が通ります。

Q:キチパラ以外で買ったのですが、高温で垂らしてもやはりくっつきますし、焦げます。

A:くっつくのは、油ならしがうまくいっていないのですが、おそらく汚れがつきっぱなしできちんと掃除されてない状態かもしれません。重曹で一度掃除してから、あらためて油ならしをしてみてください。
また、玉子焼器は軽量ではないですか。厚みが薄いと焦げやすいのです。

Q:キチパラ以外で買ったのですが、取っ手が焦げてガタガタします。交換できますか。

A:キチパラの玉子焼器は取っ手を取り付けるタイプですので交換可能ですが、最初から一体になっている場合は交換できません。
お買いになったメーカーにお聞きになってみてください。

Q:汚れが、銅磨きでは取れないほど、ひどくなりました。どうすればいいですか。

A:以前のブログで解説しましたのでご覧ください。こちらです。


写真の銅の玉子焼器は10年選手です。軽く15分くらい磨いたのでまだらになってますが、これくらいはすぐにきれいになるということです。毎日とても美味しいです。分からなくなったらいつでも聞いてください。スタッフも全員愛用してます。




by kitchenparadise | 2017-11-21 18:57 | 道具:銅の玉子焼

どうしても銅で卵焼き

6年間毎日作ってきたお嬢のお弁当も、残すところ2か月足らずになりました。
これは先週のお弁当。見栄えは二の次ですが、まげわっぱだから少しは美味しく見えるかなん?
c0228646_12111782.jpg
お嬢は美味しかったなんて言ってくれる子ではありませんが、ひょんなことから「私のお弁当はいがいと美味しいかも!」と思うできごとが。

「一人暮らしはガスコンロの女子寮を探してほしい。」と言うのです。

「土鍋使いたい?」と聞くと、

「違うよ。銅の卵焼きで作った出汁巻を、私も毎日お弁当にいれたいから。」
 
 
ほぼ毎日、銅の卵焼きで作った出汁巻きを弁当に入れてきました。たまに、フッ素加工で作るとお嬢はすぐに分かるようで「いつもと違う。どうした?銅は?」と聞かれます。
毎日銅で食べていたら、そりゃ違いも分かるでしょうな。

銅の卵焼きで作ると、だんぜんふっくら仕上がります。作る時間も早いです。冷めたら、また別のおいしさが増すので、とくにお弁当にぴったり。

お嬢がどうしてもガスコンロがいいというのは、「どうしても美味しい出汁巻きが食べたい」ということであり、それほど私のお弁当が美味しかったと言ってよい!?のではないでしょうかねー。笑)

by kitchenparadise | 2017-10-23 14:00 | 道具:銅の玉子焼

お嬢が普通の玉子焼器で出汁巻を作ってみたらしい

お嬢が帰宅するや否や、めずらしく話しかけてきた。
「家庭科の時間に玉子焼を作ったけれど、いつもみたいにふんわりならなかったけど。」
「ふふふ。そりゃそう。フッソ加工と銅製の玉子焼器は仕上がりが違うから。」とドヤ顔で答える私。
「いつもみたいに半熟で巻いたら、中がベチョっとなっていたよ。」
「そうそう。銅は半熟で巻いても火が通るけど、他のだとしっかり火が通り始めてから巻くのよ。」

銅の玉子焼きはどうしてこうも仕上がりが素晴らしいのだろう。
道具で味が違うというの本当によくある。
フッソ加工が悪いのではなく、銅の玉子焼き使えば誰でも簡単にうまく作れる。ふっくらできるというわけ。

今日はお弁当用にシソを巻いた出汁巻にしてみた。これは卵2つ分。いつもは18cmの関西型では3個がちょうどいいけれど、2個でもこのくらいふっくら上がる。
c0228646_11332680.jpg
私は4回にわけて卵汁を入れるけれど、最後の2回にシソをのせて巻く。半熟状態で巻いてもご覧のように最後はしっかり火が通るのが銅製のいいところ。焦げても美味しそうだけれど、焦げ具合を自在に操りたかったら、すこし厚みのある銅を使ったほうが間違いがない。

銅を使った時の卵のふくらみ具合はこんなにも違っている。
c0228646_11380024.jpg
お弁当で毎日出汁巻を食べてみるので、お嬢もさすがに違いがわかる。
いいよ、いいよー。そんな感じで、料理と道具に少しづつ興味をもってくれたらいいな。

Kitchen Paradise


by kitchenparadise | 2017-05-24 11:46 | 道具:銅の玉子焼

今日も出汁巻、明日も出汁巻

「同じ料理を30回作ればようやくその料理を覚えたと言ってよい。」と師匠がおっしゃった。
毎日作る土鍋ご飯、味噌汁、頻繁に作る肉じゃがや餃子などを抜きにして、よく考えると驚くほど続けて作っているものと言えば、玉子焼き、それも出汁巻だ。

お嬢の中学入学以来、彼女の要望に合わせて毎日出汁巻をお弁当に入れてきた。入れない日が週に1回、2回あったり、お弁当が要らない日もあるとしても、1年に200回以上は確実に出汁巻を巻いている。ということはこの5年間で千回という計算。

これだけいつも作っていると、ちょっと焦がしてみようかとか、ちょっと膨らませてみようかとか、自在に遊べるようになってくる。

ある日の出汁巻はちょっと焦がしてみた。(卵3個に出汁大さじ3+調味料)
c0228646_13543087.jpg
ある日は、砂糖の代わりにメイプルシロップにしてニラを入れた。卵3個に出汁大さじ3+調味料)
c0228646_13543918.jpg
そしてあるいは、オムレツにようにほぐしながら巻いて含ませたり、
c0228646_13563994.jpg
卵を2個にして、マヨネーズを大匙2杯とネギを弱入れてみた。
c0228646_13544894.jpg
銅の玉子焼器で作ると、ふっくら大きくできて、時間もあっというま。出汁がよくきき、冷めても美味しい。なのでお嬢からお弁当に入れてほしいと頼まれるのも当然といえば当然。
強火だとあっというまにできあがり、ふくらみが大きくなるが、遠火近火を調整するちょっとした慣れがいる。強火なら卵3個で2分少々、中火なら3分といったところ。

この玉子焼器はもう10年以上使っている。当時は少し安く8千円くらいで買ったので、一回の使用量が6円といったところだ。あと50年でも使える予定なので、このままお嬢が使い続けてくれると思う。

***********************************************
キッチンパラダイスのインスタグラムを始めました
https://www.instagram.com/kitchenparadise.jp/
新商品、道具テストの様子、お店のことなどをお知らせしていきたいと思います。
Kitchen Paradise Aya's Diaryでは銅に関する記事を書いています
銅に関するQ&A http://kpayas.exblog.jp/26363305/
銅の良さ:調理時間について http://kpayas.exblog.jp/26327585/
銅の良さ:銅とアルミの煮崩れ実験 http://kpayas.exblog.jp/26349308/
銅製品のむかしといま http://kpayas.exblog.jp/26313156/



by kitchenparadise | 2017-01-28 23:05 | 道具:銅の玉子焼

銅の玉子焼が最高に美味しい4つの理由

「道具で味が変わるわけない」、という方がいたら、まず銅製で作った出し巻きを食べていただくといいでしょう。その舌触り、美味しさはいつ食べてもとびきり美味しいです。

味は画面でわからないにせよ、ふくらみの違いでふんわりとした触感がイメージしていただけるでしょう。同じ材料、同じ量での実験で、一番上は、フッソ加工、真ん中は鉄、一番下が銅製の玉子焼器で焼いた写真です。
c0228646_1515527.jpg


銅製玉子焼きがなぜそんなに良いのかについて、私はよく4つのことを説明をしています。

①銅製なら2.3分という短い時間で仕上がるので、出汁の風味が損なわれいこと

②中まで火を通すという銅の性質のおかげで、半熟状態で巻けるのため、ふくらみが大きいこと

③温度が一定なので、部分的な焦げがないこと

④道具が良いので、誰がやっても同じように美味しくできること


もうひとつ付け加えると、銅もコーティングの錫も、素材をまろやかにするという点で美味しくなる理由のひとつだろうと思います。

半熟状態で巻いていけるというのはこんな感じです。
c0228646_1515562.jpg

この状態でクルクル巻いていきます。巻終わることには十分に中に火が通ります。

ごはん、お味噌汁、出汁巻、お漬物。これだけで十分に満足できる豊かな食事になるでしょう。
お正月の伊達巻もふっくら見事に仕上がります。

銅の玉子焼器は一生もの。ですから、ある程度の厚みがあるもの、量産でないものを買っていただたほうがよいと思います。取っ手はたいてい木なのですが、これも取り替え可能なほうがいいと思っています。

c0228646_16141143.jpg



you tubeで出汁巻の作り方をご覧いただけます。 「銅製の玉子焼き」you tube

私が以前に書いた銅の玉子焼き実験の詳細はこちら

銅を使うにあたって、銅の玉子焼きルールその1ルールその2をお読みください。

by kitchenparadise | 2016-12-06 08:00 | 道具:銅の玉子焼

道具で違う出汁巻

2015年3月に、銅とフッソ加工と鉄のそれぞれの玉子焼器での出汁巻実験をしました。
反響が大変多かったので、内容を一部変更して、改めて解説します。

銅、鉄、フッソ加工の玉子焼で同じ分量で焼いた直後の写真です。卵3個に出汁、しょうゆ・砂糖、みりんを入れて、同じように焼いてみました。
c0228646_11121433.jpg


■調理時間について


フッソ加工ー7分。
強火だと玉子に火が入らず卵がヌルッと残ることがあるので、弱火~中火で焼きました。専門家によると低温でゆっくり焼いたほうがうまく焼けるそうです。7分かければよく焼けます。

鉄ー5分。
意外と火の通りが早いですが、焦げやすいので気をつけて焼きました。


銅ー3分。
3分未満でした。強火で生焼け状態で卵を巻いても、熱伝導が良いので、巻きながらよく中に火が通っています。


玉子焼きをカットしました。

c0228646_11303879.jpg



■試食

フッソ加工ー卵が固い。
出汁の味はあまりない。塩分がききすぎ。

鉄ーしっとりして柔らかい。

銅ーとてもふっくら、ジューシー。出汁の味が美味しい。


フッソ加工の違いは、膨らみ方はあまり変わらないのですが、鉄のほうが触感がやわらかく、風味が残っている感じ。
の違いは、ふんわり感と出汁の風味の良さ。

銅製で作った出汁巻が、ジューシーでふんわり、しかもスピーディに仕上がるのは熱伝導の良さから。
和菓子職人が小豆を銅鍋で煮るのも、フランスのシェフがジャムを銅鍋で作るのも、熱を素材全体にまんべんなく、しかも一気に伝えられるという、銅のもつ熱伝導のすばらしさのよるものなのです。


とはいえ、銅製の玉子焼器を扱うのはいくつかのコツが必要です。毎日の美味しさに比べれば面倒なんてことはありません。

■取扱いのポイントは

①表面の温度を上げすぎないこと!
②油のなじませ方を覚えること!

最後に
③しっかり乾かして、緑青をふせぐこと!


銅製で作った仕上がりは、銅の厚みでも違います。玉子の個数が多い場合は特に厚みがあるほうが作りやすいです。薄い銅は、温度変化のために多少焦げやすくなるかもしれません。また銅製でもスズ引きでないものもあります。スズが良いのは、使えば使うほど油がなじむこと、ステンレス引きは油はなじみません。銅は一生モノですので、飽きないデザインで、カタチが美しいほうがよいでしょう。また取っ手が木製の場合は、交換可能なものをお選びになると重宝します。


私が使っている工房アイザワの銅製玉子焼器について、その取り扱い方を3回にわけて紹介していますのでご興味のおありの方はぜひお読みください。

「銅の玉子焼きルール①」


「銅の玉子焼きルール②」

「私の銅の焼き方解説」


キッチンパラダイスの銅製玉子焼器は、いつも特別価格。オリジナルの説明とレシピを同封しています。
ご購入はこちらです。取っ手を取り付けてから発送も可能です。




キッチンパラダイスで販売している工房アイザワの銅製玉子焼はIHでは使えません。ご注意ください。

by kitchenparadise | 2016-09-16 12:09 | 道具:銅の玉子焼

銅の玉子焼きを磨いてみたら

長いこと磨いてなかった可哀そうな銅の玉子焼器を、ひさしぶりにメンテしてあげることにした。
磨いて磨いて30分。
c0228646_143525.jpg

銅は、酢と塩をまぜたもので磨くと変色は驚くほどキレイになるけれど、黒っぽい煤(スス)が何重にも重なって付いてしまうと、酢と塩が銅本体に届かない。そういう箇所は、繊維が極細の金タワシやハードスポンジ、布タワシで煤だけは取り除かないといけない。
今回は、傷がつきにくい自在道具の布タワシ「こげおとし」に、ツインクルの銅磨きをつけてこすった。「こげおとし」で煤をこすり、銅磨きで変色をもとにもどせる。
c0228646_14352216.jpg

布タワシは濡らして使う。銅も少しあたためたほうが汚れが落ちやすい。(でも火傷しないように気をつけて)
強くこすると傷が残る。軽く、軽く、少し時間かかってもゴシゴシやらないのがコツ。20分くらいで全体を磨ける。同時に輝きももどってきた。
外がピカピカになると中の錫引きの汚れも気になる。
c0228646_14354258.jpg

内側の錫引きが汚くなったら歯磨き粉などで軽くこすってもいい。
今回はこの布ワタシ「こげおとし」をつかって表面だけ軽くこすってみた。意外と簡単。
煤が付いているところだけにしないといけない。こすりすぎに注意。

最後は、ガス火の遠火で温めて、おしまい。冷めてから収納するのもポイント。
c0228646_143657.jpg


銅のメンテ、半期に一度くらいなら、10分くらいでできるのではないかしら。
*********************************************************************
私が以前に書いた銅の玉子焼き実験の詳細はこちら

銅を使うにあたって、銅の玉子焼きルールその1ルールその2をお読みください。

*********************************************************************
セイロの基本的な使い方として、「使い始め」「お手入れ」について書きました。
*********************************************************************


by Kitchen Paradise 田中 文
by kitchenparadise | 2016-04-28 14:47 | 道具:銅の玉子焼


福岡の台所道具専門店「キッチンパラダイス」のオーナーAYAの日記。調理道具の実験や考察、お店のお知らせ、そのほか個人的な日常も毎日綴ります。ご連絡はキッチンパラダイスのHPからどうぞ。


by kitchenparadise

プロフィールを見る
画像一覧
通知を受け取る

ブログパーツ

カテゴリ

全体
道具:銅鍋
道具:木のセイロ
道具:キッチン道具全般
道具:中華鍋
道具:フライパンや鍋
道具:銅の玉子焼
道具:スライサーやおろし器
道具:ホーロー・ガラス容器
道具:塩壺
道具:まな板と包丁
道具:すし桶・おひつ
道具:すり鉢
道具・調理家電
道具:新生活の道具
おしらせ(SALE等)
キチパラ講座
なみじゅう(入荷状況も)
私、こう思う
キチパラのなりたち
本と言葉
私の日常と家族
福袋
耳下腺腫瘍顛末記
じゃないお弁当
プロフィール
私が好きなもの、好きな店
桧山タミ先生
未分類

以前の記事

2018年 09月
2018年 08月
2018年 07月
2018年 06月
2018年 05月
2018年 04月
2018年 03月
2018年 02月
2018年 01月
2017年 12月
2017年 11月
2017年 10月
2017年 09月
2017年 08月
2017年 07月
2017年 06月
2017年 05月
2017年 04月
2017年 03月
2017年 02月
2017年 01月
2016年 12月
2016年 11月
2016年 10月
2016年 09月
2016年 08月
2016年 07月
2016年 06月
2016年 05月
2016年 04月
2016年 03月
2016年 02月
2016年 01月
2015年 12月
2015年 11月
2015年 10月
2015年 09月
2015年 08月
2015年 07月
2015年 06月
2015年 05月
2015年 04月
2015年 03月
2015年 02月
2015年 01月
2014年 12月
2014年 11月
2014年 10月
2014年 09月
2014年 08月
2014年 07月
2014年 06月
2014年 05月
2014年 04月
2014年 03月
2014年 02月
2014年 01月
2013年 12月
2013年 11月
2013年 10月
2013年 09月
2013年 08月
2013年 07月
2013年 06月
2013年 05月
2013年 04月
2013年 03月
2013年 02月
2013年 01月
2012年 12月
2012年 11月
2012年 10月
2012年 09月
2012年 08月
2012年 07月
2012年 06月
2012年 05月
2012年 04月
2012年 03月
2012年 02月
2012年 01月
2011年 12月
2011年 11月
2011年 10月
2011年 09月
2011年 08月
2011年 07月
2011年 06月
2011年 05月
2011年 04月
2011年 03月
2011年 02月
2011年 01月
2010年 12月
2010年 11月
2010年 10月
2010年 09月
2010年 08月
2010年 07月
2010年 06月
2010年 05月
2010年 04月
2010年 03月
2010年 02月
2010年 01月
2009年 12月
2009年 11月

最新の記事

弓削さんの「福岡ご褒美ランチ..
at 2018-09-20 14:35
木製のコーヒードリップセット..
at 2018-09-19 11:11
10月キッチンスタジオオープ..
at 2018-09-18 16:07
タワシをちゃんと選ぶ
at 2018-09-14 13:31
かまどさんの美味しさが10%..
at 2018-09-13 10:40

検索

ファン

記事ランキング

ブログジャンル

雑貨
本・読書

画像一覧